祭。

2011年8月29日月曜日
東京地方、風が心地よく過ごしやすい日が続く。

今、正に行われてる民主党の代表選挙。
候補者の内、3人が現職閣僚で2人が前閣僚。
てことは…総理大臣換えるだけ。みたいな?
前総理に多々問題はあったにしても…それだけ?みたいな。
加えて疑問に思うのは内閣不信任で騒いでた人々の中から
独自候補が出ないってのは何故?原口さんなんかはどうした?
うーん…おかしなことばかり。今に始まったことじゃないけど。

さて…昨日は謎のピースフェスに行って参りました。
会場迄の道程には若者が大挙して押し寄せた!
道中あちこちにピースを象徴するサイケデリックなタペストリーが!
共産党も協賛!などと…くだらないことを話しながら
エヘラヘラと勝手知ったる公園迄歩いたわけで。
公園に近づくと音が漏れ聞こえてきて…到着してみると…
なんかそれらしい横断幕…いや、バナーが。
いい雰囲気ですが…この場合「初まる」ではなく「始まる」では…
会場の様子。マッタリしていた。意外と言ったら失礼かもしれないけど
ハンドメイドの木細工小物やインセンスを売る人々は
歴戦渡り歩いた的になんとなく筋金入りというか本物オーラを醸していた。
一方…フリマやライヴペイントのエリアには…人が居ない。
正確には人が居ないと言うより、客や見物に興じる者が居らん。
こういったステレオタイプ的販売物も何処となく寂しげな…。
ピースやサイケに物悲しさや寂しさは禁物。
これは綺麗だった。目標何人の手形!と書いてあったが…何人か忘れた。
通しで夜は盆踊り、提灯は既にセッティング済。
舞台上では…ママさんコーラス的グループが
カラオケをバックに歌っていたのだけど…
中に堂々と吃驚するくらいに音程を外す人が一人居らして焦った。
いかん、いかん。と…酒を探す。
許可をいただき写真を撮らせていただいた。
東中野で居酒屋をやられている方が出店していた。
話した感じもよかった。出店では簡易薫製だけど
店では本格的に薫製料理に取り組んでいるとのこと。
しかし…この焼酎のコピーも随分前よく見掛けたものだけど…
本当に手に入らない焼酎があるのも事実であるので嘘と言う気は無い。
ただ実態は単純に生産量の少なさに起因するケースが多いのでは。
色々とお話聞いた割には…一番安い竹輪の薫製でごめんなさい的な。
簡易薫製と言いながらも酒のツマミにはぴったりでした。
ちょっと呑んだら小腹が空いたので…食べ物を見て廻る。
近隣にある喫茶店やカレー屋が出店してるケースが多かった。
どれも町内の祭にしては本格的に見えた。
無添加、有機などを唱えている出店が目についた。
きっとその辺の運営がきちんとしてるんだろう。素晴らしい。
タコスをピック。これがうまくて驚いたよ。
ビールはコロナだし。店を出してるなら食べに行きたい。
帰る前に出店者に確認しておこうと思いつつ…忘れた。
あとで運営のサイトなどで情報収集しなければ。
食べ終えて歩いていると…空き缶の投げ捨てが激しかった。
もービックラこく程、そこいら辺に空き缶が落っこちてた。
どうやらゴミ捨て場の設置数が少なく分かりにくかったようで。
いくつか拾いつつ…練り歩いていると…
流しソーメン…アイディアは涼しげだったけど…
公園の水道にホースつないでってのはどうでしょうか…
祝島からということで反原発の書籍や有機野菜など。
地道と言ったら失礼かもだけどコツコツと意志を持ち続け
行動し続けている人は…なんと言うべきか…リアルだと思う。
ここで家人が茄子やジャガイモなど野菜を買っていた。
行く前は好奇心の方が大きかったけど
子供から大人まで会場の人々は皆楽しげだった。
うんうん。笑顔溢れる良いお祭りでした。

