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パラサイト。

2020年2月10日月曜日
東京地方、晴れ。まだ冷え続き。
明日からしばらくは弛む暖かさになるそうで。
仕舞いっぱなしだったウェーダーの埃を払ってみたり。
ここ数日、朝から机に向かいカリカリ
午後は何本か電話しなきゃだ、しかし…電話が嫌いになりつつ
わざわざ電話して話したことを忘れる人が多過ぎんだよなぁ
出来れば、済ませられる用件は全てメールで済ませたい。
玄関先の梅

今年もポツポツ…土が痩せちゃったのかなぁ…
大きな鉢に植え替えるのもいいけど
樹が大きくなり過ぎても困るし、うーん。
なんか、愚痴や不平不満を言い続けるとの構造?が変化するのが科学的に証明されたという記事を読んで、まぁなるほどそうだよな、と。鬱病にならないものの脳が鬱状態になるとか、まぁそりゃそうだろうな、と。たしかに不平不満や文句なんか言いたくもないけど、そういった感情が全く無い生活というのもちょっと想像つかないよなぁ…仕事が順調なら私生活でちょっとの不満もあるだろうし、金が余る程ある人間でも文句ばっか言ってる奴も居るし…端からは幸せそうに見えても人知れぬ苦悩を抱えてる人もたくさん居られるだろうし…「ちょっとの不満なら、やり過ごそう」って気の持ちようがいいのか、はたまた文句や不満が生まれるような環境を避けて通ればいいのか、いやいや、そりゃちょっと難しいよね。「ポジティブ・シンキング♪」で済ませられればいいけど、なんかちょっとバカみたいだしね。上手く発散する術を持つのが最良なんだろうけどねぇ。
しばらく前に映画「パラサイト 半地下の家族(公式サイト)」を観た。韓国映画ということで人気あるのか、話題になっているのか、スクリーンも大きくシネコンでも広めのホール?でゆったり観られたのがよかったけど、ちょっと音の調整がイマイチだったかなぁ…ってのはさておき良い映画=秀作でしたね。説明らしい説明もなくひたすら隠喩や台詞の端々で人物像や人物同士の関係性を描く、多少クドいところやムリぽな展開もあったけどドリフ的というか、要するにコメディ的展開ということなら納得。パルムドール獲ったのに加えてアカデミーでも外国映画初の作品賞ノミネートだとか、ってか外国映画って今迄作品賞にノミネートすらされたことなかったのね、知らなかった、さすがアカデミー賞ってとこでしょうか。で…なんと今週は早稲田松竹で「ニーチェの馬」がかかってる、そして来週は「レイジング・ブル」「タクシードライバー」スコセッシ×デ・ニーロ特集…うーむ…「タクシードライバー」はスクリーンで観たけど「レイジング・ブル」はスクリーン未体験、観ておきたいなぁ…「ニーチェの馬」も是非どっぷり浸かって観たい。タル・ベーラは他にデジタルリマスターされた「サタンタンゴ」もやってるのだけど…上映時間7時間超…これはDVDが出たらゆっくり観るのが吉かもしれない。
冒頭、コピペで文章入れ換えたら段落の配置がおかしくなったんだけど直し方もよく分からないのでそのまんまで。

9月→

2017年9月2日土曜日
東京地方、雨。午後には晴れるとか。
諸々と長かった8月を走りきって、ひといき。
現在の気温18℃/室温20℃、肌寒い。
このまま、こんな感じで9月は進行してくのかな?
さてと…いつものように書き忘れていた映画メモなど。今回印象に残ってるのは…
アルジェの戦い/ジッロ・ポンテコルヴォ」これは…映像、音楽共に非常に鮮烈且つ強靭な作品。少し前にリマスター版が劇場公開されたのは知ってたけど観に行かない内に終ってしまったんだよなぁ…完全に劇場で観るべき映画であった、強く後悔。緻密に創り上げられた作品の持つ力強さが全編に漲る。音楽はエンリオ・モリコーネ。「レヴェナント:蘇えりし者/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ」個人的に「何を演じても、その人」という俳優が居て(悪いことだとも思わないけど)、そのツートップがディカプリオとジョニ・デップであり、そのディカプリオが遂にオスカーをゲットした本作。素晴らしい作品ながら、それでも・それでも「ディカプリオだ」ということに少し驚きつつ。圧倒的に雄大な背景、アクションシーンでは、もはや観客に対して挑戦的とも感じる斬新なカメラワーク、これもどうせ観るなら劇場へ足を運ぶべきだったなぁ。「アルジェの戦い」よりもキッツい描写もあれどリアルと感じて凝視するなり目を反らすなり。余談ながらトム・ハーディの悪役ぶりが素晴らしく、まさしく「何を演じても、その人」の逆を張るなりきりぶりだった。
それから…「冬冬の夏休み/ホオ・シャオシェン」懐かしく穏やかな映像の流れの中にフッとした不安があったり、思考を引っ張られたり。しかし、この、夏休みに祖父母の家へ着く迄の描写なんて自分と同世代の多くの人が状況の差異はあっても「あぁこんなだったなぁ」って想うじゃないだろうか。「ブルーに生まれつい/ロバート・バドロー」イーサン・ホーク、よかった。チェット・ベイカーの伝記映画、記録映像を主体とした音楽の伝記映画も悪くないけど、あまり続けて観てると少し飽きてくるので雰囲気のある俳優が演じるドラマ伝記映画が新鮮だった。(ブライアン・ウィルソンの伝記映画がそうであったように)「ボーイ・ミーツ・ガール/レオス・カラックス」随分前に途中迄観ている。途中で挫折してしまったままになってたので再挑戦→今回は走破。決して退屈ではないんだけどアレックス三部作の中では一番なんというか…疲れてる時、ちょっと眠いなぁなんて時に観るのには向かない作品。それにしてもボウイ、デッケネのホリデイ・イン・カンボジアなど音楽の貼り方の素晴らしさに痺れる。「ドゥ・ザ・ライト・シング/スパイク・リー」今も昔も変わってないわけで…昨今、むしろ状況は悪くなってるのではなかろうか?「ミラーズ・クロッシング/コーエン兄弟」(×2)コーエン兄弟初期作品の中でも好きな1本、ガブリエル・バーン、格好良い。「ピーター・ガブリエルじゃなくてピーター・ゲイブリエルだよ。byピーター・バラカン」ということであればゲイブリエル・バーンと呼ぶべきか。「ユージュアル・サスペクツ/ブライアン・シンガー」こちらもゲイブリエル・バーン繋がりで久しぶりに鑑賞、良質な脚本、練られた映画、何度観ても飽きない。「ワンダラーズ/フィリップ・カウフマン」高校生の頃、友人宅にて観た懐かしの映画。ディランのところは全く憶えてなかったし、高校生の頃ボブ・ディランって名前は知っててもフォークソングとか全く興味無かったので観ててもなんだか解らなかっただろう。今は普通に伝わる、時代の移り代りを表現するには最適な描写と言うべきだろうか。
他には…「タンゴ・レッスン/サリー・ポッター」「彼女について私が知っている二、三の事柄/ゴダール」「魔術師/イングマール・ベルイマン」「マラノーチェ/ガス・ヴァン・サント」「ヘイル・シーザー/コーエン兄弟」こんなとこかな。

