JohnCassavetes.

2014年1月23日木曜日
東京地方、いくぶん寒さやわらぐ。
左耳の調子いまいち、一進一退。

昨夏、近所でカサベテスの二本立て上映があったんだけど、行こうとしている内に終っちゃってた。むー、残念と。で、年明け渋谷でまとまった上映があるのを年末に知って「今度こそー!」沸々と「全部観るか!」って勢いだったのが…中々、時間が取れず…「これだけは!」ってことで先日「フェイシズ」を観て参りましたが…その圧倒的なテンションに終始気圧され、上映終了後はしばらく席を立つことすらままならず的に放心状態。音楽のかかるシーンは全て「これ以上のものは想像がつかない」程の素晴らしさ。序盤からちょっと違えたら弾けてしまいそうなテンション、基本的に気まずい設定しか存在しないなか登場人物がとにかくおかしいでしょ?って程に冗談を言い続け爆笑し続けたと思ったら、突如不穏になるとか…何処か双極性云々の気配漂う異常な↑↓の繰り返しだった。加えて?というか…そんな状況下、登場人物があくまで皆フツーの人っていう設定も面白いし。よく語られるクローズアップの多用、カメラからはみ出したり、見切れたり…etc.個人的には不快に感じることは無く(若干疲れたけど)異様に多い台詞もなんとか追っかけ、終盤からラストにかけては…いやいや素晴らしい映画でした。ゴダールが映画の様式を破壊する所から映画を創るというのに比較してカサベテスは映画の様式を超越(もしくは無視)したところから映画を創るというのを聞いたことがあるけど「フェイシズ」は正にそんな作品なんだろうと。

あぁ、思ってたようには観に行けなかったなぁ…むー、残念と。繰り返しの状況を嘆いていたわけですが…なんと、またやるのね!
特集!ジョン・カサベテス、再びアンコール上映!!!(オーディトリウム渋谷)」
なんとなくこれを逃したらしばらくスクリーンで観ることができない気もするので…あと何本か観ときたいなぁ。

以下、ここのところ観た映画をメモ。
「東京オリンピック/市川崑」「フェイシズ/ジョン・カサベテス」(劇場)「ポーラX/レオス・カラックス」(VHS)「ボルベール(帰郷)/ペドロ・アルモドバル」「バッファロー66/ヴィンセント・ギャロ」「それでも恋するバルセロナ/ウディ・アレン」「バーバー/コーエン兄弟」「グロリア/ジョン・カサベテス」「ピンク・スバル/小川和也」「ワイルド・アット・ハート/デイビッド・リンチ」(DVD)#10

1/11~1/20

○歩数    65,112歩
○距離    65.75km
○カロリー  4,221kcal
○燃焼脂肪  602.3g
○Ex     53.7Ex
☆1/16        13,053歩/13.19km/11Ex

2014→

2014年1月16日木曜日
東京地方、今朝の気温は零度切りという冷え込みぶりぶり。
小型ヒーターも奮闘中ながら…ちょっと歯が立たない寒さ。

去る1/1、映画館へ映画を観に行った。

「東京オリンピック/市川崑」
過去に何度か書いたけど基本的にオリンピックに興味ありません。2020年に東京が世界の中心になると言われてもピンときてません。電車で15分の近所に国立競技場がありますが…仮にチケット貰っても観に行かないでしょう。興味の無いものは好きにも嫌いにもなりようがないので特に批判するつもりもないのですが…政治利用されてる部分(直近のソチなんて特にそうでしょう)、世界平和云々という割には受益の重心が世界の限られた部分に集中しているところ、この辺に対しては好感持てないかなー。当然、そんな自分とは別にスポーツに打ち込む人々や子供さん始めオリンピックを楽しみにする人が世界中に大勢存在するのは分かっているし、(広い意味での)生活や環境、経済がオリンピック開催で向上するなら勿論歓迎します。
さて、関心持てないテーマの映画をなんで観に行ったかと言えば…関心持てないテーマなのに何故か映画そのものに心惹かれたその不思議を解明したくなったといえば近いかな。「単なる記録映画では無い」とか諸々の宣伝文句も好奇心にさざ波を。上映場所が近所の名画座だったってのも大きかったな。
東京オリンピック 早稲田松竹の紹介ページ
1/1に映画館に行くなんて人生初の体験で新年早々新鮮、館内は適度に席が埋まっていて雰囲気よかった。ざっくり感想…冒頭の聖火リレーの映像、富士山をバックに聖火ランナーが走るのを引きで撮るとか、この辺はスクリーンを通して観ると本当に素晴らしかった。そして前半、選手の顔や背中、体の一部をアップにしつつスローにして筋肉が波打つ様子を撮ったり、この辺迄は良かった。何故か後半に入るにつれ映像も平たくなりフツーの記録映画になっていったように感じ…途中退屈さに耐え切れず中座してトイレ行って煙草吸ってちょっと休憩みたいなことになってしまいました。休憩しつつも「今でこそカメラも小さくなってるけど半世紀前にこの映像を撮るのは大変だったろうなぁ」などと考えましたね。
同行した家人は帰り道、少し興奮して後半のバレーボールやマラソンの映像がカラーでしかもあれだけ長く観られて嬉しかったと言ってました。なので…オリンピックが好きな人は勿論、過去を懐かしむ向きには素晴らしい映画なんだろうなぁ…と。
オリンピックそのものとは別に当時の東京の様子を垣間見れたのは貴重でした。カヌー(だったかな?)は相模湖、自転車競技?は八王子で行われるわけですが八王子とか…もう…村だったな。藁葺き屋根の家とかフツーに映ってたし。開場を泊まり込みで待つ人々、そこら辺(国立競技場の周り)で鍋?やってたり。今でこそ列にちゃんと並んだりゴミは分別されたり公衆のマナーみたいなものも整備されてきたけど、当時はまだまだ…。時々、隣国のマナーがどうとかで「国民性が〜〜」って言う人もいるけど、隣国が今歩んでいる道というか時間の流れを自分達が辿ってきたことを忘れてはいけないですね。
あとこれといったところでは…音楽の付け方が全体的に意味不明だったかな。正に謎。なんで怪しげな怪獣が出てきそうな音楽がここに付くのかなぁ…とか、時代性なんだろうか?
しかし…国立競技場建設地に建っている建物を解体するところから映画は始まるんだけど、あそこって元々何が建ってたんだろ?そういうのってすぐに忘れられてしまうよね。
(2014.1.16)

1/1~1/10

2014年1月11日土曜日
○歩数    71,199歩
○距離    71.21km
○カロリー  3,622.7kcal
○燃焼脂肪  598.6g
○Ex     52.8Ex
☆1/10        13,163歩/13.28km/10.71Ex