Dualism.

2011年5月11日水曜日
東京地方、昨日から雨。梅雨の走りかぁ。
連休明けから予想してた程度にバタバタと。
いい加減に流されず、むしろ流れをしっかり掴まないと。

さっき昼食タイムで階下に降りTVを点けると久しぶりに
専門家の「赤眼鏡」が情報番組に出演していた。
しばらく振りに遠い知人に出会ったかのような錯覚。
あいかわらずパリッとした身だしなみの良さだったけど
軽く質問攻めにあっていた為か少し苛ついてたようにも見えた。
昨日で震災から2ヶ月か。現地では「勝手に区切るなよ」
被災した人にそう言われたという記事を見かけ、思わず頷く。
東京ではなんだか分からない情報がいまだ錯綜してる部分もあるけど
一時程の沈滞ムードと言うかプチパニック状態からは脱した感。
「そう言えば…」と思う程に余震も感じられず。
勿論、震災当時の数日間を忘れた訳ではないのだけど。

えー、と。こちら最近気に入っている速歩コースの一部。
フぅ〜っと体から何か抜け出て行くような感覚がする。
生まれ育ったエリアなので、あの辺どうなってるかなー?
行ってみると…わりとそのまんまの佇まいが多く、驚いてる。
まぁ…音楽聴きながら歩いたりしないので雰囲気は大切。

これもコースにある「狸燈」。人間の心情には狸に類するものがあり
しかも時には光輝ある霊性を発する。そんな説明が横に書いてある。
日本語で書いてあるので当然読めるし文章的には理解出来るけど…
その文章の意味するところが伝わらない=説明として成立してるか疑問。

そうそう、月曜日の「鈴木先生」今回もかーなりオモシロかった。
今後の展開に期待。今から最終回が気になっている。
想像がつかないのだけど、安易な着地点を求めないで欲しいかな。
そもそも物語に結末なんて無くても構わないのだから。
原作の漫画も気になるところだけど…ドラマ終ってから読もうかな。

で、こないだの首相の会見。
パフォーマンス、英断、政局、保身、外圧…数日間で諸々。
歳費と給与がごっちゃになってるって突っ込みは放っといても
あの会見って確実に後世に残る場面だったにも関わらず…
震災直後の演説も同じように覇気を感じられないものだったけど
相変わらず国民の心を掴むメッセージの発し方が出来ない人だな、と。
中身は勿論のことながらプレゼン能力も大切だと思うのだけど。
とにかく、現状、この人にやってもらうしかないのだよなー。
さておき、今後は「推進・反対」の二元論は成り立たつわけもなく。
今思えばデモを遠目に見に行った時に感じた違和感ってそこだったかも。
反対!停めろ!っていうのは理解出来るけど、先の話が見えなかった。
まぁ…自分同様、無関心から一転、多くの人が関心を持ってるようだし。
推移は引き続き注視するとして…今、気になっているのは最終処理施設。
要するにゴミ捨て場の話って今後どうなるんだろう?ということ。
こないだ観てきた「100,000年後の安全」では淡々と語られてた。
ここ迄の2ヶ月でブログに上げなかった記事や動画も色々見てきたのだけど
なにしろ、あの映画が一番ズシンと心に響いた気がしている。
仮に長い時間をかけて福島が収束して原発が段階的に全廃されて
今ある多くの懸念や問題がある程度なりに解決されたとしても
使用済み燃料、核廃棄物の問題って必ず対面することになるだろうし。
目の前の話では…福島原発でも「浄化」って言葉を耳にすると
なにか一瞬キレイになってるような気がするのだけど
それは「吸着」ってことで一旦吸い取って、それをどうするか?
除染した土や瓦礫は何処に行くんだろう?
その辺があまり伝わってこないような。まぁ、今はそれどこじゃないか。
いずれにしろ避けて通れない問題である事だけは確かだろうなー。
そんなことを考えていたら…こんな記事が。
う〜ん…こういった話も今後は更に難しくなるだろうなぁ。
いや〜…映画でもある種哲学的な話になっていたけどねぇ。どうすんだろ?

さて、未来の心配も大切ですがー、今日の仕事も大切にー。
雨降って憂鬱な中、出かけなければっ!