#39 3/36/0

雨の日には。

2017年6月28日水曜日
東京地方、雨。
雨の日には穏やかな音楽を。

今年の梅雨明けは何時頃だろうか?
午前の休憩中、筋トレしてたら背中の筋を違えてしまった。
ストレッチをサボった罰=筋トレ前には必ずストレッチ。
えぇと…昨日、ブっ飛び出した防衛大臣の失言、いや失言ってレベルじゃないかな、選挙期間真っ只中の発言、タイミングと発言内容、あらためてさすがに驚く。自衛隊法、公選法、憲法、トリプルでアウト=スリーアウト・チェンジ的な(ワンナウトでも充分ながら)。コレ、まだ、選挙期間半ばなわけだし…延々とニュース番組やワイドショーなんかで叩かれたら候補者達は堪ったもんじゃないだろうなぁ…。普段、失言や暴言をボロボロ撒き散らすような閣僚クラスの政治家も選挙中は比較的本能的に気を付けるもんなんだけど、彼女はいつも通りにヤッ散らかしたってとこだろう。普段より、一連の彼女の発言にはドン引きする限りなので、現実に閣僚になってるのが非現実的に見えるというか…まぁナンバー・ワンで共感出来ない議員の内の筆頭クラスですからね、個人的に。ちなみにナンバー・ツークラスには横並び的に現都知事も入っております。「政治家は、先ず、その思想信条からチェックすべし、政策はその思想信条に立脚するものである」というのはジっちゃんの教え、とかなんとか。辞めればいいって話じゃないけど辞任するしかないでしょって話ながら…遠くない内に行われるであろう内閣改造で交代ってことになるのかな。で、傷付かず?いやいや、なんでもありだよなぁ。
さて…すっかり放置していた映画リストを。
マルホランド・ドライブ/デヴィッド・リンチ」「ノー・カントリー/コーエン兄弟」(共に×2)
今回は、この2本を掘り下げ鑑賞。時系列や解釈の自由度が高い繋がりなどアレやコレやと話しつつ。良い映画って鑑賞後の話が尽きない、何度観ても飽きない。
シング・ストリート/ジョン・カーニー」「AMY/アジフ・カパディア」「アイ・ソー・ザ・ライト/マーク・エイブラハム」「ジャージー・ボーイズ/イーストウッド」ドキュメンタリー、ドキュメンタリータッチの作品を主に音楽映画をいくつか。ジョン・カーニーは「はじまりの歌」も素晴らしかったけど「シング・ストリート」も最高だった。「卒業」の真逆、みたいな。
アワーミュージック/ゴダール」予備知識がそれなりに必要であることに変りないんだけどゴダール作品群の中では比較的解り易い1本。解り易いとはいうものの当然のように「知ってる」前提でストーリーは展開する。
ロスト・ハイウェイ」「ブルー・ヴェルヴェット/デヴィッド・リンチ」
ツイン・ピークス」新ドラマシリーズ、米国では既に8話迄放送されたって少し前にウェブで目にしたので…なんとなくリンチ祭。しかしながらドラマシリーズのダイジェスト等は決して観ない。批評等も一切読まない。ソフト化される迄、ジッと待っておいて、一気に観るのを楽しみにしてる。ダイジェスト、批評、感想等、今のところ一切観てない読んでないんだけど…第8話「ロードハウスでナイン・インチ・ネイルズがライヴ」というのを読んで、つい、ライヴの部分だけyoutubeで観てしまった=ホントにライヴやっててビックリ。「ロスト・ハイウェイ」や、これ迄の流れからして出ることには驚かなかったけど「ロードハウスでナイン・インチ・ネイルズ」だもんね、豪華だなぁ。「トレント・レズナー出演」ってニュースを読んで「どんな役で?」とは気になってたんだけど…いやー、それにしても楽しみ♪ソフト化されるのって年内かな?来年かな?あ、そうだ、少し前に「ファーゴ」TVシリーズ、シーズン2全て観た。あれがTVでやってたらフツーに観ちゃうんだろうけど、個人的には、まぁ…面白いけどね、ってとこだった。
#24 3/21/0

淡々粛々。

2017年5月10日水曜日
東京地方、朝から弱い雨。
数日前の暑さ、気温のアップダウンには少し参った。
具合悪くなる程ではなかったけど食欲がガクンと落ちたりして。
いやー、暑さに対して体の構えが出来てないんだろうなぁ。
ここ暫くは淡々粛々と業務に没頭する流れ
今日みたいに暑くも寒くもない気候ってホント助かるな♪

家で唯一手足を全開で伸ばせるスペース=キッチンにセットしたストレッチマット(家人のヨガマットおさがり)。やっぱりジムに行くのも続けるのが面倒…遅々として進展しないので毎日15分程×2の簡単ストレッチプログラムを考えてみようかと。3kgのダンベルも気分で置いてみた。
フランス大統領選の投票率が低いというので「いかほど?」って見たらば「74.56%」だというのに「むぅぅん…」と唸った。日本も首相公選制になったら少しは変るのかな?でもまぁ知事選なんかでも投票率低いしなぁ…と。それにしても日本のメディアはルペンのことを「極右」と判を押したように報じるのに国内の「極右」勢力のことは「極右」って呼ばないんだよね、不思議。直近のフランス大統領選挙に限らずオーストリア、オランダと続いた欧州の選挙については…小説「服従/ミシェル・ウェルベック」だったり、映画「帰ってきたヒトラー/デヴィッド・ヴェント」を通り過ぎてたので興味深く考えさせられることもあったりして。そうそう、我が国では「首相自ら」(ご本人は立場を使い分けてるけど)がオリンピック開催に合わせた憲法改正へのロードマップを打ち出すという理解不能な状況が…しかし「経済最優先」「1にも2にも経済!」じゃなかったのかよと、景気よくなって少しは生活豊かになった実感あんのかよと…思う人って少ないのかな。有権者年齢の引き下げ→高等教育無償化を盛り込むとか狙いが露骨過ぎてうんざりする=憲法に絡めてないでサッサと給付型奨学金の拡充を議論すべきでしょう。そもそも、ひとつの政権でそんなに大きなことアレコレやる体力ってあるんですかね?
色々たまってるので何からまとめておこうかな…と、映画のメモにしておこう。
「岸辺の旅/黒沢清」「永遠と一日」「こうのとり、たちずさんで」「蜂の旅人/テオ・アンゲロプロス」「教授のおかしな妄想殺人/ウディ・アレン」「白いリボン/ミヒャエル・ハネケ」「帰ってきたヒトラー/デヴィッド・ヴェント」「ニュースの真相/ジェームズ・ヴァンダーヒルト」「インヒアレント・ヴァイス/P.T.アンダーソン」「PK/ラージクマール・ヒラニ」

#13 3/10/0

「はなればなれに」

2017年3月24日金曜日
東京地方、穏やかに晴れるも北風強し。
桜が開花してもなかなか暖かくならず。
昼間はいいんだけどね〜って日が続く。
爛漫迄、もうちょっとの辛抱ですなぁ。
私人が首相を侮辱した(だけじゃないにしろ)として証人喚問が決まり→公人である当時の担当官僚は参考人招致止まり→私人or公人以前に単に公私混同してる首相夫人は官僚作文的メッセージをFBで手際良く…と。今に始まったことではないとは言え何でもアリ感ハンパない。ネポティズムの極地、公財の盛大なる私物化、それすら自覚無いんだろう。この問題に関しても幾つかの要素を別けて考えなきゃいけないだろうし、この問題に限らずアレコレあるしなぁ…いやいや。
えぇ…と、しばらく前にゴダールの「はなればなれに」を映画館で観てきた。

これで…ゴダール劇場体験やっと3作目。なかなか良かったけど有名なマジソン・ダンスのシーンもゴダールはこうしてしまうか…と。いや、ダンス自体は特にアンナ・カリーナが可愛いらしいし、3人共に楽しそうだし音楽も素晴らしいんですがザクザク挿入されるナレーションがねぇ…嫌いじゃないんだけど…もうちょっとそのまんま観ていたい気もした。なにしろ観に行ってよかった。あ、そうそう、ルーヴル疾走無許可撮影シーンって大した深読みとかじゃなしに権威へ向けた嘲笑・蹂躙なのかな。
そして別の日には「ソ連時代のSFカルト映画」として知られる「不思議惑星キン・ザ・ザ」も目出たく劇場にて鑑賞。

「カルト映画」というと、なんかヤバいんじゃないか?と。グロテスクな描写や過激な表現が散りばめられたりストーリーがイミフだったりして観るのキッツいんじゃないか?というのが巷の人々の認識かと思うけど、そんな作品じゃなかった。設定は不思議なSF的世界ながら基本的にはヒューマンドラマ、人情溢れるエエ話。ストーリーも所々笑えるしフツーにしっかりしてた。途中、ちょっと長いかな〜って気もしたけど、こちらも観に行ってよかった。クー♪クー♪

映画を観た帰りには喫茶店の窓から往来眺めつつトーストと珈琲など。周りを気にせず、ゆっくり煙草を燻らせられる喫茶店って少なくなったよなぁ。分煙ってのも理解は出来るんだけど喫煙席が隔離されてて煙くてしょうがない店からは当たり前ながら足が遠のく。喫煙者は他人の煙、煙たい空間でも大丈夫、気にしないってこともなかろうに。これから先、オリンピックに向けて色々変ってく?変らない場所も残して欲しいもんだよね。

