シネコンでブルージャスミン。

2014年6月19日木曜日
東京地方、暑い。
今日はエアコンつけるかなー。
でも、今からエアコンつけると夏がキツいしなー。
これ…"セクハラ野次"はどのような質問の最中に起きたのか 塩村あやか都議 一般質問書き起こし BLOGOS」さすがの東京都議会おっさんクオリティというか…これってセクハラもいいとこで都の条例違反じゃないのかな。よりによって議会という公の場で。しかも野次で、というか…これ、野次としても成立しないんじゃないか?
ミニシアターや名画座で映画を観ることが多く、シネコンってあまり行く機会が無いんだけど、先週末「ブルージャスミン」を観に新宿のシネコンへ行ってきた。場所は異なるも、おそらく…3回目?4回目?ってところ。だーいぶ前に父親を連れて「釣りバカ日誌」観に行った時は大きなホール?だったけど他はいつも100人入るか入らないか程度の小さいとこばかり。いや、100席ってミニシアターでは特に小さくも無いけどシネコンだと随分狭く感じた。観終わった後に、あの圧迫感はなんだろう?って考えてみた。特に予告編は音が大きく、映像はスクリーン一杯に映し出され、危うく映像酔いしそうになり、途中からは目を閉じてた。で、本編に入るとスクリーンが横長=予告編で全開になってた縦の部分が狭くなる、要するにスクリーンの面積が狭くなる。そして音も絞られる。音量的には少し物足りなかった。100席程のホールは急勾配を施されており前の人の頭なんか全然気にならない。しかし、スクリーンとの距離が近い。おそらく、予告編レベルのスクリーンサイズと音響で本編を観るとなると苦痛を伴うんじゃないだろうか?最後迄、観られない人も居るんじゃないだろうか?映画館では頭の上の空間やスクリーンとの距離、ホール全体の空間で映像や音響を楽しむのがフツーだと思ってたけど、それがかなり狭かったのに驚いた。例えば…オーディトリウム渋谷とか音が良く広さも丁度良いし、早稲田松竹や下高井戸シネマって空間に余裕があってゆったり映画を楽しめる。それ以前にも子供の頃から広い映画館で映画観てたしなぁ。仮にシネコンで映画を最初に体験すると気にならないことも他に慣れてると気になるもんだなーと。全てのシネコンがそうだって程、あちこち行ってないのですが知る限りではって話。

「ブルージャスミン/ウディ・アレン」
なにを隠すこともないけどウディ・アレンの映画を映画館で観たのは今作が初めて。最も多く観たのがTVの映画番組で偶然というパターンだったわけで。彼の作品には癖のある映画も多いんですが…相変わらず「セレブ」「自己中」に容赦が微塵も無い。これは…人間描写的に残酷を通り過ぎて地獄。最初はクスッと笑って観てても、その内…といったところ。ケイト・ブランシェットが綺麗だし演技は壮絶だし、自然にパラパラとストーリーが解れていく脚本もあり、最後迄スッと観てしまう。それにしても妄想も自分の楽しかったことばかりとか…何気なくだけど精神の病み具合が伺える描写が強烈だった。

「ル・アーブルの靴みがき/アキ・カウリスマキ」
静かだけど深く温かく美しい映画。
繰り返し観ても飽きることのない映画。

「スタンリーのお弁当箱/アモール・グプテ」
インド映画、初めて?観たけど、予想に反して踊りは踊りとしてストーリーに組み込まれてた。その辺はちょっと異質なのかな。あの男性教師、日本人から見たらトンデモない野郎!ってことになるんだろうけど、インドでは物を貰うのが当たり前の人々が居るって聞いたことがるので、そういう人なんじゃないだろうか?辛い境遇の中、明るく笑い戯ける少年の姿に…ほろり。

「華麗なるギャッツビー/バズ・ラーマン」
原作と比べてしまいそう…ディカプリオ主演だし(個人的にディカプリオ・タイプのスター俳優が「ドーン」と出てくると皆同じような映画に見えてしまうことがあるので)…色々、懸念しつつ鑑賞。わりとよかった。「オールドスポート」という言い回しは原作よりしつこくない程度に控えられていた。
他には…「ツリーオブライフ/テレンス・マリック」「ギター弾きの恋/ウディ・アレン」「ストラッター/アリソン・アンダース、カート・ヴォス」「流れる/成瀬巳喜男」(DVD)「ザ・マスター、ハードエイト/P.T.アンダーソン」「セルピコ/シドニー・ルメット」「ビッグ・リボウスキ/コーエン兄弟」(DVD再)#63