で…夜は…場所を変え近場の盆踊りへ。
お寺さんの駐車場が盆踊り会場という…
これまでの人生で一番コンパクトな盆踊り。
あれぇ…失望しかけたのだけど…とにかく食べ物が安い。
焼き鳥1本=50円。焼きそば=200円。肉まん=100円(3個)。
市場の半値以下。この会場内だけが驚愕のデフレ状態。
焼き鳥をいただくと…これがうまいの。
もー今夜は呑みませんって言ってたのだけど…
あっさり陥落&乾杯。焼きそばも食べてみたけど…
こういった屋台では珍しく野菜たっぷりでウマい。
どうやら檀家さん?や地域の人がお手伝いしているようで
あくまで近隣の人にターゲットを絞った盆踊りだったみたい。
途中、突然全ての照明が落ちて「停電!?」驚いた。
その後にアナウンス、東北大震災犠牲者の為に黙祷するとのこと。
なるほど…。黙祷。黙祷のあとは本格的な和太鼓演奏。
いやいや、なかなか、こちらもいいお祭りでした。

震災後、今でも神社やお寺などを見掛けると必ず手を合わせてる。
自分の毎日は変らないけど、やはり気持ちには変化があるんだよなぁ。

帰宅後…深い時間に来客。
昨夜はけっこうハードに遊んだ。かわいくないけど愛着湧いてる。

まぁ…夏の終りの平凡ながら幸せな一日。ですかね。

猛烈な雨。

2011年8月27日土曜日
東京地方、昨日は記録的豪雨。
そんな昨日、午前中から出ていてお茶の水で昼飯。
食後、駅近の公園で一服していると…公園の向こう側に趣のあるハウス。
なんだろう…近寄ってみると…「神田の家」ということで…
説明書き等眺めてみると千代田区指定有形文化財とのこと。
いい感じでライヴなんかも催されるようだった。知らなかったですわ。
で…チラッと横に視線を送ると…其処には「神田明神」が。
いやーこちらも初めて実物見たわー。せっかくなのでお参りすることに。
神田の家の横に神田明神屋上庭園入口があったので階段を昇り屋上庭園を経由。
庭園内には水の入ったバケツが設置されておりバケツの中には杓が。
誰でも庭園の緑に水を撒ける仕組みになっておりました。
ひとしきり水を撒いた後、神田明神内へ足を踏み入れた。
屋上庭園の階段を降りた近くにえびす様の像。
何故だか分からないけどいつからか神社仏閣の写真は撮らなくなった
そんな自分もつい一枚失礼してしまうようなキャッチのある像だった。
入口の門に祀られる平将門像は松下幸之助氏が奉納したとのこと。
参道は短いけど由緒正しそうな店や味のある置物などが…
なんか腹部に色々書いてあったけど完全に内容忘れた。
置物のオーナーらしき土産屋に入り20mm.弱の招き猫を2体BUY。
お店のおばさんと少しトーク。神田明神には「表」と「陰」の年があり
表の年は神輿やなんかが大々的にフューチャーされビッグなフェスになる。
しかし陰の年はそういった催しが無く、静かであるとか。
今年は表の年だったけど祭の時期が5月ということで震災の影響で中止した。
本祭?例大祭?は再来年迄ないんですよ…少し寂しそうな表情。
まぁ仕方ありませんねぇ…と。帰り際にニッキ飴をいただいた。
駅に戻りディスクユニオンを一寸覗く。面白そうな本が多数あった。
聖橋の上から一枚。電車に乗り帰宅して暫くすると…
空が落ちてきたようなとんでもない大雨。濡れなくてよかった。
雨はしばらく降り続け…外の金魚が流されないか心配になる程だった。
やがて雨が止むと…立て続けに3台程、消防車の喧噪。
雷がかなり近くで鳴っていたので近辺に落ちたのかもしれない。
夕方、ラジオのニュースで丸の内線がお茶の水〜淡路町間の
地上部分で神田川の水位が上昇したため全線一時運転見合わせ。
って…まさにこの上の聖橋から写真撮った反対側じゃないの!?
いやーびっくらこきました。全くその気配も無かったのにね。

さて…こちらは最近気になってしょうがないキャット×3。
もー汚れを知らない寝顔とはこのことです。いやー可愛らし。
けっこー人気で立ち止まって眺めてる人も多いのだけど
この写真はフェンス越しに撮ったもので何人なりとも近寄れない触れない。
母猫は絶妙な場所を見繕ったようですが、最近、その母猫の姿が見えない。
昨日の雨は大丈夫だっただろうか。なぁんて気になってしまう。

で、こちら…新聞の折込みに入っていた謎フェスのチラシ。
平和盆踊りはよいとしてもピースフェス若者の集いって…
出演アーティスト多数って…いったい…
この公園では子供の頃から遊んでたので盆踊りはぼんやりと記憶に…
しかし…ピースフェスって…「NO!NUKE!」とかあんのかな。
う〜ん…ちょっとだけ、気になる。

WeekIsTooShort.