#3 3/0/0

PARIS,TEXAS

2017年1月13日金曜日
東京地方、夜の冷え込みハンパなく。
今週末は寒波の親玉到来だとか…雪降るのかな?
いやいや…オバマ退陣の様子とトランプ記者会見の様子、ここ迄見事に対照的だとは…どちらもアメリカの今の姿ということなんでしょう。それにしてもトランプに便乗して日本の政治家が「エリート主義の敗北、一部の極右の方がマシ」みたいなことを言い出すとは…世も末と申しますか、差別的且つ攻撃的な発言を「◯◯節」とかって容認するの、もう止めといた方がよろしいかと、他の国のことはよく分からないけど日本の場合取り留めなくなって大変なとこ迄逝っちゃいそうな気がしなくもないわけで。
今朝、過去の戦績からして相性悪いコース&トーナメントみたいだけど松山の調子はどうかなぁ…と、ワイハにて開催中のソニー・オープン、リーダーズボードをチェックしてみたらば「!!!」なんとトップが初日「59!!」先週、松山が惜敗したばかりのジャスティン・トーマスがとんでもないスコア出してるじゃないの!!うぉぉ…すげぇ…スコアカードをチェックしたら2イーグル、8バーディ、1ボギーの11アンダー。いやぁすげぇなぁ…で、ニュースを眺めていたら過去にツアー本戦にて60を切った選手は7人しかいないとのことで今日の彼のスコアが如何に素晴らしいのかが伺いしれた。予選やエキシビジョンでは他にも日本の丸山プロ(予選58)や我らがフィル(エキシビジョン59)等も60を切ってるとのことでしたが…まぁスゴい、この選手、今シーズン爆発しそうだなぁ。すっかり吹っ飛んだ感もあったけど松山は現在15番上がって4アンダー、なかなか良いんじゃないでしょうか。

昨日、早稲田松竹にて「PARIS,TEXAS」を観てきた。もう何度も繰り返し観ている私的オールタイム・ベスト5に確実に入る作品。しかしながら映画館で観るのは初。演技、ストーリーは勿論、ロビー・ミューラーの撮影、ライ・クーダーの音楽、もう全てが素晴らしかった。切ない映画だよなぁ…ほんとに皆切ない。なにしろミラー越しのシーンでナスターシャ・キンスキーの表情が少しずつ透明になっていく(自分には繰り返し観る度、そう観える)とこなんて…髪型をしっかりキめてミラー越しの会話に臨むハリー・ディーン・スタントンも、もぅ…。なにしろ30年以上前の映画だし、なかなか映画館で観るチャンスは巡ってこないけど、チャンスが巡ってきた度、何度でも観に行きたい。最高。
#1 1/0/0
で…断片蔵出しの続き。神宮前「HENDRIX CURRY BAR 食べログ」
個人的にライスで食べたいカレーNo.1な店(と言いつつハーフライス/ハーフナン頼んじゃった)。

ピクルスから。

家人が頼んだ野菜カレー。家で揚げ物を一切揚げないので絶対に家で作れないカレー、ってか作れないのはそれだけが理由じゃないのは明々白々か。

こちらは日替わりのポークカレーを。ゴロッと柔らかい角煮的な肉塊が鎮座。
ここは油軽め+スパイス複雑=食べ飽きない。夜はジビエなんかもやってるし、一度、夜ゆっくり呑みながらなぁんてのもいいなぁ。

食後はゆらりと国立競技場跡地の周りを散歩。あっちこっちで工事が始まってた。それにしても最初に出た新国立競技場の工事案は、あの辺歩くとサイズが想像出来るけど、あらためて巨大過ぎてトンデモないもんだったなぁ。撤回されてスッタモンダの挙げ句落ち着いたようだけど、高さ規制からギリ外側に高層ホテル建てるみたいだし、税金使って新しいビル何本もおっ建てるみたいだし、「レガシー!レガシー!」って声高片手に元から其処にあった「レガシー」ぶっ壊して今やペンペン草だもんね。浅ましいのか逞しいのか、なんとも・なんとも。

映画 2016.

2016年12月31日土曜日
これを書いてるのは明けて新年の4日、遡って2016年に観た映画のまとめをサクッと。
ブンミおじさんの森/アピチャッポン・ウィーラセタクン」タイ出身監督の作品、これは…初めて観る不思議な雰囲気の充満する映画だなぁ…すっかり魅入る。で、繰り返し観た。少し時間を置いて又観直したい。あとで知ったのは本作でパルム・ドールを獲っているということ、なるほどぉ。
アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ 2016 イメージ・フォーラム」
↑こちら参考迄に過去の特集上映サイト。
アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち 東京都写真美術館」
↑これ、おもしろそうだなぁ…行ってみよう。
シテール島への船出/テオ・アンゲロプロス」この監督の作品も初、なんとも不思議な作りがごく自然に組み込まれていたことに驚いたけど全体を通しては静けさ美しさが漂う。映像美的に秀でた作品なので名画座などで上映されることがあれば是非スクリーンで観たい。「イレイザーヘッド/デヴィッド・リンチ」ひさしぶりに観直した、ダークを軽く通り越して完全に鬱。ピーター・アイヴァースの歌唱による「LadyInTheRadiator」のシーンを愛して止まない(一部グロテスクな表現を除いて=踏み潰しのシーン)んだけど…だからといって他人に薦めることはしないし他人と良さを語り合いたいとも思わない、そんな作品。「東京ソナタ/黒沢清」こちらもひさしぶり、黒沢作品の比較的新しいもの。一時、ハマって最初期のVシネ以外は全て繰り返し観ていた。最近、立て続けに新作を発表していたので「この辺から観てみるか」と手に取った。終始黒沢的不穏な空気、なかなかよかった。「狂い咲きサンダーロード/石井岳龍」随分とひさしぶりに観直す、そのまま2回観た。こういう映画がマスにヒットすればおもしろいんだけどなぁ。「え、コレ大丈夫なの?」って言葉や表現がアチコチに、今観ても刺激的。「全身小説家/原一男」「ドキュメンタリー」だから当たり前でしょって域を超えてる強烈な生々しさ、それに尽きる。「いまを生きる/ピーター・ウィアー」特に本作はロビン・ウィリアムズがこの世を去った後に観るのと去る前に観た時では伝わる印象が大きく異なる。「サウスポー/アントワーン・フークア」ジレンホール出演作にハズレ無しという…最近の個人的定説崩れる。脚本は凡庸、音楽の貼り方に至っては…という個人的に全くそそられないタイプの作品。ただ、ジレンホールの演技はよかった(というか…あの体半年強で造ったの!?って驚いた)し、勿論、ボクシングシーンは迫力ものでしたが…以下略。
#70 2/68/0
というわけで…2016年に観た映画は70本♪

