新幹線の自由席は早い時間の方が比較的空いているとのことだったので
早めに帰ろうと思いこの日は朝早くに起きた。
昨日の新幹線自由席の乗車率は140%だったとか。
なんだかんだでギリギリになる迄予定が決まらなかった為
往きの新幹線しか指定席を取れなかった。
ぎりぎり迄、時刻表を眺めては白河にある「とら食堂」という
ラーメン屋になんとか行けないものだろうか?算段したのだけど…
やはりギリギリ&バタバタ…予定を飛ばしかねないので断念。
いやー喰いたかった。次回来る時には必ず行こう。
宿を出ようかとロビーに降りると福島の地元紙が置いてあって
昨日のフェスが一面で取り上げられた。宿の方と立ち話。
「これに行ってきたんですよ」「大盛況だったようですね」
この新聞、帰りにお土産として買って帰ることにした。
会話の中で阿武隈川って歩いてどの位ですか?尋ねてみると
「5分程ですよ」ってことだったので荷物を預かってもらい
帰る前にちょっと散歩してみることにした。
「暑いからお水ぶらさげて行きなさいよ〜」ペットボトルの水をいただいた。
福島県庁、福島城跡の合間を抜け、林の中を少し歩くと川にぶつかる。
その手前に鳥居があり、地図を見れば「板倉神社」と書いてあった。
初代福島藩主を祀ってあるとのこと。お参りすることに。
偶然辿り着いたにも関わらず色々なことを長くお祈りさせていただいた。
神社の境内には若山牧水「阿武隈の歌 歌碑」があった。
神社を出て階段を降り…阿武隈川へ。
何処に行っても川って落ち着くなぁ…と。
それから宿に戻り、荷物を受け取り、挨拶をして去った。
この時点でまだ9時前だったのにも関わらず、かなり暑かった。
駅迄の道、こちらも一歩、一歩、前へ、前へ。だな。
駅ビルで朝食。みどりの窓口で時間を確認。9:50の新幹線で帰京することに。
この時点でも、まだ白河に未練があり再度時刻表を調べる…
ラーメン屋が駅から離れてることや電車やバスの本数が少ないこと
基本的に行列店であること…やはり、断念。むー…かえすがえす、残念。
ホームに到着するとほぼ同時に新幹線が滑り込んでくる。
自由席の車両前で待っていると…自由席、ガラガラ。ラッキー♪
席に座り一息。新幹線が走り出した後に…あれ?なんか忘れた?
ハ!っと思い出したのが宿で見た地方紙…買って帰るんだった。
車内の売り子さんに「福島民報ありますか?」「ありません。」
おぉ…なんか諦めきれない。こうなったら郡山で勝負かけてみっか!
郡山着。ドアから駅員さんに「何分停まります?」「あと…45秒」
目と鼻の先に売店があったので飛び降り走って民報ゲット。
時間に余裕をもって行動するとこういったこと些細な事が
何故かスムースに進むような気が。逆に慌ててる時は取りこぼしが多い。
行きは東京駅から出たので帰りは上野で降りることにした。
上野で降りてみると、やはり雰囲気が東京とは違う。
建物の古さがそうさせるのか…なんとなく帰ってきた感が強かった。
目白経由で自宅迄、駅から歩いて帰った。あまり暑さを感じなかった。
昼食のサンドイッチを途中で買い一息で自宅迄歩く。
自宅に着いて玄関前で立ち止まりバッグから鍵を出していると…
信じられない程の汗がドォーッと吹き出してきた。やっぱ東京も充分暑い。
洗濯物を洗濯機に放り込み、シャワーを浴び、サッと昼食を済ませ
少し休んでから出掛けた。この時は…あまり疲れを感じてなかったのだけど
夕方帰宅すると同時にドッと疲れが。2階に上がりベッドで横になる。
布団、枕、洗濯して干してくれてたようで…ふっかふか。ありがてぇなぁ。
夜、帰宅した家人と夕食に出た後、ゆっくりと福島の話をした。