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That gum you like is going to come back in style !

2015年6月15日月曜日
東京地方、梅雨の晴れ間。暑い。
明日から暫くは梅雨本番、雨がシトシト続きそう。

ここ数日はこの辺ばかり聴いてました。合掌。

玄関先の紫陽花。昨年、花が多く大きく咲き過ぎて茎が花を支えきれなくなり頭を垂れるどころかグニャリとへたってしまい非常に気の毒だったので咲き終わりに強剪定した結果、今年の花は小さいのが二つだけ。こうなると、もうちょっと咲いて欲しい気もするけどそもそも今年は咲かないだろうと思ってたので、まぁいいかと。今後の剪定をどうするか?鉢を少し大きくするか?う〜む。

こちらはプチトマトその後、グングン大きくなって茎もズンズン伸びてアッちゅう間もなく1m.程に成った。トマトの花が…10以上咲いているのでトマトも10個以上なるということか。しかし画像の最初になったトマトがなかなか赤くならないのよ。やっぱ肥料もあげないとダメなのかな?なんか自然由来の肥料を探してこようかな。
さて…先週からちょっと困ったことになっておりました。先週半ばに…「ツインピークス」を借りてきて…まぁとにかく観にハマったおかげで生活のリズムが著しく乱れて、体調→とりわけ胃の痛みと肩こりが酷いことに。いや、そりゃおかしくもなるよね=最初は全部観る気もなかったし「話ちゃんと覚えてるかな〜」程度で、新シリーズが放送されるのも来年の予定だし(前作から25年ぶり)急ぐ必要なんか微塵も無いし…なぁんて観始めたのが止められなくなり…実は観る前には20話位だったと勝手に思い込んでたのが29話、パイロットとして最初に放送されたものを含めると30話あってガーン!!と頭抱えつつ正味5日間で全部一気に観たりしたら。端は週末(6/6,7)家人が家を空けていたことに発し…週が明けても朝の3時過ぎ迄観続け日中もちょっと時間が空けばひたすら観てた。それでも朝は起きてたし日々の生業もこなしてたのが我も大人になったもんですなぁとかプチ感心しつつも朝食は喉を通らないし胃はグリグリして常に嘔吐感抱えてたし→これは観ながらひたすらビールか珈琲を飲みつつタバコをぷかぷかやってたから(タバコはいつもの倍吸ってた)。要するに…5日間で25時間程(特に中盤以降集中して)どっぷり観てたわけです。一昨日、数年ぶりに胃薬をゲットして飲み始めて…やっと今日、今ほど胃がスッキリしてきた感。一日中、ぜんっぜん腹減らなくなって一瞬なんかの病気になったのかと焦った。そんな中で同じ姿勢で観続けると確実に腰痛出るだろうからと体勢をマメに変えてたのは幸いだった。と…theバカ自慢はこの辺にしておいて…「ツインピークス」かなりしっかり話を覚えてましたね。序盤(シーズン1)はさすがの緊張感と怪しさで今でも一気にいけちゃう。中盤以降は最近のドラマと比べればスジも粗いだろうし所謂スピンオフが同時進行してるような蛇行っぷりで個人的には少々退屈(この辺に関しては「大人の事情」があったと聞きます)。例えば…「この人、なんで登場したの?」とか「今の会話って必要だったの?」とか。それからリンチ作品にしては説明的台詞や描写が非常に多くかなり親切な印象を受けた、この辺にも「大人の事情」があったのかな?それとも作家としてそういった時代もしくは時期だったのかな?個人的には20代の頃に旅行先で観たのでちょっとした想い出があったり、初めて観たリンチの世界だったので懐かしくもありってとこだけど「赤い部屋」の描写は今観ても古さを全く感じさせないのがスゴい。この頃、リンチは「ワイルド・アット・ハート」の製作も同時進行でこなしてたとか、で「ワイルド…」がカンヌでパルムドールを獲るも…その後の「ロスト・ハイウェイ」で評判を落とし(個人的には好きな作品ですが…)、後に「マルホランド・ドライヴ」でV字復活を果たすも「インランド・エンパイア」で再び遠くへ行ってしまうという流れ(「ストレイト・ストーリー」を除いた映画だけ取り上げれば)。それが「ツインピークス」放送から23年後の昨年、リンチ本人がツイッターで本エントリのタイトル「The gum…」という赤い部屋のミジェットの台詞を引用し新シリーズの製作を示唆するも「製作費の折り合いが付かず自分は離脱する」と言った後に「製作費の折り合いが付いたので復帰する」ということになって今に至る。これは当然そう考えるべきだと思うのですが…25年前より作家としての社会的なパワー(要するに「大人の事情」的なものに対する)が遥かに増してるだろうこともあるだろうし…何処迄彼の世界が鮮烈に展開されるか非常に楽しみ。まぁ、この先も来年本当に放送されるかどうか?ボンヤリと楽しみに見守るってところでしょうか。

そりゃ、この台詞もあることだし騒ぎにもなるよね。
(実際に彼らは遡って序盤で赤い部屋に於いて25年後に出逢っている。)

サウダーヂ / 国道20号線

2015年6月4日木曜日
新宿ケイズシネマにて6/6〜6/12迄、上映!

