左耳の調子いまいち、一進一退。
昨夏、近所でカサベテスの二本立て上映があったんだけど、行こうとしている内に終っちゃってた。むー、残念と。で、年明け渋谷でまとまった上映があるのを年末に知って「今度こそー!」沸々と「全部観るか!」って勢いだったのが…中々、時間が取れず…「これだけは!」ってことで先日「フェイシズ」を観て参りましたが…その圧倒的なテンションに終始気圧され、上映終了後はしばらく席を立つことすらままならず的に放心状態。音楽のかかるシーンは全て「これ以上のものは想像がつかない」程の素晴らしさ。序盤からちょっと違えたら弾けてしまいそうなテンション、基本的に気まずい設定しか存在しないなか登場人物がとにかくおかしいでしょ?って程に冗談を言い続け爆笑し続けたと思ったら、突如不穏になるとか…何処か双極性云々の気配漂う異常な↑↓の繰り返しだった。加えて?というか…そんな状況下、登場人物があくまで皆フツーの人っていう設定も面白いし。よく語られるクローズアップの多用、カメラからはみ出したり、見切れたり…etc.個人的には不快に感じることは無く(若干疲れたけど)異様に多い台詞もなんとか追っかけ、終盤からラストにかけては…いやいや素晴らしい映画でした。ゴダールが映画の様式を破壊する所から映画を創るというのに比較してカサベテスは映画の様式を超越(もしくは無視)したところから映画を創るというのを聞いたことがあるけど「フェイシズ」は正にそんな作品なんだろうと。
あぁ、思ってたようには観に行けなかったなぁ…むー、残念と。繰り返しの状況を嘆いていたわけですが…なんと、またやるのね!
「特集!ジョン・カサベテス、再びアンコール上映!!!(オーディトリウム渋谷)」
なんとなくこれを逃したらしばらくスクリーンで観ることができない気もするので…あと何本か観ときたいなぁ。
以下、ここのところ観た映画をメモ。
「東京オリンピック/市川崑」「フェイシズ/ジョン・カサベテス」(劇場)「ポーラX/レオス・カラックス」(VHS)「ボルベール(帰郷)/ペドロ・アルモドバル」「バッファロー66/ヴィンセント・ギャロ」「それでも恋するバルセロナ/ウディ・アレン」「バーバー/コーエン兄弟」「グロリア/ジョン・カサベテス」「ピンク・スバル/小川和也」「ワイルド・アット・ハート/デイビッド・リンチ」(DVD)#10