アッ!と驚く。

2016年11月12日土曜日
東京地方、今日は穏やかに気温上がる。
階下でゆっくりおでん煮込みつつ机に向かう土曜の朝。
うーん…来週末、日曜日の天気はどうだろうか?
去年は弱雨で寒かったんだよなぁ。お願い、晴れて♪
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レナード・コーエン…合掌。
LeonardCohen-Suzanne from"Live At The Isle of Wight 1970" youtube」
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そして…トランプ大統領誕生ですなぁ…アッ!と驚くバック・トゥ・ザ・フューチャーの世界到来みたいなね、漫画の世界という言葉がありますがSF映画の世界的展開かぁ。それにしてもヒラリーの敗北後の演説にはさすがに胸がキュウっとなったりしたわけですが…うーん…最後迄、人気出なかったのねぇ。色々、根深い。
松山、三井住友VISA太平洋マスターズ(←長い。)予選トップで通過かぁ…いっやぁ強いなぁ。日本にサッと帰ってきてデカい大会2つも優勝かっさらったら「いったい日本ツアーのプロは何やってんだ?」とか「日本のツアープロ、レベル低いんじゃないの?」って声もいい加減出そうなもんだけど…それよりも今の松山の状態が良過ぎるというか、かなり上がってきてるからなんだよなぁ、これは。しかし…この調子がマスターズの頃迄保つか…是非、キープもしくはもっと上げて欲しい。今からヒジョーに楽しみ。そうだそうだ、今日の午後から地上波で放送があるのでチェックしておかないと。
さてと…映画メモがすっかり置き去りになって久しいので追っかけで下記に羅列。と…書き方忘れていることに気付いたりして、がーん。いつもの如く初めて観る作品や観直してみた懐かしい作品混在、というわけで初めて観た作品だけ簡単なノート付で→
雪の轍/ヌリ・ビルゲ・シェイラン」トルコ映画、3時間超の長尺、しかも会話劇ということで…なかなか…でも美しい映画だったなぁ。いつか、もう一度ゆっくり観直したい。しかし…会話中のトルコ語…挨拶や単語程度しか拾えなかったのが…。「π/ダーレン・アレノフスキー」ずっと前に知人に薦められたまま観てなかった。全編ダークな展開、まぁまぁかな。エイフェックス・ツインが劇伴製作と思い込んでいたけどトラックが使われてただけだったという。「複製された男/ドゥニ・ヴィルヌーブ」これもダーク。読み解くのが難しい、もしくは人夫々捉え方が異なる的な。なにしろジレンホール出演作にハズレ無しを更新。「トム・アット・ザ・ファーム/グザヴィエ・ドラン」グザヴィエ・ドランにお付き合い、3作目。「二十日鼠と人間/ゲイリー・シニーズ」リメイク、ゲイリー・シニーズ(監督主演)&マルコヴィッチ版。「コズモポリス/デヴィッド・クローネンバーグ」これ又ダーク、ジュリエット・ピノシュがエロい役で出るんだけど…「汚れた血」に想いを馳せれば時を感じて少し淋しい気がしなくもなかったり。「ビフォア・サンライズ/リチャード・リンクレイター」「アメリカ、家族のいる風景/ヴィム・ヴェンダース」「ロスト・イン・トランスレーション/ソフィア・コッポラ」「クレイマークレイマー/ロバート・ベントン」「イヤー・オブ・ホース/ジム・ジャームッシュ」「悪の法則/リドリー・スコット」「勝手にしやがれ/ゴダール」「バグダッド・カフェ/パーシー・アドロン」「ラストエンペラー/ベルトルッチ」「おいしい生活/ウディ・アレン」
#61 2/59/0

9月→

2016年9月7日水曜日
東京地方、台風13号の影響で凄まじい湿気、空気オモォ。
あぁ今年もいつのまにやら9月でっか…と。
あぁ去った8月のことをもっとメモしておきたかったのぅ…と。

まずは…こちら、リーボックの新しいスニーカー。以前買った靴が履き心地サイコー!!だったので、もう一足色違い買っとくか〜!!と通販サイトをチェックしたら既に全サイズソウルドアウト御免。ガーン…似たような靴を探してゲット。まだ下ろしてないけど造りもしっかりしていて良さそう也。これで当面ウォーキング用スニーカーについては心配無し。
そんでもって、9/2(金)、家人が夏休みを取っていたので新宿へ行きゴダールを観てきましたね。ゴダールを劇場で観るのはこれで2本目、以前にも観るチャンスは稀にあったけど何故だか行かなかったんだよなぁ。午前中に新宿へ出たので世間様は平日ということもあり閑散としていた。

南口で降りることが少ないこともあり「バスタ新宿」初めて見た、それにしても短縮ネーミングって日本独特の感性だし嫌いじゃないけど「バスタ」ってスゴいよね、強そ。

映画館で整理券を受け取り喫茶店、いやカフェへ、まぁそのなんですか…チェーン店だしそんなに美味しいわけでもないけどエスプレッソあるのっていいですわ。家の近所なんてマクドナルドくらいしかないからなぁ、あとはガッチリロコムード漂う喫茶店だけ、昔ながらの広くて椅子がフカフカしてて落ち着く喫茶店は好きなんですが…あんまりロコばかり集ってる店っつうのもね。で…3階の喫煙フロア迄昇って窓から朝陽射すディスクユニオン前の路地を眺めつつ、店の中にはブラジル音楽が丁度いい音量で鳴ってて「こういう時間っていいね」なぁんてポツポツと会話しつつ穏やかに流れる時間…が、しかし、しばらくすると…真後ろの席に…ゲッソリ煩い後客が…なにがおもしろいんだか分からなかったけど二人組のうちの一人がデカい声でベシャリ捲くっては独りで自分の話にウケて大笑いし続けたと思えば、のべつ幕無し携帯でアレやコレやと喋り捲るという…サイアクゥ的展開に辟易するも、まぁ公的空間=しゃあねぇ!っとカフェを去り界隈をフラフラ散歩→少し早めに劇場へ。

この作品でも一部展開に退屈してしまう(もっと深く理解したい)のが少し哀しかったけど、よかった。青いアルファと赤いなんだろう?あの車(途中で燃やしちゃうのはプジョーだと分かるんだけど)でグルリと廻ってキスをするシーン、海辺のレストラン?バー?に入って一人なのにビールを2杯頼んで「2杯?」と訊かれると「1杯飲んでも、あと1杯のこるから」と応えた後、向かいの椅子にフラッと座った男性と謎の会話、そして女性がジュークボックスにコインを入れ鳴り始めた音楽に合わせてツイストを踊るシーンとか「いやぁ素晴らしい」と。他にも突然ミュージカルみたいになるシーンetc.etc...素晴らしかったなぁ…やっぱり。あとは…アンナ・カリーナ、超絶かわいらしかった…ほんと。あの青いバスローブを着るシーンの彼女の青い眼(絶句)。ちなみに台詞というか字幕を憶えているわけではなくて上の画像のパンフレット巻末に日本語訳の台詞が全収録されてるんですね、買ってよかった。今回新訳をされた翻訳家の方のインタビューも載っていて非常に良い買い物でした。
ラストに映画メモ、今回はゴダールとトリュフォー。「勝手にしやがれ」は通して観た後に観たいシーンを繰り返して、これが自宅で観る最良点かな。本作でのジーン・セバーグ…そしてパンフレット(2作共通)にもあったけどベッドの中の会話でも性(エロさ)を感じさせない彼女の不思議な魅力。「気狂いピエロ」と書いて「きちがいピエロ」と読む上述作も本作もストーリーはシンプル、「勝手にしやがれ」のストーリーは殊更シンプル。それがこんなに魅力的な映画になるんだよぁ…あらためて1960年の作品とは画的にも信じ難い。音楽も当然ながら素晴らしかった。「二十歳の恋(オムニバス)/アントワーヌとコレット」「夜霧の恋人たち」「家庭」「逃げ去る恋」以前「大人は判ってくれない」を観たままになっていた続編4作を時間をかけて鑑賞。「大人は判ってくれない」は別(突出)として…2作目も短いながらよかったけど、やはり「夜霧の恋人たち」かなぁ。その後の2作品は…うーん…といったところ。まぁ「大人は…」以外の全作品に通ずる挫折してもカラッとしてる明るさはおもしろかったかなぁ。
#45 2/43/0