サウダーヂ/国道20号線|ケイズシネマ

ひとだんらく。

2015年5月25日月曜日
東京地方、曇り。
ちょっと忙しくなってたけど、ひとだんらく。
2軒隣の工事も大きな音が出る工程が終ったようで、ひとだんらく。
家の周りにワサワサ繁ってた蔦も自力で刈りまくって、ひとだんらく。
ここしばらく我慢してたことに何から手を出すかな〜。
梅雨になる前にやっとかないと!ってこともあるよな〜。
新国立競技場、結局、屋根が間に合わないってことになりつつ都に500億出してくれとかって…「これはヤバいでしょ」って思ってから関心を持ち続けてたけど「消費税が…」「資材が…」「重機が…」etc.って皆当初から言われてたことなんだよなぁ。ここでも誰が責任取るのかハッキリしない。ここで言う責任って責任取って辞めるとか、勿論、メディア中心に吊るし上げるとかではなく、責任持って経緯を説明する立場の顔が無いというか…まぁいつものことですが(で、済ませていいのかよって気もするけど)。初めから責任持って説明する気もなけりゃあ、そりゃ誰だって好き勝手やるよな〜。一部を仮設にして屋根無しで6万5千人収容(だったかな?)って元の国立競技場とたいして変らないのでは?とかね、もー散々無謀だ考え直せって言われて、シカトぶっこいて全部ぶっ壊して、すっかり更地になった後にこれだもんなぁ。耐震対策しっかりやって改修でよかったんじゃなかろうか、ほんとバカみたい。
ドローン、ドローンと騒ぎになってますが…個人的に最近の国内ドローン関連で衝撃的且つ言葉を失った映像だったのはコレ↓。
原発事故4年目の決断 NHK」
あらためて観ても強烈…いったいどうするんだろう、この先。一時は「そんなんでいいのかよ!」と憤ってばかりだったけど最善を尽くしてもこうせざるを得ないのであれば尚更先が見えなのでは。仮置き場の映像観てて…こんなこと言ってもしょうがないけど「ここに、もう一度、津波がきたらどうするんだ?」と。全部、海に持ってかれるんじゃないだろうか?そうしたら又「想定外」ってことになるんだろうか?
と、まぁ…さておき、映画メモを恒例的にサボってたのでちょこちょこと。えーと…どれがよかったかなぁ…。
*又もやトレーラーが埋め込めなかったので…公式サイト、その他にリンク貼っとこう*
コーヒーをめぐる冒険/ヤン・オーレ・ゲルスター」
トレーラーをファンシーにしないとキャッチが弱いってことなのか。反して内容的にはけっこうグリグリくる作品、たしか…ジム・ジャームッシュのデビューを彷彿とさせるってコメントがあったけど、「パーマネント・ヴァケーション」と並べるのも頷ける空気、もしくは薄いガスのような狂気漂うシーンが多い、それと同時に美しいシーンも多。これが長編デビュー作ってスゴい才能だよなぁ…今後が楽しみ。
グラン・トリノ/クリント・イーストウッド」
これ、今の所、イーストウッド作品の中で一番かなぁ。ちょっと前に「バード」も観たけど…こちらは…う〜ん…ってとこだった。本作はアメリカ(に限らずだけど特にアメリカ)の戦争関連映画にしては西部劇やヒロイックになってないのが良い。「贖罪」がひとつのテーマであることも重要なポイント。戦争関連映画で上述2つ(西部劇、ヒロイック)的手法で描写されたものは一面は切り取ってるかもしれないけどリアルと程遠く感じるので観ないことにしてる。
第七の封印/イングマール・ベルイマン」
これは…力強い映像の連続だった。観た後、長く頭に残る映像の連続というべきか。ストーリーも面白く(ちょっと怖いけど)再度じっくり観直したい作品。全く知らなかったけど「黒服に白い顔の死神」アイコンのルーツだそうです。
他に…「少女は自転車に乗って/ハイファ・アル=マンスール」「ジゴロ・イン・ニューヨーク/ジョン・タトゥーロ」「アンビリーバブル・トゥルース、シンプルメン/ハル・ハートリー」「俺たちに明日はない/アーサー・ペン」「一枚のめぐり逢い/スコット・ヒックス」「バード/クリント・イーストウッド」「真夜中の虹/アキ・カウリスマキ」#47〜2/41/4

連休どうでしょう。

2015年4月22日水曜日
東京地方、やっと晴れた。
日照時間が少なめ=テンション↓気味だった。
連休今年はどうなるかなぁ〜。
まぁダラダラ仕事しながら数日休む程度かな〜。
映画館で観ておきたい映画がぽつぽつと。

インヒアレント・ヴァイス/P.T.アンダーソン」
P.T.アンダーソン、これまで過去の作品をDVDで鑑賞してきたのが劇場公開に追いついた。しかし…東京の映画館って渋谷あんまり行きたくないなぁ…となると豊洲だけなの…?そもそも全国で9館だけとか劇場数少な過ぎでしょ!かなり期待してるんだけど全然話題になってないのかなぁ。内容的に日本人受けしないんだろうか?豊洲行くのも面倒なので下高井戸や早稲田に廻ってくるまで待つかぁ。いや、早く観たいんですけどね。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ」
映画は勿論ながら音楽が素晴らしいそうで。アカデミー賞の音楽賞ってオーケストラスコアじゃないとノミネートの対象にならないの?…ってそもそもアカデミー賞に関心無いので個人的にはどうでもいいと言えばそれ迄か。とにかく、自身、信頼する方々が音楽を絶賛していて非常に楽しみ♪
こちら→「『バードマン』のドラマーがアカデミー賞の葛藤を告白
パット・メセニー・グループの人なのね。って本来は何も知らずにスッと映画を観に行くのが好きなんだけど今回はこれ以外にも事前情報がそれなりに蓄積された状態で観る運びに。それもヨシ。
懐かしのラーメン、いや、未だ見ぬラーメンと言った方が正しいか。

十数年前迄、地元にあった中華料理屋高揚の暖簾を引き継いだ店が東中野で営業してるのは随分前から知ってた。なかなか行く機会が無かったのを先週末やっと暖簾をくぐったわけで。地元にあったオリジナル店舗は中学生の頃からちょこちょこと話に出る店で麺類メニューで最安のラーメンが一杯=1,100円?だったかな。今では食材に凝ったラーメンで高い値段をつける店もあるけど当時では破格・高級。「食べたことあるよ」って同級生なんて殆ど居なかった。薬膳、青竹手打ち麺ってうたってたかなぁ、なにしろ高いよってことで話題になる店だった。この店と高校生になった後に知ることになる荻窪の春木屋(こちらは叉焼ワンタン麺がたしか…1,500円とかだった)にも驚いたけど製法や食材はともかく当時としては町の中華屋さんの素ラーメンで1.000円超えってスゲーなと、餃子2個で600円とか800円だったかな?それもスゲーなと。で、いただいたラーメン、あっさり滋味で美味しかった。こちらの店ではラーメン=700円、今の時代ではフツープライス。ただ他の麺類になるとグッと値段が上がって1,300円↑だった。雲呑麺、広東麺など美味しそう。昼のランチはリーズナブルらしいので又行ってみよっかな〜。いや、オリジナル地元高級中華料理店のラーメンはついぞ食べられなかったけど後継店で望み果たせたのが嬉しかったというおはなし。