2011年8月25日木曜日
東京地方、朝方は雨。上がった後、蒸す。
エアコン要らず。扇風機の風が心地よくなってきた。
そろそろ夏も終りってことでしょうか。

TVを見なくなってから早いもので…1ヶ月経過。
もともとなにか主義主張があったというより
「勝手に終り?じゃーいらねー。」程度のことだった。
慣れてみればわりとと快適。昨日の大物芸能人引退報道も
チラッと新聞で目にする程度で済む。私には関係ないのですよ。
無関係にも関わらず同じ事を繰り返しギャーギャー騒がれるのに
知らない内に慣れつつ、心の何処かでうんざりしてたのかも。
1ヶ月というのも言われて初めて気がついた程のこと。

ここのところ、実家における自分の役割が増えてきた。
正直慣れない部分もあるので疲れるけど当然のことだろう。
昨日は実家に行く前、運動公園に寄り、レッツ懸垂チャレンジ。
やっと15回×2セットぐらいなら勢いで出来るようになってきた。
新しい義務(?)行動(?)が増えるにつけ時間を融通する必要が生じる。
新しいことが増えたからといって自分が今迄続けてきたことを
あっさりやめてしまうのもなんだかなー。ってことなんで
こうなってくると…更に早起きするとか「あぁ・忙し・忙し」と
口癖のように呟きながら独楽鼠のように日々過ごすようになるのか?
それも嫌だねー。んなら、もーちょい時間を有効に活用しろってことか。

いつの間にかというのもおかしいけど今年も無事に誕生日を迎えた。
ワイン、パン、チーズ、生ハム、サラダ。これって数年同じかも。
ワインはワイングラスより口広気味なグラスで飲むのが好きです。

日曜日は西武線沿線、あちこちへ。
初めて降りた駅で。なんとも…西武線沿線らしき一画。だと思う。
霧雨の中、子供神輿。
金魚掬いはココ、オオダコたこ焼きはココ、射的はココ。
この地域の祭は出店の位置や売り物が去年と殆ど変ってない。
安定して運営されているのがよく伝わってくる。

ふー…なんかもっと色々なあった気もする週末からの流れ…

まぁ…今日は夕方から出るので…
サラッとラーメンのまとめだけ。
8/16 ヤマンで塩つけ、江戸菜、叉焼=◎。
夜遅い時間に食べたので胃がパンパンになり寝付きが悪かった。
8/19 ヤマンでらはめん中、残玉、叉焼、江戸菜=◯
にんにくをトッピングで頼んだつもりが最初からスープに入ってた。
ジャンクな味にしてしまい…少し後悔。中盛、少し多かった。
夜に行くと尚更に感じてしまう。次回は昼行こう。
8/21 最大元(下井草)であらかぶつけ麺、味玉=◯
あらかぶとはカサゴのことだそうで。カサゴ出汁のつけ麺。
具には普通の叉焼の他に「式見かまぼこ」が。
珍しいしウマいにはウマいのだけど…トロミを片栗で出すのは微妙。
結局、お店お薦め、スープ割の代り=ご飯割が一番ウマかった。
8/23 ぼにしも(練馬)でラーメン、丸玉(だっけ?)=◯!
(誕生日も当然のことながらラーメン。)
店に入ると…先客ゼロ名。なんだか店内テンション低めな感。
あまり期待してなかったのだけど思った以上にウマかった。
見た目、昔風東京ラーメンっぽいのだけど…なんだか深い。
スープも深かったけど、麺、具、全て普通レベルより上。
帰宅後チェック…スープに鮃と帆立を使用しているとのこと。
帆立は干し帆立だろうけど鮃も乾物なんだろうか?
(2011#80)