残暑・ザーンショ♪

2016年8月13日土曜日
東京地方、曇り。
お盆休みで車通りが少ないせいか静かな朝。
右足の打撲その後、8/8〜10は足の甲全体の痛みや痺れ、腫れが殆ど治まらず。足の薬指、小指が曲げられず。8/11、痛みがかなり無くなって、やっと指が少し曲げられるようになり腫れもだいぶひいた。8/12、昨日、多少の痺れはありつつも指が自由に曲げ伸ばし出来るようになった。8/13、今朝の時点では…人差し指から小指迄の第二間接部分に黒いアザ?が出来ているも痛みは殆ど無くなった。残っているのは少しの腫れと痺れ。今朝、ゴミ捨てに出た際の感じではアザのある指に力を入れず、親指を支点にして歩けば…まぁそこそこフツーに歩けた。やはり全治1週間から10日ってとこなのかな?いや、それにしても重ね重ね骨に異常が無くてよかったなぁ…今回肝に命じたのは(誰しもが大なり小なりそうであっても)自分の場合は仕事に於いて特に代りが居ないので怪我や病気はNG=即喰いっぱぐれってこと。まだ今回は座って作業するのに支障なかったから助かったけど、それが出来なくなると想像すると…非常に困る。気を付けないと。
リオ五輪開会式をながら観してた。シティ・オブ・ゴッド/フェルナンド・メイレス監督の演出なのね〜と…しかし音楽があまりよく聴こえなくて…う〜む、と思いつつアレコレやりつつ時々眺めてたら最後の方でカエターノとジルベルト・ジルが出てるじゃないの!彼らのここまでの活動に想いを馳せれば…とてもおおらかで素敵な演出だったかと。ちなみにセンターで歌ってたキレイなおねぇさんは知らなかったけど。で…あとで知ったのはアントニオ・カルロス・ジョビンのお孫さんも出てピアノ弾いてたとか…ちゃんと観てろよって話ですなぁ。しかしこれは閉会式も期待出来そうな…ミルトン・ナシメントとか出ないかな〜。競技については…殆ど観てない…いちおー水泳やってた頃には個人メドレーの競技にも出てたので超絶別次元ながらフェルプスすげー!とかその程度。ゴルフは…思った通り注目されてないようで…ジャスティン・ローズがオリンピック史上初エース出したのに…とかステンソンが好位置につけてるとか…あるんだけど報道も殆ど見ないしイマイチだなぁ。
で…映画のメモを。今回はジャ・ジャンクー辺りからか。またもや随分と追っかけになってしまった。
山河ノスタルジア」を観て大感動した後、一気にソフト化されレンタルアベイラベルなジャ・ジャンクー作品をダーッと観ましたよ。トータルで…6作品か。特に良かったのが「長江哀歌」(2回観た)「青の稲妻」ですか。「世界」「罪のてざわり」もよかったけど…「罪のてざわり」は暴力描写が私にはちょっと過ぎますな…と。ある面でのオフィス北野配給らしい作品ってことになるのかもしれない。「四川のうた」はドキュメンタリーとフィクションが境い目なく混ざり合う不思議な作りだった。やはりお薦めは「山河ノスタルジア」から入ることかなぁ…これは!と思ったら次に「長江哀歌」観てみるとか。オマージュに溢れる「青の稲妻」も暗いタッチ、ハマる人にはズバッとハマることでしょう(これは少し時間を置いてもう一度観直すつもり)。それにしてもこの人はCG的な技術を不思議な使い方する、なんというか…「最先端の技術を使ってもやがて古く見える」ことを悟ってるような。で…他には「SRサイタマノラッパー」1,2,3,続けて観直し、これじわじわくるよなぁ…2は正直色々とキツ過ぎるんだけど1と3はキツい部分を含めて何度も観られるかと。あとは…長年の課題というワケでもないけど、すっかり観るのを忘れてしまっていた松本人志監督作品を2本「大日本人」「しんぼる」これねぇ…「大日本人」は深めのテーマを内包してる感があってマシだったけど…「しんぼる」は…まんま過ぎるというか…映画にする必要あんのか…とか…まぁこれ以上言うまい。8年間で4本撮ったということでしたが…この先のはもぅいいかぁ。
#39 1/38/0

8月→

2016年8月5日金曜日
東京地方、夏だ!暑いぜ!

これ↑梅雨明け前の写真ですね。そう、先月末辺りから外に出ることが多くて大汗かきつつバタバタ過ごしている内に参院選→都知事選は終ったし、オリンポック開幕間近だし、相変わらず世界中でクソみたいな事件は起き続けるし、こんどの防衛大臣=ウルトラライトじゃないの!大丈夫かよ日本!みたいな流れでアッちゅー間に今年も夏。夏生まれだし夏は好きなんだけど昨今暑過ぎじゃないですかぁ過ぎタルは及ばザルでごタルって格言もあったでごタルってループしてても暑さ一向に収まらずでごタル。ライトナウ、ラジオからブラ汁音楽が流れてきて、体感温度がフッとダウン。せっかくブラディルでオリンポックやるんだから音楽にも触れて欲しいとかなんとかデッカいお世話でございましょうか。あぁひと言だけ書いとけば「リオ、治安悪い、ヤバい」って今頃騒いでるポンコツメディアが多いようですが五輪開催決定後に治安が悪くなったんじゃないですからね、元からの話で「治安の悪いとこで開催する」って決めたんですよ、はい。

さて、こちら、ごタルじゃなくてゴダールでごタル。数多ある作品の中では観易い二本、これが新宿で上映されるという情報を減りつつある毛髪センサーでビビビと鬼太郎的に察知して早速外出のついでに前売りを買いにいって特典のポストカード迄もらってきちゃってポストカードが素敵だったので何方かに暑中見舞いでも出してみようかなぁと思い巡らすも送り先浮かばず、自分に出しちゃおうかな?ははは。ゴダールの作品は…おそらく6〜7割観てるけど…圧倒的にフォトジェニックとでもいうんでしょうか写真・絵画的というんでしょうかってシーンが山とあるのはわかってるし…音楽と映像の距離感や色彩感覚も素敵以上というのは掴んでますが…「内容(あえてストーリーと言わずストーリー以前とする)」を自分なりにでも理解出来たのは一握り…率直に「退屈」というのもあったり…では、何故?観続けるのか?=マイ・メンターがゴダールに関する本を書いていたりするからで「ちょっと苦手だなぁ」という作品でも音楽や映画や文学etc.に関しては時間を経て、ある日ある時「あぁこういう良さかぁ」って感動することが過去に何度もあったわけなので、ドアはオープンにしておいて出たり入ったりさせつつ気長に付き合うのが吉、要するに「命までは取られまい」ってとこですかな。上映も来週には終っちゃうから早めに行っとかないとね、ゴダールを劇場で観る機会ってわりと貴重ですので。
冒頭に戻り、先月末頃は仕事で新宿辺りを中心にフラフラしてて、先週金曜夜、ひっさびさ新宿三丁目の繁華街を呑み歩いたわけで、いやぁ…一ヶ月一週間おつかれさま〜ってニコニコと乾杯してる人々や観光客がブワァ〜っと街に溢れててエナジー充満ナイトでしたねぇ。歌舞伎町方面はもう行きたいと思わないけどこっち界隈はいいかもなぁ、ちょっと離れた御苑にも雰囲気良い店あるし。で…〆ってことになり…重いかなぁとか、最後に行った時の記憶から一抹の不安もあったけど末広桂花に行ってみた…

キャベツを抜いた後の荒ぶる水面はそのまま。肝心の味というか麺などは…なんと「戻ってた」。昔の感じに戻ってたんですねぇ。ボソボソ、バツバツという食感の麺、これですよ。一時、細めでツルッとした麺になってから行かなくなっちゃったんだよね。まずはスープを暫く堪能→うむ、ショッパイ。そしてバツバツの麺とスープを一緒に何口か→1個目の太肉と麺を合わせつつスープを→味玉と麺を合わせつつスープも→しばらく麺とスープ→もうひとつの太肉&麺を食べつつスープ、何故かメンマや茎ワカメは残すと…最終的にスープ全呑みってのがルーティーンだったけど途中各所の「麺とスープ」ってところでスープを省いたのでスープ半分以上残したなぁ。というか…かつてあれだけショッパクて脂っこいスープを全飲み(いわゆる全汁)してたとは…。ふぁん店が無くなった(二軒隣の地下に移って別の店になった)のは繰り返し残念だけど、これならたまーに食べたいかもしれない。熊本で震災があった時に頭に浮かんで食べにこようと思ってたこともあり…店内には炊き出しの写真が貼ってあり、店を出る前に募金箱もあったので微力ながら。報道が減っても忘れてはいけないよね。余談ではありますが「キャベツ抜きで」って食券渡す時に言い添えたら、お店の人が「えっキャベツ要らないんですか」って小さく驚いてた。以前(15年程前迄かなぁ)の旧ふぁん店だと入口のレジで「太肉、キャベツ抜きで」って注文して前払いして食券貰った後に、レジの人が「太肉、キャ抜き」って厨房にマイクで伝えてたんだよねぇ、懐かすぅ。