アキ・カウリスマキ

2015年3月30日月曜日
東京地方、ヒジョーに暖かい。


哲学堂の桜、ほぼ満開。
アキ・カウリスマキ、この映画監督の名前を教えてもらって最初に観たのが「ル・アーヴルの靴みがき」で記録を遡ってみると…去年、6/19のエントリに入ってた。次に観たのが「街のあかり」で11/14のエントリに入ってた。その後…レンタルにボックスセットが丸ごと出てるのを発見し…昨年末からかな?8枚全て2作入りのDVDをコツコツと借りては観続けた。少し前にレンタルに出てるものは全作品観終って、なかには二度観たものもあり、記録しておかないと…思いつつ今日に至った次第。いつものように観た映画の個人メモなので作品解説や細かいストーリー等は省くとして…ザッと書いておくと多くの作品の根底に共通して存在するのが社会の底辺(あまりこの言葉は使いたくないけど)で逞しく生きる人々への優しさや暖かい眼差し、じわぁっと染み込んでくるユーモア、フィンランド語がわからないのが残念ながら字幕からでも感じられる台詞の素晴らしさ、ほぼ全作品に通じる極端な台詞の少なさと余計な動きを排除した画。慣れる迄に少し時間を要する人も居るかもしれないけど個人的には抵抗無くスッと受け入れられた。そうそう、それから音楽の使い方、挿入されてる楽曲も素晴らしかったなぁ…これもスッと入れた大きなポイントのひとつかもしれない。最新作から遡る形で観ていったのでカティ・オウティネンが少しずつ若返っていく感覚も新鮮だったし、なによりマッティ・ペロンパーの魅力が素晴らしかった。日本人にはまず居ないであろうこの二人の俳優の名前は覚えるのに少し時間がかかった。今回「街のあかり」は観なかったけど「ル・アーヴル」を観直したのでトータル16本観た中で最高だったのが、この辺りだろうな〜。
*以下、いつものようにトレイラーを挿入しようとしたけどウマくいかなかったので、このまま。そもそも日本語字幕のついたトレーラーは新しい作品のものしか見当たらない。*
パラダイスの夕暮れ
これ、最高+最高。「スモール・ポテイトス」。この上なくロマンティック(→滅多に使わない言葉だけど、これ以外に考えつかず)。エンディングに流れる曲の歌詞、素晴らしい。
愛しのタチアナ
愛おしさと可笑しさが全編に溢れる。ユーモアという切り口ではこれが最高かもしれない。この作品を観た後にマッティ・ペロンパーが若くして亡くなったことを知り、グッと切なくなった。「世の中は厳しい」「ロッカーは長生き出来ない」だったかなぁ…作中では笑うべき愛おしいシーンだったけど現実と繋がってしまうと切ない。
「過去のない男」
クオリティ的には、この映画が一番かもしれない。ストーリー展開から映像から非の打ち所が無いのでは?
「コンタクト・キラー」
あとこれ…ジョー・ストラマーが歌ってるし!!バックにはエルビスだし!!
他の作品もよかったな〜。タイトルを頭に浮かんだ順に羅列すると…「真夜中の虹」「浮き雲」「白い花びら」「ハムレット・ゴーズ・ビジネス」「ラヴィ・ド・ボエーム」「マッチ工場の少女」「カラマリ・ユニオン」「罪と罰」ちょっと別枠として「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」「レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う」「トータル・バラライカ・ショー」←これはコンサートの記録映画、レニングラード・カウボーイズと旧ソ連退役軍人によって構成されるアレクサンドル・レッドアーミー・アンサンブルとの共演ということですがスゴい迫力。
赤字は2回観た作品。#36〜2/31/3
こうしてズラーッと観た中で「コンタクト・キラー」「ラヴィ・ド・ボエーム」に出ていたジャン=ピエール・レオに引っ掛かり、次はトリュフォーいってみっか〜!って流れに。
追記:「ル・アーヴルの靴みがき」に収録されていたマルセル役主演俳優のインタビューで作中コンテナに隠れて入国する人々の服装、身なりについて監督が話した内容を聞き「あぁこの監督はわかっているんだなぁ」と、いたく心を動かされた。

春、もーちょい。

2015年2月23日月曜日
東京地方、ひっさしぶりぶりな暖かさ。
春も目と鼻の先ですわいな。

玄関先の梅も蕾にだいぶ色がついてきた。
去年とだいたい同じタイミングで咲きそう。
瞬く間に終りに近づく2月アレやコレやとバタバタ過ごしつつ…前回「これに行く!」と書いたアレコレには概ね行くことが出来て幸せ。その幸せまとめをちょかちょかと。

野田地図「エッグ」。今回は2回目、そして初・2階席からの観劇。2階席…どうなんだろうか?と思いつつ行ってみると…ド・センターであり舞台全体を俯瞰できる絶好のポジションでした。前回観た時も劇中の4年後、8年後?、8年間とかって時間軸が掴み切れない感があったのだけど…やはり今回もそれはあまり変らなかった。舞台に近い席で観ると演技の迫力や展開のスピードに圧倒されて全体に眼がいききらないというか…まだ野田地図観始めて4年4公演目なので慣れないというか…追っかけるのが非常に大変なのですが、2階席から観るとそれらが比較的追っかけやすかったかな。穏やかな笑いから始まりキラキラした序盤から中盤以降の満州、731部隊といった重々しいテーマにグググッと持って行かれてラスト迄の2時間15分息をつけない程、ほんとに。こんなに短く感じる2時間15分というのもなかなか無いよなぁ。次回の公演からは頑張って2公演チケット取って2回は観たいものだねぇって話した。2回目は少し気持ちに余裕をもって観られるので細かいところを理解する上でだいぶ違う気がする。でも、あれ、パリ公演では字幕が出るって書いてあったけど…いったいどんな字幕になるのか想像もつかないな。余談でもないけど個人的には深津絵里さんがいちばん良かったかなぁ。

アンサンブル・アジア・コンサート、こちらも行ってきた。いや、かっこよかったな〜。ユエン・チーワイさんという初めて聴いた音楽家の出す音が丁度対角線上で聴いていたせいもあるのか良かった。その後、彼の所属するバンド「TheObservatory」のライヴが近所であったのだけど…こちらにはどうしても時間が取れずに行けなかった。今後もチェックし続けよう。音源手に入れてみようかな〜。何処迄行っても新しいもの、知らなかったものが見付かる、音楽には本当に終りがない。
訳がわからないからこそ面白い 大友良英とアジアの刺激的な関係 CINRA.NET」
それからこちら↓もうすぐ(3/10)放送ですか、楽しみ♪
LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと NHK」

そして…ニック・ケイヴの映画、なかなか行けないでいる内に最終日になってしまい焦りつつ行ってきたけど、中身の非常に濃いニック・ケイヴによる自分語り記録映画だった。「I'm your fan.」と言って憚らない数少ないミュージシャンのひとりなので大感動しつつラストでは少しじんわりしてしまうなど、とにかく力強い言葉と映像の連続だった。シドニーのオペラハウスでのライヴ映像も素晴らしいのだけど(過去の映像がカットで入るのは人により好みが別れるかも)、その少し前小さめのホールでのライヴで最前列にいる女性オーディエンスに語り掛けるように「CanYouFeelMyHeartbeat」と何度も繰り返し(たしか…)髪を撫でてたかな…もう、その女性は感動して震えてしまい、それが周囲の他のオーディエンスにも伝播していき、会場がものスゴい熱気の渦のようになる。これが、この人のライヴの凄まじいところ。観客と一体に…と言葉で書けば簡単だけどその一体感が桁外れに凄まじい。ブリクサと語り合うシーン(短い!)では「だからバンドを辞めたのか」とか笑っていいのかわるいのか微妙だったし、カイリー・ミノーグと語り合うところではマイケル・ハッチェンスに話が及び「彼は大衆の心を掴めた、俺はせいぜい最前列だけ」みたいな話になるんだけど…その最前列の心というか魂の掴み方がハンパじゃないということ。双子と映画を観ながらピザを食べるシーンでは、その映画が「スカーフェイス」でしかもラストのトニー爆裂大発狂シーンで映画史に残る名台詞「セイ・ハロー・トゥ・マイ・リル・フレンド」の所で親子揃って大爆笑というユーモアも堪らないし…と、まぁ、映画を観た後はCDを引っ張りだしてどっぷり聴き込んでる次第。映画の興収や動員数がどうだったのか?知る由もないけど是非DVDにして欲しい。繰り返し観たい。そしてもし他の映画館で今後上映されるのであれば必ずもう一度観に行こう。
と…一気にズラズラと書いたところで映画メモ。