8/14~8/20

2011年8月21日日曜日
日、月の歩数からして…これはとんでもない記録に…
思ってたら後半伸びず終い。ちょっと疲れがでたのかも。
まぁ…基本的に速歩した歩数や距離ではないので別口か。

○歩数    84,428歩
○距離    70.86km
○カロリー  3751.8kcal
○燃焼脂肪  535.4g
○Ex     48.8Ex
☆8/19    19,371歩/16.18km/10.8Ex

ちゃんとやろう。

2011年8月20日土曜日

東京地方、涼しく過ごしやすい一日。

未来のあなたからDMが届いたー」自分の名前で診断をしたところ。
「一応、幸せな家庭生活築いてます。安心してください。」とのこと。
ホッとするような残念なような。まー未来も平凡に生きてるってこと?
今更、宇宙飛行士になれるわけも無いしね。いや目指しても無いんだけど。

昨日は東扇島のドミューンゼロに行こうかと思ってたのだけど
なんだかんだ忙しくなりつつ、予約もしてなかったのでやめといた。
ストリーミングでチェックしようかと…繋がらない。
ツイッターを見ると…豪雨の為、中止。ということだった。残念。
こういう時はやはりツイッターが一番早くて有用なのかも。
現地では相当降ったようで当然混乱もあっただろうけど
行ってた人々が無事家路につけると良いなぁ…そんなことを考えた。
そして24:30から京都のラジオを聴こうとkeyholeを起動すると…
京都のラジオ局が入ってない。なんで?仕方ない…後でpodcastで聴くことに。

福島から戻って、はや…5日。
行く前には震度5の地震と大雨、戻った後にも震度5の地震。
全てはいまだに進行形でなにも終ってなんかないんだな。
戻った翌日からちょこちょこ記録をつけていたのだけど
途中で保存したファイルが壊れてしまい…挫折しそうになった。
(このブログ。最近画像が壊れたりと…なんだか調子が悪い。)
気長に気長に合間合間に書き足してたら結構な量になった。
福島に行ってきて考えた(考えさせられた)ことは沢山あって
でも、それはそれで自分の胸の内に仕舞うというか…
これからも気持ちとして持ち続けようと思うわけです。
当然のことながら現地と東京では温度差があって
到着してすぐ目を通した地元紙や歩いた街並からも強く伝わってきた。
初めて行く場所だし多少の不安もあったけど
行って帰ってきたら、思ってた通り、楽しさの方が大きかった。
フェスの企画に携わっていた方々の姿勢や放射能に対するケア(?)
48時間の滞在中、とりわけフェスの最中、それらを信頼して過ごしたわけで。
本当は国や自治体が早い段階からこういった姿勢で取り組んでいれば
もう少しでも違った経過が震災、事故5ヶ月後にもたらされていたのでは?
これは本当に強く思ったし、今更ながら残念で仕方ない。
コストや負担も掛かるだろうけど、それを嫌ってはいけないんだよな。
「ちゃんとやろう。」遠藤賢司氏がライヴで繰り返してた言葉。
それは主として音楽に向けられていたので本来引用すべきじゃないかも。
「ちゃんと」ってどんな?それも人により受け止め方がまちまちだろう。
だけどこちらに戻った後も自分の胸にずぅっと残ってた。
それが出来てない人が多いのか。勿論、自分も含めて。と。

これからも今回のフェスに関連するイベントや
出演してた音楽家のライヴ情報なんかを積極的に集めていこう。
音楽ってすばらしい。ほんと。どこ迄行っても宝の山。
本当はこれだけで良いと言うか…一言「ありがとう」で済むことかも。
しかしながら、いつも通り。長々、ダラダラ。内容あんのか無いのか。
とにもかくにも自分記録@福島。日付順、時系列でまとめて〜。