梅雨、夕焼け。

2016年6月15日水曜日
東京地方、朝はシトシト→午後は曇りの梅雨モード。
今週末はかなり暑くなるとかで…

これ↑、一昨日か、雨が上がった後に近所の陸橋から眺めた夕焼け。
夕焼けの下を低い雲がビュンビュンと流れていた。
都知事、アレやコレやと粘った後に前代未聞の「解散」もせずに結局辞職かぁ。政党助成金や政治資金規正法について考える機会にもロクにならず、都議会のあり方について考える機会にもならず、なにしろ後ろ向きな要素しかない結末だったなぁ。公私混同ケシカラン!には至極同意なんだけど、そもそも政策不備でも無いわけだし…違法行為と決まってない状態なのにメディアが燃やして止まらなくなったら結論を待つ迄も無く辞職になるんじゃぁ…なんかねぇ…任期途中の都知事辞任が3回も続けば、こういった事態じゃなくても任期中に病気etc.になることも有り得るからと、都度選挙に掛かるコストを考えて、もう副知事に任期迄は引き継げるようなシステム考えた方がいいんでないでしょうか。アメリカの大統領選みたいに正副知事セットで選挙するとか東京都からやってみたらどうでしょうかって少しでも前向きに考えてみたり。
さて…いよいよ日本時間だと明後日からUSオープン!なんだけど…予選ラウンドの地上波放送時間が厳しいことに…うーむ、不本意ながら予選は録画で観るかなぁ。予選でも大注目の組があるんだよなぁ…ウマく組んでくるよなぁ…あぁ観たい。というわけで予選ラウンドの注目組を以下に↓
まずは…ミケルソン/ジャスティン・ローズ/ヘンリック・ステンソン
そして…松山/ガルシア/ダスティン・ジョンソン
他にも…マキロイ/ダニー・ウィレット/リッキー・ファウラー
ザック・ジョンソン/デシャンボー/スピース
マット・クーチャー/バッバ・ワトソン/パトリック・リード
ジェイソン・デイ/ウーストハイゼン/アダム・スコット
(「色付」は個人的に応援してる選手。)
うーん…ゆっくり観たいなぁ…かと言ってゴルフチャンネル契約して迄…というのは毎年繰り返しになるけどキリが無いので回避なんだよなぁ…どうせ早朝なんだし、もうちょい地上波で予選からしっかり放送してくれないもんだろうか。コースをネットで下見してみると…今年もオェッとしそうな程の難コース難コンディションでしたわ。
それから…以下、ここのところ観た映画メモ(毎度溜めまくってるので途中迄)。
特によかったのは「バベル/イニャリトゥ」これが抜けてた(そう言えば「レヴェナント」ってまだ何処かで上映してるのかな?是非、劇場で観ときたい)。そして「チェンジリング/イーストウッド」一部「??」なとこもあったしテーマは重いけどイーストウッド作品では今のとこ本作とグラントリノかなぁ。「ゴーンガール/デビッド・フィンチャー」この辺迄。各方面で話題になってた「マッドマックス 怒りのデスロード/ジョージ・ミラー」も観ましたが…個人的にSF/アクション/ホラー(この映画はホラーじゃないけど)に殆ど興味無い身としての評価であることを前提に、「まぁこんなもんか…」と。映像がキレイなので劇場で観るべき映画でしょうね。音楽に関してはオーソドックスだったなぁ…あのギター弾く奴も格好が奇抜だった割にはギターの音がなんかフツーだった気がするし。あと、ホドロフスキー的な描写もあぁいった使い方をすれば現代でもマスに受け入れられるのかぁ…とか。「ジャンゴ」「イングロリアス・バスターズ/タランティーノ」やっぱタランティーノは「ジャッキー・ブラウン」迄かぁと再認識。「シティ・オブ・ゴッド/フェルナンド・メイレレス」長年の宿題作、物語性が強く描かれていて驚いた(広く受け入れられたのにも納得)。もっとヴァイオレンス且つグロテスクな作品を想像して長く観るのを躊躇っていたのだった。あとは…「アメリカンハッスル/デヴィッド・O・ラッセル」「リミッツ・オブ・コントロール/ジム・ジャームッシュ」繰り返し観た作品も多め「ワイルド・アット・ハート/デヴィッド・リンチ」「ホーリーモーターズ/カラックス」「ゲーム/デヴィッド・フィンチャー」「レイン/ヴィム・ヴェンダース」 #27 0/27/0

「山河ノスタルジア」

2016年5月26日木曜日
東京地方、数日前に夏日が数日続いた。
今からこんなに暑くて大丈夫かよぉ…どころか…
そんなもんじゃないインドでは熱波により50℃超えたとか。
なんだったのか分からないけど画像アップ機能、直ってる。
一昨日、久しぶりに渋谷へ行ってきた。以前は仕事場ではないにしろ頻繁に仕事絡みやエトセトラで通った街、最近ではすっかり足が遠のいて「どうしても行かないと」って時しか行きたくないエリアだけど、まぁなにしろ久しぶりなので人の多さもそれなりに新鮮だった。で…駅から出たら…おぉ、この人、まだやってるのかぁ…

足下にペットボトルが置いてあるけど、通り掛った時には手にプラカップ持ってて、それを時折口に運ぶなど…相変わらず呑んでんじゃないの!?って。過去に主演ドキュメンタリー映画で選挙運動を呑みながらやってたのを知ってドン引きした次第。あの踊りとか呑んでやってると思えば納得、というか単なる酔っぱらいだよなぁ。
って、まぁ、当然ながら、この人を見に来たわけじゃなくて映画を観に渋谷へ運んだのであった。

山河ノスタルジア/ジャ・ジャンクー」→「公式web
もうほんと…久しぶりに涙がじんわり溢れましてね。非常に洗練されてて画も綺麗だし表現も斬新、細かな装置や情景が時代の流れや人の心の揺れと繋がっていく様が素晴らしかったなぁ。音楽の使い方も最高♪ゴーウェストbyペットショップ・ボーイズが流れるわけですが、オリジナル(ヴィレッジ・ピープル)がどんな時代・社会的背景で作られたとか、PSBバージョンでは後に政治的に引用されたりとかってことよりも…今作中ではシンプルに人間の希望や欲望、輝きや哀しさを表してて歌詞も曲自体もビッタリハマっとります。個人的にはPSBもオリジナルもそんなに…って曲なんだけど映画の中で諸々合わさって非常に素晴らしい曲になるというパターン(自身にとって「汚れた血」のモダーン・ラヴみたいな)かと。メイクやCGに、もっと精緻なものも作れるのでは?(例えば…小道具のスマホやタブレットと比べて)といった印象を受けたんだけど、それにも何か理由があるんだろうか?鑑賞後しばらく余韻を楽しんでからは、あそこのあれは?彼女の気持ちは?等々、繰り返し観たくなる、なにしろ素晴らしく完成度が高く美しく切ない映画でした。って今予告編でゴーウェスト流れるの聴いても、なんだかこみ上げてくるものが…これはお薦め♪→◎◎◎(個人的最高評価)

猫 / 映画

2016年3月30日水曜日
東京地方、暖かくなってきた。
桜もよく陽があたる樹は昨日の午後には六分程咲いてた。

いつもの朝の風景。大きくなってきたなぁ。

そして昨日…近所の公園前を通ったところ…見覚えのある雰囲気の…おぉこれは!母猫!おかぁさん!元気だったか!と名前を呼んでみるも…完全に野性を取り戻したのか我々を忘れてしまったのか素早く塀の上へ逃げるように昇っていった。家の近くをウォーキングする時には必ず最後に母猫を見掛けたエリアを歩くようにしてたけど暫く見掛けなくて「何処かへ移動したのかな?」なんて話していたのであった。いやぁ大通りは渡ってないけど随分と遠くへ移動したんだなぁ…しかも公園の置き餌(他の猫用に近隣の人が定期的に置くもの)を盗み食いしてるとは逞しい。他所のなんか食べず、また家においでよ〜と声を掛けておいた。
以下、ここのところ観た映画メモ。特によかったのは…
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ」→「公式web.
音楽の貼り方も「斬新」と言えばそれ迄だけど今迄経験してない類いのもの。勿論、カメラワークも。これは必ずもう一度、と言わずに何度も観ないとならないでしょう。◎◎◎=個人的最高評価。
ナイトクローラー/ダン・ギルロイ」(×2)→「公式web.
ジレンホールの演技が無かったら単に観るのがキッツい映画になって終りだったかと。あまりにも良かったので2日続けて2回観た。◎◎。
遡って今年の正月映画は「アニー・ホール/ウディ・アレン」だった。何度観ても完成度の高い、素晴らしい作品。それから「野いちご/イングマール・ベルイマン」「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分/スティーヴン・ナイト」「ウォールフラワー/スティーヴン・チョボスキー」辺りが特によかった。「こわれゆく女/ジョン・カサヴェテス」も久々観直してジーナ・ローランズの演技は当然、周囲のギスギス感にも惹き込まれ後半(冒頭からずっとそうなのだけど)ちょっと寒々とするなど。この作品をカサヴェテスは当初演劇として公開するつもりだったそうだけど「無理」というローランズの意向で映画になったとか、そりゃあの演技を大勢の観衆の前で繰り返すとか…本当におかしくなってしまいそう。で…懐かしの映画共有シリーズとして「ローズ/マーク・ライデル」あとは…「プロミスド・ランド/ガス・ヴァン・サント」「スコルピオンの恋まじない/ウディ・アレン」「エレファント・ソング/シャルル・ビナメ」「スケアクロウ/ジェリー・シャッツバーグ」「ユーズド・カー/ロバート・ゼメキス」なかなか良い映画が多かった。
#14 0/14/0

映画 2015.