「もうひとりの息子/ロレーヌ・レヴィ」
少し楽観的な展開といった評もあったようだけど、あまりに絶望的な展開でも観る方としては厳しい。所々、登場人物夫々の感情の揺れにハッとさせられるし、なによりなかなか目にする機会の少ない街の様子などが映し出されている。パレスチナ側で車を運転するシーンが嵌め込みになっていて逆にリアルな気がした。
他に…「アンナ・ハーレント/マルガレーテ・フォン・トロッタ」「その街のこども/井上剛」←2回目か。じんわり。音楽も良い。「ジェイコブズ・ラダー/エイドリアン・ライン」←20台の頃、デート映画に選んで大失敗したトラウマ映画。たまたま見掛けたので借りてみた。今観ると悪くない映画だけどデートにはやはり向かない。「オン・ザ・ロード/ウォルター・サレス」「ハング・オーバー!/トッド・フィリップス」「スタンド・バイ・ミー/ロブ・ライナー」←懐かしの映画シリーズ、何回観ただろうか。「ショーシャンクの空に/フランク・ダラボン」←原作スティーブン・キング繋がりということで観てみた。これも何回観ただろうか。「ダイハード・ラストデイ/ジョン・ムーア」#17〜2/12/3

2月→

2015年2月9日月曜日
東京地方、寒い。最低気温零度以下。
仕事部屋もコンパクトヒーターで暖まる迄小一時間かかる。
座りっ放しでPCに向かう時間が長く目が疲れて肩がこる。
特に右肩がヒドい=バキバキ。時々立ってストレッチやってみたり。
コンタクトを外して眼鏡に換えたら少しラクになった。
昨日は浅草へ。

鴬谷駅を高架から眺める。駅周辺は自分が生活するエリアとは違う雰囲気が新鮮。ゆっくり歩いて浅草寺まで行ってきた。

ご神木。
最近、交互に聴き耽っているCD2枚。

「()/SigurRos」
これ…素晴らしい(溜息)。以前、バウスでこのバンドのライヴ映画?を爆音上映する企画があったことを憶えていて、バンドの存在自体知らなかったので観に行こうかとネットでサラッと数曲聴いてみたら…(どの曲を聴いたか憶えてないけど)なんとなく引っ掛からなくて…行かなかったのを憶えてる。もし、このアルバムと同じような演奏を大きな音で聴けたのかと思うと…大変な損失。なにしろ気になったら行ってみるべきだよなぁ。多少のノイズも含むし万人受けするかどうかは「?」だけど全てが美しい方向へと昇華してるように感じる。これ、家にあるのとジャケ違いなんだけど…なんだろう?

「JASMINE/KeithJarrett CharlieHaden」
「Call your wife or husband or lover in late night and sit down and listen.」(ライナーより)
「Yes I will.」でも、独りで聴いてもそれはそれで当然素晴らしい。
今週は盛り沢山で…明日はこちらへ。
NODA・MAP第19回公演『エッグ』
楽しみだな〜♪なにしろ同じ演目を2回観たことが無い。前回公演時には東京オリンピックの招致も決まってなかったし、このあとパリに行くというし、いや〜本当に楽しみ♪
明後日はこないだブログに書いたこちらのライヴへ。
アンサンブルズ・アジア・コンサート
この展覧会関連ライヴはこれで3回目。今回は展示も観てこよう。
そして…Mr.NickCaveである。

ニック・ケイヴ/20,000デイズ・オン・アース
2/7公開というのは知っていたのだけど…なんと上映が今のところ2月中旬迄だって!短過ぎるよなぁ…上映する劇場数も少ないし…まぁ、関係ないのである。必ず観に行かねばならないのである。ライヴシーンも挿入されているとかで非常に楽しみ。1992年だったかな?に観たこの人のライヴが今迄に数え切れないくらい観てきたライヴの中で奇跡みたいに感動的だった内のベスト3に入る。この時、忘れられないのが(前にも書いたかもしれないけど)ライヴハウスに入ってくるニック・ケイヴとブリクサ・バーゲルトを目の前(ほんと目の前)で見たこと。ライヴハウスの入口ホールの雑踏・ざわめきもなんと言うか…その近付き難い雰囲気に道を空けて、彼らが空いたその道を悠々と歩き螺旋階段を2階へ昇っていくのを見えなくなる迄ボーッと眺めていた。この記憶、映像になって今でもしっかり頭に焼き付いている。色々なバンドで強烈な個性がぶつかりあうとかってあるけどニック・ケイヴとブリクサ・バーゲルトが同じバンドに居たってのは奇跡以外のなにものでもあり得ない。断言。

正月☆映画

2015年1月17日土曜日
東京地方、穏やかに晴れてる。
昨夜、呑みに出て呑んだ焼酎が体に合わなかったのか…
ホッピーセットに中1回だけでぐるんぐるん&足下ふらふら、酩酊。
夜中に時々起きては水を飲み…朝迄にトータル2Lくらい飲んだ。
今年は知らない店で焼酎を飲む時はホントに注意しよう。ヤバい。
今日は…この後、年末に録画した「その街のこども」を観る予定。
裏の工事、どうやら解体や基礎関係の作業は終ったらしく、ボードを留める時にコンプレッサー使って「バツン!バツン!」とやる巨大なホチキスみたいな工具が出す音を除いては大人しくなってきた。一時は真剣に仕事をする場所を外に探さないとヤバい全然進まないって勢いだったけど、これならなんとかやり過ごせそう。
正月に観た映画メモ。去年の暮れに家人と各々1本ずつ、お互いに観たい映画を相談して1本=トータル3本、正月に観る映画を選んでおいた。加えて今年初、映画館で観た映画。去年は「東京オリンピック」だったなぁ。

