東京地方、だいぶ暖かくなってきたわけで。
週末からバタバタと予定続き。飛ぶように早い時間の流れ。
でもって花粉も飛んでるみたい。友人が遂に花粉症になったようで。
思い返せば数年前「花粉症に近い風邪」と病院で診断され
協力な抗生剤を処方され、服用した所、出先で挙動不審になったり。
あれで花粉症になることを防げたのか?先延ばしにできたのか?
いまだによくわからないといったところなんだけど…
他にもある日突然花粉症になったという話をチラ聞きするので
用心の為に花粉のキッツい季節はマスク着用しとこうかな。と。
えー、それでは放ったらかしになってた映画の記録。
全部書いてると長くなるので…これを。
「OnePlusOne/Jean-LucGodard」
「大人の音楽映画祭」という企画の中にワン・プラス・ワン。たまーに他の映画館でもかかる。しかし上映期間が短く観られた試しが無いわけです。どうしても「ストーンズの悪魔を憐れむ歌、云々」と言われがちながら実際にはゴダールのわりと実験的なコラージュの素材の一つ(他の映像より比重は重いけど)もしくは映画の中身の半分。なので「ストーンズとゴダールが奇跡のコラボ!」って言われると少し違和感。時代背景や当時のゴダールの思想に沿った映像が複数同時進行してる+突然、曲に被されたりしている。しかし、悪魔を憐れむ歌をコツコツと創り上げていくスタジオでの様子が断片的に記録されているのは貴重。初めの内はミックがスローに歌っててちょっと違う曲みたいな雰囲気。ストーンズってこんなに丁寧に淡々と曲創りするんだなぁ…とか。キースが作るこの曲の特徴的なベースライン、ベースを実際に演奏するキースの様子。本来のベースであるビルワイマンは…最終的にシャカシャカ係になってたし、チャーリーのドラムはダメ出し連発の後、ほぼ存在感を失いつつ、パーカッションにそのポジションを奪われて曲がサンバ調になっていき、結果超オーライ的な。で、ピアノは滅茶苦茶イイ!し。キースはあのサビだけで直撃してくるリードのリフとベースライン一人で創り上げたのかー、これはまさしく天才だよなーとか。まーとにかく、こうして書いててもストーンズのことばかりになってしまうわけです。そして、やはりブライアン・ジョーンズの姿。ギターを一心に弾いてるんだけど「その音が聴こえない」。この曲はリズムギターが入ってない。そのリズム的な役割をアコースティックギターのカッティングで必死に担ってるようにも見えたんだけど…とにかく「音が聴こえない」冒頭の練習?してる部分だったかな?と雑談してる時にチャラーンと聴こえるだけ。他では音が聴こえない。何故かは知らないけど。そして映画の終盤では、もう映ってすらいないわけで…彼のこの直後の流れと結びつけてしまうと、なんだかたしかに哀しい。BeggarsBanquet中の彼のスティールギターなんか良い演奏だと思うんだけどなぁ。PaintItBlackのシタールなんてスンバラしーんだけどなぁ。フルメタルジャケットで使われてたのとかスゴかったよなぁ、とか…と、まぁ、やはり思いつくまま、ツラツラと書いてたらストーンズの…って。ところが、観て数日後になって、頭というか記憶に強く残ってるのはむしろラストのクレーンのシーンだったり途中の黒人武装組織のシーン中の服装や倒れている女性だったり森の中のインタビューシーンだったりするわけです。不思議。とにかく、色彩や物の配置など、きっと脳に強く記憶されているんでしょう。なんらかの理由で。余談、DVDだとストーンズのリハ部分だけ編集で観れたりするようです。ストーンズが好きだと言う理由だけでこの作品を観ると、スタジオでメンバーを映さないでカメラ移動させちゃうところなんか苛々するだろうけど。隅っこに座ってる奴映してどーすんだ?とか。アマゾンのリビュー読んでみたら、案の定「ゴダール、ウゼぇ」といったものがいくつかありました。それはそれで、納得。
最近他には「太陽を盗んだ男/長谷川和男(VHS)」「マタギ/後藤俊夫(映画館)」「アンブレイカブル/Mナイト・シャマラン(ワンセグ)」ということで…#9