2015年12月30日水曜日
2015年に観た映画のまとめ。ツインピークスをどっぷり観たのに加えてファーゴのドラマ版もサラッと観たので少し本数減ったかなぁ…というところ。まぁ数ばかり気にしてるわけではないけど数を観ないと分からないことや体系的に繋がっていかないところは何に関してもあると思う。

「アメリカの夜/トリュフォー(×3)」「コンタクトキラー、浮雲、過去のない男、街のあかり/アキ・カウリスマキ」「ミーンストリート/スコセッシ」「ミツバチのささやき/ビクトル・エリセ」「はじまりのうた/ジョン・カーニー」「約束の地/ヴィゴ・モーテンセン」「マジックインムーンライト/ウディ・アレン」「ゾディアック/デヴィッド・フィンチャー」「スカーフェイス/ブライアン・デ・パルマ」「フォックスキャッチャー/ベネットミラー」「フランシス・ハ/ノア・バームバック」「ビッグアイズ/ティム・バートン」「バートンフィンク(×2)、インサイド・ルーウィンデイビス/コーエン兄弟」
#97 3/88/6
というわけで…今年観た映画は97本♪
2016年以降は劇場通いをできるだけ増やすのに加えて、ここ3年で観た映画=300本程の中から「もう一度観たい映画」を観直していこうかなっと。