大いなる沈黙へ グランド・シャトルーズ修道院/フィリップ・グレーニング」
岩波ホールで公開された時から観よう観ようと思いつつ…やっと観られた。音楽が無いドキュメンタリー映画は過去に何作か観ているけど、ここ迄「削った」又はそもそも「加えていない」ドキュメンタリー映画は初めて。その分、映像にたっぷり浸れる。興味や関心の無い人は中々観ようと思わないだろうけど自分の知らない世界に触れてみたいという気持ちがあれば観ておいて損は無いかもしれない。パンフレットは残念ながら売り切れてたものの、この映画に合わせて当地の特集を組んだ雑誌を去年買っておいたので折りをみて読み直したい。
麗しのサブリナ/ビリー・ワイルダー」(家人薦)
ヘプバーンの出演作品を1本も観たことがないと言う自分に家人が薦めてくれたのは「ローマの休日」だったけど貸出中故にこちらを観た。この時代、既にこの手のプロットって確立されてたのか〜!と小さく驚いた。知らずに焼き直しを何度観てきたことだろうという話。ハンフリー・ボガート、さすがにお歳を召し過ぎてはいませんか?って気もしたけど、彼の台詞は素敵でしたね。ヘプバーンは衣装も含めてトータルで可愛らしく上品、なるほど皆憧れただろうなぁ…と。
ストレンジャー・ザン・パラダイス/ジム・ジャームッシュ」(自薦)
これ観たの何回目だろう。家人は初めて観た。感動!とか衝撃!とか一切無いけど静かに響く良質な映画(素晴らしい!と言うのが憚られるような淡々とした映画)。
マグノリア/P.T.アンダーソン」(共薦)
こちらも何回目だろうか。いまだに少し解ってない部分もありつつ…。繰り返しになるけどトム・クルーズが出てる映画は数本しか観てない中で恐縮ながら彼の演技は本作が最高ではないでしょうか。赦される人、赦されない人、強い人、弱い人、巡り会う人、別れる人、そして全ての人に等しく…みたいな。この作品での音楽と映像の合わせ方は知る限り最高の内のひとつ。解らない部分をなんとかしようとしてネットで検索かけたら、この映画が一部?で「カルト映画」ってことになってるのを知り驚く。かなりエンターテイメント的要素の多い多くの人の心に響く名作だと個人的には認識しておりました。
他に…「コンタクト/ロバート・ゼメキス」「夜の大捜査線/ノーマン・ジュイソン」「ナイト・オン・ザ・プラネット/ジム・ジャームッシュ」「暗殺の詩/ロベール・アンリコ」
#8~1/6/1

ラーメン&映画 2014.

2014年12月30日火曜日
東京地方、今日は暖かい。
午前中から近所に買い物に出たり家の外壁を水掃除したり玄関先の睡蓮鉢を掃除したり…で、あっという間に午後になった。このメモを片付けたらゴルフの練習に行って今年の打ち納め、戻って夕方から新宿に行ってアレコレ。なんか今年の年末はたいして忙しいとも感じてなかったけど次から次へと予定が入ってあれよあれよと時間が過ぎ去ったのであった。

こないだ宅ラかました時の写真。ササッと作ったので具はテキトー。ただスープはそれなりにしっかり準備したので美味しくいただけました。
少し前に東京のラーメンがビブグルマンに掲載されという話題があって「何処が載ったのかな?」ってチェックしてみたら以下の通りだった。
青葉(中野) ・維新(目黒) ・伊藤(王子神谷)
・伊藤 銀座店(東銀座) ・金時(江古田) ・好日(東中野)
・RAMEN GOTTSU(練馬) ・しながわ(要町) ・ソラノイロ(麹町)
・多賀野(荏原中延) ・蔦(巣鴨) ・トイボックス(三ノ輪橋)
・ドゥエイタリアン(市ヶ谷) ・びぎ屋(学芸大学) ・不如帰(幡ヶ谷)
・ぶらり(日暮里) ・三藤(緑が丘) ・むぎとオリーブ(東銀座)
・えどや(小岩) ・もりずみ(茗荷谷) ・やまぐち(西早稲田)
・ブンブンブラウカフェ(旗の台)
赤くなってるのが既食店=7軒。正直、選んだ人達がどういう基準で選んでるのか?どれだけ他を廻ってるのか?よくわからないけど…行ったことがある店に限っては「コッテリ」ではなく、一時「淡麗」とかって言われてた感じの店が多いかなぁ。そうでなくても料理としてしっかりラーメン作ってる店が多い印象。「ラーメン」って言葉でもはや一括りにするのが難しい、店によっては驚く程に素材を厳選し調理法を追求して…しかし価格設定には限界があるという。何度も食べてる近所の金時や好日が入ってるのには「おぉ」といったところ。どちらもスゴく丁寧にラーメン作ってる店ですね。来年はちょこちょことリストに載った店を廻ってみようかなぁ〜とか。
さて…今年最後、映画のまとめ。先週迄、早稲田松竹でホドロフスキーの「リアリティのダンス」をやってたので観に行こうとするも時間作れず、ポランスキーの新作やトゥアレグ族のドキュメンタリーも観に行きたかったのにいずれも時間が無かった。と、残念がってても始まらないし年が明けても観られるものもアリアリなので楽しみを取っておいたくらいの気持ちでいましょう。今年、印象に残ってるのは…カサヴェテスの「フェイシズ」を映画館で観たこと。これが一番デカい。しかし、その映画館も今は閉館してしまったという…。あと、こないだ初めて映画祭に行ってきたこと。シネコンの一番多きスクリーンも初体験だったし、シネコンも場所によっては悪くないのかな?とか。
「ミルク/ガス・ヴァン・サント」「インテリア/ウッディ・アレン」「シンプル・ブラッド/コーエン兄弟」「二つのロザリオ/マフムト・ファズル・ジョシュクン」「ドアーズ まぼろしの世界/トム・ディチロ」「ワン・ラヴ・ピース・コンサート ボブ・マーレイ/」「プール/大森美香」#117
というわけで…今年観た映画は117本♪

Twitter.

2014年11月20日木曜日
東京地方、寒い。
我慢してるわけでも無く今シーズンは未暖房。
裏の工事、最初のピークは解体作業をガシガシやってた時だったみたい。
この程度の騒音なら慣れれば然程気にもならず。ヨシヨシ。
いつの間にかツイッターのマイ・ツイート数が1万を超えていた。初めの内はよく分からないまま知ってる人、主に実名アカウントを片っ端からフォローしてたけどゴチャゴチャになったので徐々に削っていって…現在のフォロー数は70程を上下、フォロワーは120程を上下。会話?はほぼゼロでシンプルな自分メモになってる(このブログと同様)。単純な例だと猫が来た時間に「来た」とツイートしておいてTWILOGというアプリと連動させておくと後に自分のツイート内検索が出来るので「いつ、どこで、なにをした、どう感じた…etc.」を記録出来る。仕事なんかでも「どこ迄どうした」とメモ代わりに使ってる。FFとは別にリストというのがあり、ライヴ・映画・ニュース・外国の報道・語学…etc.と項目を別けてアカウントを集約しておくとTLで埋もれてしまうこと無く随時チェック出来て…まぁ「楽しい」というものではないけど実に便利。「誰にフォローされた、リプ貰った」的感情の揺れみたいなのはツイッター始める以前に枯れてる中で…ちょっと感慨深かったのはジョン・ルーリーと相互フォローになったことかなぁ。あと、家人とも相互フォローしてるので連絡代りに使ったり所在確認の役目を果たすこともある。しかし1万ツイートって結構多い気もするよなぁ、尤も「地震」とか「帰宅」とか…そんなのが数え切れないくらいあるんだけど。
そして毎度の映画メモ。これでやっと今年ここ迄に観た映画に追いついた。