8/14 魂、ワシ掴み。

東北新幹線で福島へ。
行ったことない土地だし事前情報もあまり集められなかった。
いやーどーなっかなー?楽しみに東京駅迄イソイソと。
えー。別にわざわざ新幹線の写真を撮りに行ったわけではなくて
ホームの端っこに喫煙所があるので煙草吸いに行った帰りに撮った。
しかし…少なくなった喫煙所はどんどん拷問的な状況になりつつある。
あんなに狭く煙い中、煙草吸ってもウマくないし落ち着かない。
我慢出来るもんならしたいんだけど…おそらく皆そんな気持ちだろう。
もうちょっとなんとかして欲しいよなー。別に法律違反してないし。
禁煙エリアで煙草吸って非難されるのは当然のことだろうけど
喫煙所で吸っててもなんだか非難されてるような気がしてならない。

(以下、文中敬略)

東京から福島へは90分程。アッと言う間でも無いけどあっさり到着。
駅から出る時がその街とのファーストコンタクト!思っていたら…
改札を間違えたのか駅ビルの中に入ってしまい、ちょっと戸惑う。
なんかちっさい出口から吐き出されたのは…バス停近くだった。
今迄、報道でしか見てこなかった地名が目の前に。
駅東口前に廻って1枚。
駅前の気温は37.5℃を表示していたけど写らず。
とにかく…暑い。思っていた以上に暑い。盆地だからとのこと。

で…昼飯と思いつつセンター的な通りをふらふら歩いて宿方面へ。
途中遠くから音が聞こえてきたのでプレイベントかなー?とか。
荷物を置きに宿に着くと…玄関が閉まっていた。
電話すると…買い出しに出ていて30分程で戻るとのことだった。
此処で偶然にも明日のフェスに行くという関西から来た人と出会う。
少しフェスの話などしてから荷物を持ったままプレイベントの会場へ。
パセオ通りという街中のアーケードというか商店街的な場所だった。
とにかく腹減ったー…歩き廻るも…お盆休みか時間が半端だったのか
店がなかなか見つからない…チェーン店舗はあったけど…
アタリを付けてたラーメン店は既に昼営業を終えていた。がーん。
なるべく地元の雰囲気を味わいたい…そんなことを考えながら。
結局あちこちで演奏を観つつパセオ通り周辺をぐるぐる二廻り程してから
会場の出店でジャークチキンと地ビールを。
地ビール屋さんとビールの種類について話す。帰宅して調べてみると…
有限会社 福島路ビール」と判明。とても美味しいビールでした。
そう言えばこの時、演奏してた人が「今の気温は40℃」
「やってる俺も観てるあんたらもスゴい!」と言っていた。
すっぽんの歌、歌ってる人居たなー。裸足で歌う女性も迫力あった。

そろそろ…と宿に行ってみたら玄関が開いていた。
駅近ビジネスホテルが手っ取り早いかとも思ったけど
手っ取り早く済ます必要も無いね。思い直して雰囲気を優先してみた。
こんな感じで雰囲気ナイス。部屋で一休みしてると…夕立。
雨が止む迄、部屋で地元紙に目を通してシャワーを浴びてから
再度、パセオ通りへ。

丁度、遠藤ミチロウwith坂本弘道のライヴが始まるところだった。
もー…始まった瞬間に魂をワシ掴みされる。終る迄息が抜けなかった。
不覚にも三度程涙が溢れそうになり、一回は溢れた。
音楽を聴いて涙するのはひさしぶりのこと。
歌詞や曲は勿論、演奏全体から投げつけられる
エネルギーの塊にひたすら打たれ続け感極まったのだろう。
これが観られただけでも福島迄来てよかった。そう思った。
会場は北日本銀行福島支店前の駐車場のようなスペース。
夕立後で演奏中は遠くでずっと稲妻が光っていた。
たぶん、これは、一生忘れられないライヴの一つに〪ると思う。
Knockin'OnHeaven'sDoorは今迄聴いた誰のものよりよかった。
終った後は…長い溜息をついて路に座り、ビールを呑んだ。
(余談ながら坂本弘道の演奏は福島滞在中4回観た。)

