MotorCityIsBurning.

2013年7月19日金曜日
東京地方、昨夜は雷雨。
今日は引き続き暑い一日。

ビックリした!というよりは「ついにきたか…」といったところでしょうか。「デトロイト市財政破綻 連邦破産法適用申請」うーむ。ざっくり書けば…自動車産業の隆盛もあり栄えたデトロイトも60年代末の人種間暴動を引き金に黒人が市街部に残り、白人はデトロイト市から市郊外へ移り住んだ。その後、街を支えていた自動車産業の低迷もあり市街部は荒廃の一途を辿る(僕が知っているのはこの頃のデトロイト)。当時、デトロイト中心部にはグリークタウンと呼ばれる歓楽街もごく限られたエリアだけど存在していた。少し離れた所にライヴハウス「St.Andrew'sHall」があって、そこへライヴを観に足繁く通っていたのだった。安全とは言えないエリアだったので駐車場に車を停めると早足でライヴハウスへ向かったことを思い出す。夜しか行かなかったこともあり「危ない」という意識しか持ち合わせてなかったので、あちこち見て廻るなんてことはしようとも思わなかった。ライヴの後、ちょっと車で走ると火事で焼け落ちたままの家がそこら中に放置されていた。その頃は建て直す資金が無いのかな?と考えていたけど後に住民が火災保険金の受け取りを目的に自ら家に火をつけることもあると知った。失業率で言うと30%程らしいけどアメリカの場合は失業保険の給付期間を過ぎると失業者として捕捉されなくなるって話もあるので実際もっと多いのかもしれない。なにしろ1990年代初頭、既に深刻に廃墟化し始めていて、それが20年以上継続というか時間を経て人口流出も進み更に悪化していた。その後、再興するべく再開発やタイガースの球場を新しくしたとか聞いてたけど漠然とムリだろうなぁって。市郊外の(デトロイト市街部とはハッキリ境界線がある)富裕層の住宅街とは絶望的な格差が存在するんだよなぁ…とか。あれだけの都市を再建、再興するには出て行った住人を呼び戻すなり、新たな住人を呼び込まなきゃならないわけだしね。ある意味、なんというか…カーストみたいなものかもしれないアメリカの格差って。「何処にも行けない人々と何処に行きたいとも思わない人々」との間に存在する格差って生半可なことでは覆せないような気がする。過去にビッグスリーと呼ばれた自動車会社で今でもデトロイトに本社を置くのはGMだけになっちゃってるし…警察は呼んでも1時間は来ないとか、消防も人命が損なわれない火災だと来てくれないとか、街灯なんか4割程しか点いてないとか…etc.etc.枚挙に暇無し。いったい、これからどうするんだろう?それより、今、住んでる人々の社会保障等、どうなっちゃうのかな?

なにしろ、今とは違った形で音楽に夢中だった時期だし、幸運にも楽しい時間だけを過ごさせてもらったので感謝の気持ちが大きいんだよな。デトロイトという街に対して。