「きっと、うまくいく/ラージクマール・ヒラーニ」
これ、傑作。ちょっと長いしコテコテなんだけど超がつく程面白い。「これは…」とか笑いながら観られる。ストーリーもかなりベタながら最後迄しっかり観せてくれる。強烈だったのは「貧困」すら笑いにしてしまってるところ、ものスゴいパワー。この映画もインド映画としては少し変ってると聞いたけど踊るシーンはこういった挿入の仕方がインド映画を知らない人(自分含む)には受け入れ易いのかも。「ズビドゥビ・パランパン♪」ってなんだよ!笑いながら真似してみたり♪

「ダラス・バイヤーズ・クラブ/ジャン=マルク・ヴァレ」
1980年代、アメリカに於けるエイズ患者偏見・差別の一端を描いた実話ベースの作品。役作りが話題になったと聞いたけど、役者の元の姿と劇中のそれを比べると壮絶な痩せ方をしていて体調おかしくならなかったのかな?と素朴に考えてしまった。主人公が少しずつ変っていくところを観て「差別を受けて初めて差別される人の気持ちがわかる」と…。
他に…「ブレックファスト・クラブ/ジョン・ヒューズ」「狼たちの午後/シドニー・ルメット」←この2本は懐かしの映画紹介シリーズとして。「スラムドッグ・ミリオネア/ダニー・ボイル」「脳内ニューヨーク/チャーリー・カウフマン」#110

朝練。

2014年11月14日金曜日
東京地方、殊更透明な空気に射す朝陽。
裏の工事ウルセー!そんな日々が本格的に始まった。
しかも…7時前から搬入をカマしてるのか…
バリバリやるぜ的おっさん達の「絞り」という概念など存在しない
フルヴォリュームの世間話を起き抜けの窓越しに聞かされる朝。
住宅が隣接してる現場で音を出すのは8時以降にして欲しいなぁ
工具は使ってなくてもあんだけ大声でやられるとなー。うーむ。
ブログに書いてても仕方ないので、あまり続くようなら早めに物申そう。
いつもの朝の諸々をちょっと調整してゴルフ練習場へ行ってみた。

さすがに平日の朝は空いてた。そして高齢者率が9割超だった。

渋い。年代物のベンディングマシーン(球売機)。今朝は1籠=たぶん60球程。松山プロのスウィングをじっくり映像で観る機会があったので一部だけ参考にしてスウィングを縦に修正してみた。(プロのスウィングを参考にするなら一部に限る。全体を真似しようとするのは無謀。)あとは…スウィングの起点など細かいポイントのチェック。寒くなったとはいえ1籠打ったら随分体が暖まった。
家に来る猫ズ、最近ちょっと心配なのが…家に来てる間、お母さん猫が妹猫を半ばガチで威嚇&攻撃すること。妹猫が先に来てる所に母猫が後から来た時はほぼ毎回そうなる。親離れさせようとしてるのか…なんだろう?可哀想に母猫はマジでおっかないので妹猫は萎縮してしまうばかりなのであった。一応、声掛けして止めようとはするんだけど、なにしろ母猫は触らせてくれないので…困ったのぅ。一連のドサクサに紛れて妹猫をササッと膝にのせ慰めてみると…

おぉ…初めて首押さえずに撫でられた。おぉ…。ご覧の通り、まだまだちっちゃいんだから…母猫も前みたいに優しくしてあげられないかなぁ。

こちらはケミカルカラーの猫じゃらし。仔猫が戯れるかと思ったら母猫が一番戯れるという誤算。今の所これが唯一のコミュニーケーションかなー。楽し♪
映画メモ。今回はヨーロッパ映画をまとめて。どれも素晴らしい作品だった。

「海を飛ぶ夢/アレハンドロ・アメナーバル」
ハビエル・バルデム主演の映画はこれで3作目。才能あふれる女たらし、恐ろし過ぎる殺し屋に続いての本作。実話ベース、重厚なテーマ、やはりここでも演技を含めたハビエル・バルデムの存在感が強烈だった。単純な美談的展開にしてないところが良かった。彼だけでなく周りも重厚な演技。

「オープン・ユア・アイズ/アレハンドロ・アメナーバル」
これは上記作品の監督繋がりで観た。後にハリウッド、トム・クルーズにリメイクされたとのこと。一見、複雑なストーリーも説明を付けるような台詞があるのでわりと合点がいった。勿論、その台詞が夢でなければという話。ペネロペさんがラァヴリィ♪過ぎた。

「街のあかり/アキ・カウリスマキ」
観た直後はそんなに良いかなぁ…とも思ったけど「ジワジワくる」映画ってこんな作品のことかもしれない。それにしても「敗者三部作」ってスゴい括りだな。完結編を先に観たけど遡って先の二作を観ても大丈夫だろう、たぶん。
他に…「リスボン・ストーリー/ヴィム・ヴェンダース」「ミッドナイト・イン・パリ/ウディ・アレン」ミッドナイト…は2回目「又、観たいね」って話になったわけで。多少バカバカしい設定を楽しめるかどうか?別れる気もするけど…喜劇的要素ってそんなものでしょう。#104

「社会派」

2014年10月31日金曜日
東京地方、朝晩はグッと冷え込み厳しくなりつつ。
連休には家人の実家へメダカをお運びする予定。
ベランダで飼育してるメダカ達の水を換えて選別して
水草とオールセットでお運び出来るようにしておかなくては。
水に触るのが嫌になる季節到来前に果たせそうでよかった。
で…明日はコチラへ→「フェスティバルFUKUSHIMA!@池袋西口公園
久しぶりだし楽しみだなぁ♪雨、降らないといいけど。
以下、サクサクと恒例の映画メモを。今回はレンタルショップで「社会派ドラマ」ってジャンルに分けられてるものをいくつかまとめて+ドキュメンタリーも。借りる時はたいてい「社会派ねぇ…」と頭の中で呟いてます、なんとなく。

「戦場でワルツを/アリ・フォルマン」
個人的に戦争映画が苦手で進んでは観ない、特に戦争を1ミリでも美化していると感じたら観始めても止めてしまう。そんな訳で自分が観る戦争映画は「厳しい」内容のものばかりになる。で…この作品はイスラエル国防軍の兵士だった監督が自身の失われた記憶を辿る過程をアニメーションで表現した映画。人間は混乱した状況下でしばしば記憶を消失してしまうという。「サブラ・シャティーラ虐殺」ラストは目を瞑りたかったけど堪えた。アカデミー賞?で本作と日本の「おくりびと」が共に外国映画賞(だったかな?)にノミネートされたと記憶。この監督の新作が海外では公開されていると聞いたけど日本ではどうなんだろう?

