東京地方、秋晴れ。
仕事部屋は二階なので、ちょっと暑い。今朝、InterFM の「バラカンモーニング」が終った。それ程、熱心なリスナーではなかったけど聴く度に「あぁ自分の知ってる音楽って数多の内のごくわずかなんだなぁ」とか「音楽に終りってないなぁ」とか。で、少し前に番組終了する旨を知り先々週辺りから放送のある日は毎朝聴いてた。そして迎えた今朝の最終回。最後迄聴いてて…ちょっとこっち迄じんわりきてしまった。色々な経緯や意見もあるみたいだけど。なにしろ、バラカンビートもあるし又いつか何処かで…と、最後の選曲がこちら。
「WE'LL MEET AGAIN/JOHNNY CASH」
いやぁ…訥々と語り歌う一句一句を噛みしめながら聴いた、いや、聴かされてしまったなぁ。ピーターさんも曲の説明で短く言及してたけど元曲を歌ったのはヴェラ・リンという女性シンガー。「博士の異常な愛情/キューブリック」のラストシーンで示唆的に流される(今朝の放送ではたしか…「凄い皮肉だった」ってコメント)。「博士の異常な愛情」って邦題じゃ作品の中身は伝わらないし、そもそもそう訳すなら「異常な愛情博士」でしょっ!てのはよくある話で原題は「Dr.Strangelove or:How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb」要するに映画の中身を雰囲気だけでも伝えるのは「How」以降の部分。将軍が極端なイデオロギーに汚染され狂った行動を起こし(正確には「将軍が狂った、精神が破綻した」か)、その狂った行動に対する相手方の対抗措置が更に常軌を逸するもので、人類・地球は…という話がコメディ的に描かれてるのに加えて「狂った」状況が現実と重なりつつ薄ら怖いという映画。ここでテーマの柱になっているのは「米ソ全面核戦争」。
まぁ、そういう話はそういう話として置いといて、番組は暖かな雰囲気で終了したのでした。TV番組に感情移入するのとラジオ番組の場合のそれの違いはメッセージ送ってた方々も書いてた通り、景色があるんだよな、通勤時に聴いてたり仕事中に聴いてたり…etc.ラジオ聴きながら見える景色がある。音楽もそうだよな、この曲聴くとあの景色がフワッと浮かぶってのがある。うん。
更に余談になるけど最初にヴェラ・リン、そして「WE'LL MEET AGAIN」をさわりだけ聴いたのは「THE WALL/PINK FLOYD」の中の「Vera」という曲で…高校生の頃だった。THE WALLの中で繰り返し「ヴィーラー、ヴィーラー」と歌い上げられることの意味、元曲の歌われた時代背景などが繋がって自分なりに理解出来たのはズッと後のことでありました。
これは、もう、奇跡的としか…
しばらく前のこと、兄(茶)と妹(雉)がお互いの脚を枕にしあって熟睡、兄が妹にソッと手を掛けているようにも見える。この日は三匹でいらしてから午前中一杯家の居間でゴロゴロしてた。お昼に出掛けなければならなかったので(正直、予定をキャンセルしようかとも思ったが…)仕方なくお帰りしていただいた。その翌々日?…いつも親仔が居る駐車場の地面に餌が撒かれていたの発見。イヤーな感じだなぁ…なんとなく不安でいたら…その翌日から家に姿を見せなくなってしまった。なんか、おかしいんだよね。いつも彼らの雰囲気を感じてた時間帯に路地を歩いてみても、なんとなく違う。うーん、猫が気紛れなのは知ってるし思い過ごしかもしれないけれど…又、逢えるよなぁ、きっと。