C R A S S.

2014年6月26日木曜日
東京地方、晴れ。梅雨本番はこの後だとか。
サッカー日本代表「やめてくれぇ!」って試合だったなー。
色々、批判も出てるみたいだけど…日本って街中の公園でも「サッカー禁止」「球技禁止」とかフツーにあるしなぁ。南米なんかだと場所があっても無くても裸足でもボール作ってでもサッカーやってるみたいだし。そりゃ、敵わないのも分からないでもない。底辺から支えていくって考えも必要なんじゃないかなーと。週に数回の習い事じゃあ、いつ迄経っても南米レベルには追いつかないでしょー。それで「絶対に負けられない」って精神論ばっかりじゃあね。個人的には毎回出場できるようになっただけでも大したもんだと思ってるし、今大会の試合内容や結果にはガッカリしたけど、それでも毎試合楽しみに観戦したよ。それから、一言書いとけば、あのNHKのヘンなテーマソング、あーいうの嫌だな。歌詞もなんだか時代錯誤してるような感じがするし、スポーツや音楽を「国威発揚」とかってのに使ってるよう感じさせられるだけでも反吐が出ますので。
電力会社の株主総会があったそうで、まだ「原発再稼働」に拘ってるとか。なにかあったら非常に面倒なことになり多くの人に迷惑をかける大迷惑装置なのが分かったんだから安定供給もへったくれもないんじゃなかろうかと思ったり。そんなに安全だって言い張るんなら「充分な補償のある保険に入ってから再稼働してくれよ」といったところだろうか。事故後、今迄、いったいどれだけの税金が投入されたかも定かで無いし、今後、廃炉達成や廃棄物を処理するのに限ってもどれだけの時間と労力と費用を必要とするのか定かで無いし、なによりいまだに故郷に帰れない人々や、ただでさえ暮らしていくのって大変なのに余計な心配や軋轢を抱えなければならない人々がどれだけ居るのかって話。

さて…過日「CRASS:ThereIsNoAuthorityButYourself」を観に行ってきた。
短いドキュメンタリー映画だったけど、CRASSって噂が噂を呼んでとんでもなく危険なバンドみたいなイメージがこびり付いてたのが一部刮げ落とされた感。「CRASS呼んだら100人来るぞ」とか「批判したら襲撃された」とか…諸々。確かに「バンド」の枠に収まらない政治的な活動は実際にあったようだけど。ペニー・リンボーの語りを聞いていると「YesSir,IWill」の音楽的な懐の深さにも納得。観に行ってよかった。それから、このバンドはアートワークでも多くの影響を後に与えていることをワザワザ書くことも無いけど映画館にポスター等が展示されていたのが貴重だったな。で、「なんで今CDを再発したり、映画を創るんだ?」(実際には5〜6年前?)という、ちょっとした個人的疑問にも合点がいいった。これは映画を観る前から想像してたけど超攻撃的なイメージと実際の人物像の知的さのギャップが興味深いというか、ただ攻撃的なだけでは彼らの歌詞、音楽、アートワークは存在しなかっただろうな、と。

その後、これは本当に久しぶりだったのだけど…
「さらば青春の光(Quadrophenia)/フランク・ロッダム」を観た。
何年ぶりだろう?たぶん…25年ぶりくらいかな?たしか…これ初めて観た時、まだ二十歳にもなってなかったんだよな。説明の必要も無いかもだけどTheWhoのアルバムが下敷きになってる映画。今観てもモッズ、フレッド・ペリーやベスパ等、映像的に非常にクールなんですが…ストーリーってこんなに単純というかシンプルだったかなぁ…とか。なんとなく思い浮かべたのが…ジョン・レノンの映画(「イマジン」だったかなぁ)でファンがジョンの屋敷に忍び込んでしまうくだり、ファンが「あんたに憧れて…」みたいな事を言うのにジョンが「そんなもんじゃない」って諭して飯を食わせてやるシーン。不良に憧れて無軌道に振る舞う主人公にそんなシーンを朧げに投影しつつ思い出し、ひとしきり感慨。
#65