11月→

2015年11月7日土曜日
東京地方、朝から雨が強く降る。寒い。
こんなにしっかり雨が降るのも…久しぶり。
気温的には12月並、季節を先取る寒さ。
そうだそうだ「ファーゴ」のドラマをスッと観たのをメモし忘れてた。しっかり全10話観ました、一部、家人が観る時に観直した回もあった。まぁ…結論からってことになると…「映画の方が良い」でお仕舞いなんだけど…ドラマもそれなりに面白かった。映画からの流れもしっかり上手く挿入されてた、特にあのスーパー王のエピソードは優れていたと思う。殺し屋が「ノーカントリー」のハビエル・バルデム演じるシガーを直感的に彷彿させられたり、その俳優が「バーバー」の床屋さん役だったりとかも秀逸。エンディングも映画と通ずるものがあったし、そう、思わず喜んじゃう仕込みが盛り沢山。ただねぇ…やっぱり長過ぎて「これ要らないんじゃ…」って流れがいくつかあったんだよなぁ…あとは「暴力描写の輪郭」みたいなのがくっきりしていたことも好き嫌いが分かれる所でしょう=あの位にしないと最近のドラマが好きな人には刺激が足らないってことなのかな。まぁ10話って短い方みたいだし1シーズンで話も完結しているようだし…ちょっと次のシーズンへのフリみたいのもあったけど。個人的にはスーパー王迄の流れにプラスα程度で結んでも充分よかったかと…けどそれじゃ短過ぎるんだろう=映画のリメイク・続編になっちゃうもんね。「人は繰り返すもの」として淡々とした映画にしてもよかったとか。なにしろ映画のリメイク・続編には長過ぎるしドラマにするには個人的に「要らないでしょ」って展開を削ると短過ぎる、そんなところだったかな。あと印象に残ったのは副署長役で出てた女性、スゴい不思議な表情というか…顔の動きというか…なんかちょっとミケルソンに似てたりして。
~~~~~
え〜と、これ↑は…11/2に書いてたのかぁ…ここ迄書いて放置してた。それから今日迄のことは…現在プチ多忙なので後日まとめてアップするとして、とりあえずゴルフのことだけ抽出しておこう。

FARGO.

2015年10月15日木曜日
東京地方、涼しく過ごしやすい。
今日は朝からすこぶる機嫌がよろしい。
映画「FARGO」がドラマ化されたそうで、正確にはとっくにドラマ化されててシーズン1は去年放送されたとか。コーエン兄弟がどの程度関わってるかは不明ながら「製作総指揮」としてクレジットされてると。うーむ…TVドラマシリーズはとにかく観るのに時間ばかり喰われてキリが無いし説明台詞やナレーション、伏線回収がクドい作品が多い気がして余程観たい作品(滅多にない)以外観るのをやめる(と言いつつ今年はツインピークスどっぷり観たけど、アレは別)ことにして久しい身ながらコレは観たい!とムンムン・ムラムラ。近い内に観てみようかな。映画「FARGO」は…まぁ最も好きな映画の1本に入るからなぁ…「ファーゴ」やサム・ライミの「シンプルプラン」ってアメリカの雪深い田舎(ミネソタとミシガン)の映像やそこで暮らす劇中人物の悲哀(勿論、それだけの映画ではない)が自分の中で通ずるものがあり、どちらも繰り返し観た特別な映画なのであった。
去る10/12、この↓ライヴへ行ってきた。

JAZZ非常階段、4回目。今回は(いつもそうなんだけど)特にゲストが個性的だった。梅津和時、菊地成孔、テンテンコ…いやぁ素晴らしかったなぁ。なんと今回は主な動機として菊地成孔さんの演奏を観たいってことで家人も同行、一応、音デカいよ、ノイズ結構強烈だよ、とは言っておいた。まぁ舞台とかたくさん観てるので心配した訳でもないけど。特に前半のセッションは個性的な演奏が多く非常に…なんだろうねぇ…楽しいというか予想もつかない展開にドキドキしたですよ、うん。そして、後半は怒濤、大満足。
それから…ちょっと変ったラーメン食べた件も。

要町しながわで「稲庭中華そば」これ、麺が乾麺。だいぶ前に七彩でも同じ名前の乾麺を使ったラーメンを食べたけど…それと比べるとなめたけが沢山入ってるのできのこ苦手な人にはキツいかなぁ。って今この瞬間、七彩の稲庭中華そば…ハッキリ味が思い出せなかったり。特製にしないでそのままいただいた方が良いかな〜、次回はそうしてみよ。
以下、少し溜まった映画のメモ
「大人は判ってくれない-あこがれ」(×2)「華氏451/トリュフォー」「デッドマン/ジム・ジャームッシュ」「NO/パブロ・ラライン」「21グラム/アレハンドロ・イニリャトゥ」「ミスティック・リバー」「アメリカン・スナイパー/イーストウッド」「ザ・ロイヤル・テネンバウムス」「グランド・ブダペスト・ホテル/ウェス・アンダーソン」「イージーライダー/デニス・ホッパー」「ジャッキー・ブラウン/タランティーノ」#77〜3/68/6

暑さ、ひといき。

2015年8月12日水曜日
東京地方、いつまで続くのか…って勢いの連続猛暑日もひと休み。
さっきラジオで「帰省ラッシュのピーク」ってのを聞いて
あらためて「あぁ世間は夏休みかぁ」と、ぼんやり。
家は8月末かなぁ…仕事しながらの夏休みだろうけど。
まぁそれにしてもここ数日はニュースが多かったなぁ…と。しかし…川内原発の再稼働って震災の月命日にすることなかったのにね。そんなこと考えもしないのか、そんなこと考えてたら何も出来ませんよってことなのか。よく自動車事故なんかに例える人が見受けられたけど、違う意味で自動車の運転に例えるなら保険入ってからやってちょうだいよって…まぁ充分な保険なんてあり得るのか?と思って書いてるけど、賠償の充ても避難計画もフィルターベントも免震重要棟も無いまま必要でも無い(電力需要的に)のに動かして何かあったらまた税金、消費者がワリを喰うってのもなぁ。福島第一原発事故の賠償だけで既に7兆円超えてるんでしょ。いや〜もやもや。
いつもの如く、少し映画メモが溜まったので記録。
「ツインピークス・ローラーパーマー最期の7日間/デヴィッド・リンチ」「エレファントマン」「ロスト・ハイウェイ」「her・世界でひとつの彼女/スパイク・ジョーンズ」「ファイトクラブ/デヴィッド・フィンチャー」「ノーカントリー/コーエン兄弟」「ホーリーマウンテン/アレハンドロ・ホドロフスキー」「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち/ジャンフランコ・ロッシ」「ターミネーター3/ジョナサン・モストウ」「ビーチシャーク/マーク・アトキンス」#63〜3/54/6
ツインピークスはその後…家人が追っかけでTVシリーズを観るのを8割方一緒に観たのでほぼ二巡したことになるなぁ…いやぁ我ながら後半退屈なのによく観たもんだと感心。その後、映画も観直したわけだけど始まった瞬間に「あぁ、俺、映画先に観てるわぁ」と思い出した。TVシリーズで空白になってた部分の補完なのでTVシリーズ先に観た方がよかったんだろうけど、私的デヴィッド・リンチ作品初体験がこの映画だったんだなぁと、で、ワケの解らないまますっかりツボにハマってTVシリーズ観たんだなぁと色々と当時の記憶が蘇った。しかしツインピークスの前にTVの映画番組かなんかで「エレファントマン」は観てる筈だよなぁと、これも観直したのだけど…殆ど途切れ途切れにしか憶えてなかった。更に勢いで「ロスト・ハイウェイ」も観るなどリンチの世界にどっぷり浸ったわけで。あとは…この中で特に印象に残ったのは「ファイトクラブ」かなぁ、これはなかなか面白かった。コーエン兄弟の「ノーカントリー」は何度目かの鑑賞、何度観ても素晴らしい。途中迄はかなりストーリーが緻密なんだけど、ある部分から突然理解するのが難しくなる。ちなみに「インヒアレント・ヴァイス」のビッグフットがノーカントリーの主役(追われる方)だと前に書いたような気がするけど、違った。この人はたしか…「ミルク」で主人公に対抗する議員役で出てた。たぶん。いや、いい加減調べて名前覚えろって気もするけど、いつもこんな態。「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」はドキュメンタリー作品で初めてヴェネチア獲った!って話題になってた。これは…カメラが神の視線だったということなんだろうか。椰子の木の観察?を淡々とする人の台詞が印象的だった。と、まぁ、いつもの如く、駆け足で。

ぬぉぉ…

2015年8月5日水曜日
東京地方、ド・真夏日&熱帯夜が続く。
「イランで体感温度68℃」というニュースを見て驚く。
イランの人に比べればマシ…と思えればいいんだけど、なかなか。
ぬぉぉ…というのはキングクリムゾンのチケット先行発売が今日の午前中迄だったのを覚えてはいたんだけど完全に乗り遅れてしまったからなので…ぬぉぉ…抜かったわぁ。まぁ仕方ない、先行で良い席を取るってのは完全にバンドに向けた心の中の熱量に比例することなので…熱量のコアの外側から俯瞰するつもりで次の販売を待ちましょう。くぅぅ。
気をとりなおして…でもないけど、これ↓観たいななぁ。
キューバ音楽映画 Cu-Bop
随分前からかなり気になってるんだけど渋谷以外では公開しないんだろうか?ほんと渋谷行くの億劫になってしまって…とか、まぁ本当に観たいんならそんなこと言ってないで行ってらっしゃいってとこかぁ。
これも気になってる。
N.W.A.の伝記映画 StraightOuttaComptonのトレーラーが公開
他のトレーラーも観たけど、どうなんだろうなぁ。Easy-E は当たり前だけど居ないしねぇ。と、これを書きながら「RealMuthafuckinG's」眺めつつ。
と、ひといきついてたら「お、これは!」ってメールが届いたので復帰。

懸念払拭。

2015年7月10日金曜日
東京地方、随分久しぶりにピカーンと晴れた。
今月の日照時間が昨日迄で24分って聞いたけど
大手町の気象庁なんとか施設で測ってんのかな?
涼しくて助かったけど暗い空ばかり続いても気が滅入る。
抜けるような青空には気持ちもスーッと晴れるよなぁ。

自家栽培のプチトマトを1個ずつ食べてみた。う〜ん…皮が硬いなぁ…身もちょっと硬いかなぁ、なんというか少し甘めのパプリカ食べてるような…美味しくないことはないけど美味しくもないかなぁ…と。微妙な判定。やっぱり肥料や土を考えないといかんのかな?もう少し大きな鉢で育てた方がいいのかな?とりあえず…あと何個か食べてみよう。現在、10個程が収穫待ちなので。
昨夜「インヒアレント・ヴァイス」を観に行ってきた。非常によく出来た映画で2時間半という長さも気にならず(むしろ短く感じた。そもそもかなり編集して2時間半になったのでは?)基本的にナレーションや回想が挿入される映画は好きではない(映画は「映像で語れ」とか)けど本作については多少のナレーションと回想が無かったら複雑な繋がりを理解するのがグッと難しくなり人によっては途中で疲れてしまうかもしれない。登場人物が多く、名前(主にファーストネーム)で語られることもストーリーを追うことを阻害するかもしれない。又、伏線を拾いながら蛇行して着地するような…要するに単純明快には進行しないので尚更。冒頭でCANの「ビタミンC(あえて日本語で書いてみる)」が流れたのにも意表をつかれて驚いた。確かにダモ鈴木のヒッピーとしてのエピソードってよく知られているけど…当時の西海岸なら他にもっと…って気がする。まぁ嫌いじゃないどころかCANは好きなバンドのひとつなので全くO.K.他にもニールヤングが流れたり、ちょっと不思議な選曲だったなぁ。なにしろホアキン・フェニックスの演技が素晴らかったし脇を固める俳優陣も一部を除いて然程有名な人が居た気もしないながらクオリティ高かった。ビッグフットは「ノーカントリー」に出てた人だなぁとか、基本的に俳優を名前であまり覚えず役や出演作で記憶する傾向が強いのでそう感じただけかな?それにしてもデルトロ(さすがに名前知ってる)がすっかりおじさんになっていたのには好きな俳優のひとりだけに驚いてしまった。随所、もしくは全編に「アメリカの闇」的メタファーが仕込まれていて個人的には終盤の手渡しのシーンのウッドパネルがサイドにあしらわれたステーションワゴンに乗る「正しきアメリカ」的家族の描写が非常にブラックでツボだった。そう、そもそも主人公のドック自身がいわゆるアメリカの闇、映画の中での支配的組織と対峙するメタファーそのものなのかもしれない、暗示するものは「自由」。「STRAIGHT IS HIP」ってかなりブラックな笑いもあったし…なんというか…笑う所が当時のアメリカ西海岸の社会を多少知っておかないとって気もしたけどシンプルに映画を楽しむのにはたいして問題にならないだろう。まぁあとはアメリカでのドラッグの扱われ方や種類についても多少知っとかないとかなぁ…例えばPCPって何?なんでドックはこんなに錯乱してるの?とか…マリファナを四六時中吸っていながら「アイム・クリーン」って日本人には理解が難しいかぁ、でも実際はその通りだったりする。いやいや、なにしろ、P.T.アンダーソン作品を初めて観たのが随分前の「マグノリア」でその後長い時間を経て全作品観てきたけど、やっと劇場公開に追いつけて嬉しかった(観たのは名画座ながら…)。次作は是非公開時に観に行きたいので都内は渋谷と豊洲だけで短期間公開とか勘弁して〜といったところ。この監督の作品って暴力描写が比較的マイルドなので…昨今地味に映るかもしれないけど丁寧に練り込まれた素晴らしい映画だったと自信を持って言い切れる。余談ながらホアキン・フェニックスの演技が素晴らしかったので「her」人工知能と恋愛するという個人的に全く関心が持てなかった映画も観てみようかと思った次第。そうそう、それで「懸念払拭」については今年に入ってから映画館で2回映画を観た際2回とも同じように中盤辺りから体が急に熱くなり次いで息苦しくなり汗が出て、映画観終わる迄そのままの症状?状態?になり映画を観ながら非常にキツい思いをしたのですが(それで劇場から足が遠のいてた)…昨夜はなんともなかった。少なからず心配していて昨夜も同じ状態になったら一度病院へ行って診てもらおうかと考えてた…それもとりあえずは一過性だったのかなぁ…よかったよかった。で、済むことを祈る。
他、ここ数ヶ月で観た映画…ツインピークス完投に相当な時間を費やしたので停滞気味。「ONCE ダブリンの街角で/ジョン・カーニー」「気狂いピエロ/ゴダール」「トゥルー・グリット/コーエン兄弟」「グッド・ウィル・ハンティング/ガス・ヴァン・サント」
#52〜3/45/4