「ミュンヘン/スピルバーグ」
これで「ブラック・セプテンバー」ドキュメンタリー、ドキュメンタリーを元にした映画(この2作品は事件そのものを記録)、スピルバーグによるノンフィクション小説を元にした映画(こちらは事件後の「報復」を記録)、と…なんとなし(そもそも事件自体を知らなかった)に手に取ったDVDを切欠に関連3作品を全て観たことになる。個人的な印象では…ドキュメンタリーが当たり前ながらリアルで心に残ったかな。正直、スピルバーグの映画になるとノンフィクション小説が原作とはいえ何処迄リアルなのか?と…ただ、幾つかの角度から色々と考えさせられた作品ではあった。スピルバーグ自身各方面から批判されたと聞くけど、こういった事件を公正に描くこと自体難しい、いや、そもそも「全ての立場の人々から受け入れられる映画」として撮るのは不可能だろう。しかし、スピルバーグだからこそ撮れたってことなのかな。
他に…「ダウト〜あるカトリック学校で〜/ジョン・パトリック・シャンリー」「ユナイテッド93/ポール・グリーングラス」「グッドナイト&グッドラック/ジョージ・クルーニー」「フェイシング・アリ/ピート・マコーマック」#99

DavidLynch

2014年10月21日火曜日
東京地方、朝から雨がシトシト。
朝晩、肌寒くなりつつも今年は秋が長くてよろしい。
ずっと机に向かってるんだけど、とにかく今日は眠い。
又もやというか、いつものことで、観た映画を端からメモしておこうとしつつ、つい忘れてしまうのだった。というわけで…ちょっと整理して一部アップ。今回は…「ツイン・ピークス新シリーズ2016年放送」には無関係なんだけど、時期はバラバラながら最近観直したり初めて観たデヴィッド・リンチの映画を。そもそも普通にストーリーを追える映画が(エレファントマンは相当前に観たけど内容忘れてるので除くと)「ブルー・ヴェルヴェット」、微妙な部分を残しつつフォロー出来るのが「ワイルド・アット・ハート」ぐらいで後は「ワケがわからない」と言えばそれ迄だし「わからないけど面白い」って人しか観ないんじゃないか?って気がする中で↓

「ストレート・ストーリー」
これ、初めて観たけど素晴らしかった。そもそも作品の存在自体を知らなかった。タイトルの「ストレート」というのは主人公の名前ながら内容もストレート、シンプルでわかり易い。驚き。音楽の使い方が所々魅力的だし、スピードが出過ぎて事故を起こしそうな場面の描写などはさすがの迫力。どなたにもお薦めできる映画だなぁ、観てよかった。

「マルホランド・ドライヴ」
やはり、これが一番好きかもしれない。こないだウディ・アレンのドキュメンタリーの予告を観ていたらナオミ・ワッツが出てて「ウディ・アレンが監督、共演者として最高」みたいなことを喋ってましたが…彼女のデビュー作(もしくは出世作)はこの映画だったと記憶してるので、リンチはダメなのかな?とかぼんやり。「インランド・エンパイア」にもクレジットされてたんだけど、何処に出てたか全く分からず…調べてみたら、なんと…ウサギの着ぐるみ着た役だったとか…。本作でもかなりキワドい役だよなぁ。これじゃあ仕方ないかぁ。

「ロスト・ハイウェイ」
映像に延々漂う怪しさ…やはり素晴らしい。怖い。始めのとこだけ書いとけば「人間が入れ換わる」というのは監督本人のインタビュー(インタビュワーは町山智宏さん)によるとO.J.シンプソンをモチーフにしているそうで。たしかこれ前に書いたかな?O.J.シンプソンが夫人を殺害した後に楽しそうにゴルフをプレーする様子を見て「人格乖離」だっけかな?まぁこの辺の話はググればいくらでも見付かると思うので。しかしながらシンプソンの場合は外身は代らず、内面の変化だとも…まぁ、とにかく、ここで、「わけわかんねぇ」と突き放してしまうと詰まらなくなるかもしれないので「それはそれ」として呑み込んで観るとあまり気にならなくなるかもなー。余談ながら初めの方で監守役で出てくるのはヘンリー・ロリンズ、はまってる。
#95

すんみなんれたぁ♪

2014年10月18日土曜日
東京地方、穏やか晴天。
先日、母猫に引っ掻かれた傷、やっと痛みが消えて傷口も固まってきた。全治1週間ってとこだったかぁ。一昨日迄は何かに触れると「痛ぅ」と指先から力が抜けてしまうような状態だった。ゴルフの練習のスケジュールが大幅に狂って来週明け以降始めざるを得ないのが少し残念。

これ…1週間程前だったかな?新日本ハウスの営業のおじさんが訪問してきて手渡しされたチラシ。まぁ挨拶代りということで…ってな話を短く聞いて…ドアを閉めて再度チラシに目を落としてから丸一日程、頭の中でズ〜っと「すんみなんれたぁ〜♪わんがやんにぃ〜♪リフォーンムゥしようよ〜ん♪」という例のCMソングがグルグル回っててスゲーな新日本ハウスのCM!って感嘆しきりだったわけで。一度聴いただけで印象に残るというのが主眼だとすればバッチリですよ。ってこの曲「Dream」って曲名なのね、これは知らなかった。
さておき、このチラシを貰った翌日ですか…飯田橋にある「ギンレイホール」って映画館で「タクシードライバー」を観てきたわけです。これは、初めての体験であり、たっての希望だった。自分が子供の頃の、この時代の映画って、なかなか映画館で観る機会無いですから。いやぁ、映画観てる間も「Dream」が頭ん中で鳴ってたらどうしようか?とか少し心配しながら、ははは。

