,old sport.

2012年9月26日水曜日
東京地方、今日は晴れ間。
台風の影響があるようで明日から又もや雨続きとか。
自民党の総裁選結果出る。地方票、党員票、死に票に。
変らないなって言うか変る必要も無いってとこか。
今の民主党の様相じゃ危機感与えられるワケも無し。
なにしろ二大政党合わせても国民の支持は三割ぽっちだし。
破綻してますわー。

今日は午前中から用事が集中→バタバタとあちこち。
粗方片付けて実家に寄り昼食&先ほど帰宅。
煙草吸いながらメールチェックして…洗濯機を廻して…
2階に上がってあらためてメールチェック。
スマホでメールが見やすくなったのはいいのだけど
スマホでメールを打つのにはいまだ慣れない
なので結局はPCでメールを打つことになってる。
電車に乗った時などに見掛ける若者?
スマホを両手で持っておっそろしい早さでタップ
画面の中身は覗かないけどメールもしくはSNS?
さておき、あの指の動きの凄まじいまでの俊敏さ
あーいよいよ、俺も歳取ったサイドの仲間入りかなーとか。
だいぶスマホに慣れたけどあの早さはモノに出来そうにない。

先週末からの話。
日曜日は午後から舞台、夜からライヴと賑やかだった。
意図的に重ねた訳ではなくてライヴが後から入った。
なのに…その前夜、図書館から借りてきた本を読み出し…
止まらなくなってしまい明け方迄かけて一気に読了。


読んだのはこちら。
実はいま迄他の訳者のものも含め何度も手にしたのだけど
その度、途中で断念というか放ったらかしにしていた。
今回は村上春樹訳。これも…2〜3回目の挑戦だと思う。
過去に放ってしまったのは特に内容が難しいという事では無く
翻訳本特有の入りにくさと…冒頭で感じる時代性?が理由かな。
今回は…ちょっと我慢して読み進めている内に…
話が一気に繋がり出すところ(自身にとって)があり
そこから止まらなくなり、一気に読了と相成りました。
とにかく、村上春樹が驚く程に絶賛する小説として
知っている人も多いかもなのですが…まぁ、さておき。

主人公の台詞に頻繁に「〜〜,old sport」という言葉が出てくる。
今迄の訳者は色々な訳をつけたということだけど
村上本ではカタカナで「オールドスポート」とされている。
要するに訳してない。あとがきを読むと「訳せなかった」
といった旨の記述。この「old sport」というのを
実際に使う外国人には出会ったことがないのだけど
分かりやすく言えば「my friend」とか「sweet heart」とか
もっと短いのでは「〜〜,man」「〜〜,pal」なんかと似たような
要するにその言葉自体にそもそも意味があるというより
会話のニュアンスを変えたり人間関係の距離を表すものかと
で、これを訳さなかったこと、そのままカタカナ表記したことに
に賛否もあるようですが…個人的には「賛」というのも…
特別な場面で主人公が使うのであれば訳しようもあるけど
(例えば…彼が感極まったときに発せられた時とか。)
あまりにも頻繁に使われるので訳さない=意味の無いものとして
そのままカタカナに置き換えてしまう。頻繁さ故に有効かと。
もしくは訳すにしても若干喋り方のトーンを変える。程度かなぁ。
でもそれが読者に伝わるかどうかってかなり微妙な気もする。
「親友よ」とか訳すとどうしても文章がおかしくなる気がします。
村上春樹氏曰く、原書の美しさを理解するには英語の難易度が高い。
それを日本語に訳して文章の美しさを損なわないのはほぼ不可能。
そんなところでした。むー、これはもう一回読んでから…
原書にチャレンジしてみるしかなかろうと。むー。

で、日曜。の話は…又、今度。と。