ビールをゆっくり呑み干してから立ち上がり夜の街をふらふらと。
途中、野良猫の喧嘩を仲裁してみたり。
かなり気合いが入っていてお互いなかなか諦めないので困った。
やがて…(後で調べたのだけど)県庁通りに出る。
行くあても無かったので頭の上の蛍光灯を追ってしばらく歩いた。
すると…ビルの屋上に提灯がぶら下げてあるのが見えた。
ビアガーデンかなー行ってみっかー階段を昇り屋上に出ると…
ここでもライヴ。女性シンガーがWhatAWonderfulWorldを歌ってた。
TreesOfGreen...そーだよなー。気持ちよく聴いた。
その後にはチンドン屋的バンドが出て、こちらも楽しく聴いた。
次もあるのかなー。出店してた地元の酒屋さんに尋ねてみると
「次は七尾旅人さんですよ」言われたので観ていくことに。
ゆったりとした時間の流れ。演奏もよかった。

これにてこの日のライヴは終了。音楽にまみれた幸せな一日。
このあとは…ふらふらと宿に戻って風呂に入り鮫のように眠った。

8/15 だからいつものばか騒ぎ。

「8.15 世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!」当日。
この日の総歩数は19,371歩。総歩行距離は16.18km.
宿からシャトルバス乗り場への往復以外は殆ど会場内で歩いた。

朝起きると…洗面所で関西方面から来た人と鉢合わせ。
お互い観てたようで昨日の遠藤ミチロウの演奏の話を少しした。
初めて観たけど彼女も激しく感動したということだった。
じつは…この日、早く起きて「福島大風呂敷」に参加するつもりが…
ちょい寝坊して間に合いそうもなくなってしまった。がーん。
こうなったらゆっくりして体力温存しておいてから行くかー!と。
予定よりだーいぶゆっくり目に宿を出た。

(以下、文中敬略)

この日観て廻った流れは…
福島音楽解放区→オーケストラFUKUSHIMA!→福島群読団→
遠藤賢司→詩の礫→ムーン♀ママ→木村真三報告会→
スターリン246→渋さ知らズ こちら当日の「タイムテーブル

宿を出て駅からシャトルバスに乗る。思ったより全然空いてた。
帰りのバスが混んでたら歩いて帰ってみようか10km.くらいならね。
なぁんて軽く考えてたけど…とーんでもなかった。
ぐんぐんとバスは走り…どんどん山の中、いや、山の裾野的エリアへ…
もし、帰り歩いたら…遭難しかねない。絶対ムリ。
道中、修理されていない民家の瓦屋根がチラホラと…印象的だった。

かなりスムースに11時過ぎか…現地着。
駐車場から四季の里迄歩く間に橋を渡る。
その橋の下を流れる川の名は「荒川」。スーパー親近感。
もしかしたら…今更急いでみたけど「大風呂敷」は完了してた。
これ全部縫ったんだ。敷いたんだ。すげー!

人はまだ疎らだった。会場内では福島音楽解放区が始まっていて
あちこちで思うままに色々な音楽が演奏されてた。
適当に腰かけ左右の耳に届く様々な音楽や眺めを楽しんだり。
会場をゆーっくり歩いて廻る。いいなー。音楽が溢れてた。
腹が減ったので会場地元の荒木という地域の蕎麦をいただく。
お客さんどこから?尋ねられ、待ってる間、ゆったりトーク。
なんでこんなに人が集まるんだろうね?とか。それは。とか。
着ていたTシャツには「まけないぞ福島」と書いてあった。
蛍光ブルーのTに蛍光ピンクのプリントというクールな色使い。
蕎麦打ちの写真撮らせて貰って良いですか?尋ねると…
「いいよー!撮ってー!」一枚撮らせていただく。
で、昼飯。十割手打ちそば。うまかったー♪

