9月→

2016年9月7日水曜日
東京地方、台風13号の影響で凄まじい湿気、空気オモォ。
あぁ今年もいつのまにやら9月でっか…と。
あぁ去った8月のことをもっとメモしておきたかったのぅ…と。

まずは…こちら、リーボックの新しいスニーカー。以前買った靴が履き心地サイコー!!だったので、もう一足色違い買っとくか〜!!と通販サイトをチェックしたら既に全サイズソウルドアウト御免。ガーン…似たような靴を探してゲット。まだ下ろしてないけど造りもしっかりしていて良さそう也。これで当面ウォーキング用スニーカーについては心配無し。
そんでもって、9/2(金)、家人が夏休みを取っていたので新宿へ行きゴダールを観てきましたね。ゴダールを劇場で観るのはこれで2本目、以前にも観るチャンスは稀にあったけど何故だか行かなかったんだよなぁ。午前中に新宿へ出たので世間様は平日ということもあり閑散としていた。

南口で降りることが少ないこともあり「バスタ新宿」初めて見た、それにしても短縮ネーミングって日本独特の感性だし嫌いじゃないけど「バスタ」ってスゴいよね、強そ。

映画館で整理券を受け取り喫茶店、いやカフェへ、まぁそのなんですか…チェーン店だしそんなに美味しいわけでもないけどエスプレッソあるのっていいですわ。家の近所なんてマクドナルドくらいしかないからなぁ、あとはガッチリロコムード漂う喫茶店だけ、昔ながらの広くて椅子がフカフカしてて落ち着く喫茶店は好きなんですが…あんまりロコばかり集ってる店っつうのもね。で…3階の喫煙フロア迄昇って窓から朝陽射すディスクユニオン前の路地を眺めつつ、店の中にはブラジル音楽が丁度いい音量で鳴ってて「こういう時間っていいね」なぁんてポツポツと会話しつつ穏やかに流れる時間…が、しかし、しばらくすると…真後ろの席に…ゲッソリ煩い後客が…なにがおもしろいんだか分からなかったけど二人組のうちの一人がデカい声でベシャリ捲くっては独りで自分の話にウケて大笑いし続けたと思えば、のべつ幕無し携帯でアレやコレやと喋り捲るという…サイアクゥ的展開に辟易するも、まぁ公的空間=しゃあねぇ!っとカフェを去り界隈をフラフラ散歩→少し早めに劇場へ。

この作品でも一部展開に退屈してしまう(もっと深く理解したい)のが少し哀しかったけど、よかった。青いアルファと赤いなんだろう?あの車(途中で燃やしちゃうのはプジョーだと分かるんだけど)でグルリと廻ってキスをするシーン、海辺のレストラン?バー?に入って一人なのにビールを2杯頼んで「2杯?」と訊かれると「1杯飲んでも、あと1杯のこるから」と応えた後、向かいの椅子にフラッと座った男性と謎の会話、そして女性がジュークボックスにコインを入れ鳴り始めた音楽に合わせてツイストを踊るシーンとか「いやぁ素晴らしい」と。他にも突然ミュージカルみたいになるシーンetc.etc...素晴らしかったなぁ…やっぱり。あとは…アンナ・カリーナ、超絶かわいらしかった…ほんと。あの青いバスローブを着るシーンの彼女の青い眼(絶句)。ちなみに台詞というか字幕を憶えているわけではなくて上の画像のパンフレット巻末に日本語訳の台詞が全収録されてるんですね、買ってよかった。今回新訳をされた翻訳家の方のインタビューも載っていて非常に良い買い物でした。
ラストに映画メモ、今回はゴダールとトリュフォー。「勝手にしやがれ」は通して観た後に観たいシーンを繰り返して、これが自宅で観る最良点かな。本作でのジーン・セバーグ…そしてパンフレット(2作共通)にもあったけどベッドの中の会話でも性(エロさ)を感じさせない彼女の不思議な魅力。「気狂いピエロ」と書いて「きちがいピエロ」と読む上述作も本作もストーリーはシンプル、「勝手にしやがれ」のストーリーは殊更シンプル。それがこんなに魅力的な映画になるんだよぁ…あらためて1960年の作品とは画的にも信じ難い。音楽も当然ながら素晴らしかった。「二十歳の恋(オムニバス)/アントワーヌとコレット」「夜霧の恋人たち」「家庭」「逃げ去る恋」以前「大人は判ってくれない」を観たままになっていた続編4作を時間をかけて鑑賞。「大人は判ってくれない」は別(突出)として…2作目も短いながらよかったけど、やはり「夜霧の恋人たち」かなぁ。その後の2作品は…うーん…といったところ。まぁ「大人は…」以外の全作品に通ずる挫折してもカラッとしてる明るさはおもしろかったかなぁ。
#45 2/43/0