そうこうする内に1度目の雨。テントで雨宿り。かーなり降った。
雨の合間もテントの中で演奏する人が居たり
あちこちで合唱とか輪唱。カエルの歌が〜♪とか。
雨が止むのを待つという感覚が希薄な時間。楽しかった。
雨も止み…あっという間に晴れる。この日1回目の乾杯!
場内通路以外は殆ど大風呂敷の上を歩くわけなのだけど…
初めの内、布に書かれたメッセージを読んだりしていたので…
なんとも土足で踏むのを申し訳なく感じた。
が…布を敷いたそもそもの目的が肌への直接被曝を軽減する為なので
むしろ靴を履いたまま歩くのが適当なのかもと考え直す。
メッセージが書いてあるところは避けるようにして大風呂敷の上を歩く。
人もぼちぼちと入ってきたようで…
やがてオーケストラFUKUSHIMA!が始まる旨のアナウンス。
素晴らしかった。観衆も一緒になれるタイミングがあった。
コール・レスポンスとはちょっと違う…参加する瞬間。
なんというか…サラッと観衆が参加出来るタイミングを提供してくれた。
拍手&歓声でオーケストラFUKUSHIMA!に参加。よかったなー。
福島群読団2011を観るというか聴いてから又会場を彷徨う。
その後も出店を廻ったり放射能関連の表示を読んだり。
昨日市内で出店してた地ビール屋さんや屋上に居た酒屋さんと話す。
おやつはもろきゅうに地ビール♪
ステージの方から音が聞こえたのでゆーっくり移動。
遠藤賢司のセッティングを眺める。ゴロン。寝転がると、空。
演奏が始まる頃に…ポツポツと雨が落ちてきたので…
今度はバッグから合羽を出して羽織っておいた。演奏が始まる。
「不滅の男」から。やがて土砂降りに。合羽着て盛り上がる。
気迫のこもった演奏。強靭で説得力があった。
「ちゃんとやろう」という言葉が心に響いた。
演奏後は雨も上がり、やがて詩の礫が始まった。
これは…恐怖、怖さも感じたし…怒りや悲しみも。痛い程。
そのままムーン♀ママ。いやー素晴らしかった。
ギターの使い方が自分にとってモロにツボ。がっちり。轟音。最高。
その後はそのまま木村真三報告会を聴く。
以前、NHK「ETV ネットワークでつくる放射能汚染地図」に出演された方。
メディアの情報で信頼出来るものが少なかった時期に番組を観て真剣さを感じた。

静寂が観たかったものの…その後、あづま球場に移動。
タイムテーブルの図を見てちょっと不安だったのだけど…
やはりこれは…バンドにとっても観衆にとっても大変なステージだなぁ。
バックネット越しに観るというのも…これはなかなか難しい。
ただ…整備されたグラウンドに前のめりの客を入れたら後がもっと大変か。
到着してしばらく、爆竹があちこちで鳴りスターリン246。人生初スターリン。
アザラシって曲を昔ラジカセで聴かせてもらった以外曲を知らないので
アザラシやらないかなー。なぁんて思ってたら最後の方にやった。(と思う。)
ここでも全ての出演者に通ずる以上に遠藤ミチロウは気迫の塊だった。
最後は…渋さ。これは盛り上がらないわけなかろうと。
スタートに遠藤ミチロウとKnockin'OnHeaven'sDoorを。昨夜の記憶蘇る。
もーあとはネットとかステージとの距離とか関係無しに踊ったり叫んだり。
たしか…玄界灘がセーブザ福島とかだいそれたことじゃなくて
俺たちはここに音楽をやりに来た。だからいつものばか騒ぎって叫んでた。
考えるべきことは後にゆっくり考えよう。
音楽が鳴ってる間は音にひたすら身を委ねた。

このビデオいいね〜。ふんどし楽隊。カオス・トランス。たのしそ〜♪

終演後…シャトルバスに乗って市内へ。
宿に戻りゆっくり風呂に入った。疲れてはいたけど…
気持ちが昂ってたのか眠れないのでTV眺めながら軽く呑んだ。
NHKで「胡桃の部屋」ってドラマをやってた。
会場でサントラ売ってたなーとかぼんやり思い出しつつ。
なんともヘヴィな内容だったけど音楽はよかった。
井川遥が奥さんでどうしたら浮気する気になるんだよ。とか。
あるシーンを中野の飲屋街にあるホテルワールド前で撮影してた。
最近は少しだけ整備されたけど中野の飲屋街でも吹き溜りのような場所。
たしか…脇毛を生やしたAV女優が飛び降りて怪我をしたとか
オウム真理教が中華屋出しててメニューに「ハルマゲ丼」があったとか。
エンディングテーマを聴いて…あーいー曲だなー…思いながら…
気絶するようにクラッシュ。たぶん…夜中の2時頃だった…はず。