館内にはポスター。カッコいい。
いや、素晴らしかったなぁ。映像は勿論だけど音が素晴らしかった。「こんな音あったっけ?」ってのがポツポツ、特に高音。少し前に友人とこの映画の話をしたんだけど、やはり…あのラストってどんな?って話になったので…以下、ネタバレありつつ。途中をすっ飛ばしてラストのみツラツラと思うままに。銃撃戦の後、自分の頭に指を向けて引き金を弾く動作…。景色が切り替わりアイリスは解放され両親の元に戻り、病院らしき場所のベッドから見える角度の壁には両親からトラビスに感謝する手紙、銃撃戦の新聞記事スクラップ等が貼ってある。で、トラビスは回復してタクシードライバーに戻り…とあるのだけど、そもそもトラビスは死んでるんじゃないか?というのがひとつ。もしくは意識不明のまま、病院のベッドで眠り続けてるんじゃないか?というのもある。回復してタクシードライバーに戻ってる姿が妄想や夢ではないとすると…ベッツィが乗り込んできた後、ミラー越しにしか彼女を見ないのは何故か?というのも。今で言えば「俺は持ってる」のに誰にも認められず、誰ともコミュニケーションを取れず、理不尽な理由で銃で人を撃つのは許されてもドラッグや売春は認めずという不可思議な自己規律で自分を正当化する…等、完全に歪んでいる銃撃戦以前のトラビスの表情と比べると、あれだけ撃たれた後に回復して「少女をギャングから救って英雄視される」=社会に認められた後のトラビスの穏やかな表情。これは何を意味するのか?とか。それからベッツィを降ろした後にタクシーで街を流している時の歪んだ景色はなんなのか?ラスト、音楽が一瞬「歪む」、歪んだ直後にバックミラーで何を凝視してるのか?
など…個人的には観返す度に受取り方が変ってもなんら問題無いと思うし「これはこうだ」と解を出す必要は別段無いと考えつつもやはり気になる。異常な人間が社会に認められ受け入れられたことに因り正常になったと思いきや、まだまだ分からないよ。ということなのか?全編通して素晴らしいのですが、なにしろパランタイン暗殺の失敗を挟み、スポーツ(ハーヴェイ・カイテル=ダイヤモンド・ユカイにしか見えない)と絡む辺りからのロバート・デニーロは…もう完全にトラビスがトラビスとして生きてるとしか見えない。スゴい。あらためて後味は悪いし暗いし…感動する要素がストーリーとしては皆無だけど魂を鷲掴みにされてグラグラと揺さぶられる素晴らしい映画。

で…観終わった後、映画館を出る際、入口のスケジュールが書かれた看板、これ文字屋さんが書いてるんじゃないの?雰囲気出てるなぁ…と感心。いや、スクリーンに赤い文字が浮かんだ辺りから「Dream」は吹っ飛んでしまったな。帰りの道でも頭の中はタクシードライバーの劇中音楽が鳴るばかりだった。
あ、そうそう、余談ながらベッツィと映画を観に行く約束を取付けたトラヴィスはいきなりエグいポルノに彼女を連れて行って絶縁されてしまうのだけど…普通なら「これは嫌われて当然でしょ、馬鹿だなー」とか「こんな映画しか知らないなんて…どんな生活をしてきたんだ」とか哀しさすら感じるのかもしれないんだけど…「なんで?なにがいけないのか?」と完全に自分の行動が間違ってないとする彼の姿に少しゾッとした。(ポルノは極端な描写としても)程度の差はあっても意外に多いよ、こういう人。
#93(映画館)

粛々と…

2014年9月11日木曜日
東京地方、朝から雨。粛々と机に向かう。アイミスマイ夏休み。
北海道が大雨で大変なことに…90万人に避難勧告と報道されてたけど
分散したとしても90万人が一時避難する場所なんてあるんだろうか?
札幌には親戚が多いので後で実家に連絡してみよう。
今朝…オバマ大統領がイスラム国に対する空爆を「躊躇しない」といった旨のスピーチ。又、これで泥沼かとウンザリしつつも「ISIL is not "Islamic."=ISILはイスラームではない」というのは彼が判断することじゃ無いでしょと。行動の残虐性について非難や攻撃することは出来ても本質否定しようとかムリな話するなぁと。日付は…9.11、そして米国中間選挙迄、2ヶ月。穿った見方しても意味無いけどスピーチのタイミングとしては万全かぁ。なんとなくブッシュ前大統領と重なって見えた。時間がかかっても対話する道を模索するという選択肢は無いんだろうな…価値観が異なる存在が地球上に居ちゃいかんのか?と。又、絶対的な悪だからドローンで空爆してもOKってことにするのか。永遠に終らないんじゃないのか。
これも今朝観たスコットランドの独立支持陣営(でいいんだろうか?)の動画。独立是非云々とは別に動画の持つ力に感服。「最後迄観て欲しい」とあり、ほんと、最後迄観ると唸る。

で…日本のアレは又残念な流れに。今回も「あ。」と気付いてからなんとなく追ってたのだけど…(気が付いたところからだと)ツイッターユーザーのツイート→外国のメディア、団体が取り上げる→国内のメディアが「海外メディアがこう取り上げました」と報道するという…普段から政治家の持つ背景にアンテナ立ててないのかな。立ててるに決まってんだろ!ってことなら知ってても報道しないのか?違和感無いのか?って思われても仕方ない気がするなぁ。それは週刊誌の役割って程不確かなネタでもないだろうし。追ってた中で今回最初に取り上げたメディアはTIME誌だったかぁ。
Japan's sex equality advance backfires/TheTimes」
写真も見たけど議員会館で撮ってるようだったし。うーん…どういう人脈持ってりゃこういう話になるんだよ?と。しかし、まぁ、こういうのは「なぁ」とか「かぁ」とか歯切れが悪くなりますなー。
さてさて、恒例、以下、観たまんまになってた映画メモ。

「デッドマン・ウォーキング/ティム・ロビンス」
これ過去に観てるはずなのに所々しか憶えてなかった。あらためてじっくり観るとテーマは重いけど素晴らしい映画だった。ショーン・ペンの演技が凄い。監督はティム・ロビンスだったのか!って驚いた。

「ヴァニシング・ポイント/リチャード・C・サラフィアン」
プライマル・スクリームが取り上げて話題になったと記憶。映画の方はそこかしこにディテールを散りばめているものの…スジは特に…それよりダッジ・チャレンジャー主役のカーアクションとアメリカの広大な景観、バックの音楽を楽しむ作品なんだろうな。ボビー・ギレスピーが選んだのだとすれば、らし過ぎる気もする。プライマルのアルバムではオリジナルよりエイドリアン・シャーウッドがリミックスした「エコー・デック」(ダブ・バージョン)の方が格段よかった。

「卒業白書/ポール・ブリックマン」
この映画、過去に何度も観てる。今回は家人が「観たことない」と言うので借りてみた。話も面白いしトム・クルーズもはまってるし良い映画だと思う。トム・クルーズの出てる映画だと「マグノリア」とは…なんというか…作品のクオリティ的には明らかに違いがあるんだけど同じくらい好きかもなー。ポルシェ928なんて懐かし過ぎる。
他に…「タロットカード殺人事件/ウディ・アレン」「砂漠でサーモンフィッシング/ラッセ・ハルストレム」「ミラーズ・クロッシング/コーエン兄弟」「アメリカン・ビューティ/サム・メンデス」(DVD)#92

夏休み 2014#2

2014年9月8日月曜日
東京地方、肌寒いくらいだな。
家の中でも靴下履いてないとクシャミが止まらなくなる。
夏休み…その後、「のんびり」とか言ってたら本当に「のんびり」し過ぎちゃって、必ずやらなければ!としていた家(特にキッチン周り)の大掃除にも未だ着手してないでダラ〜りと過ごしてる内に後半に突入。自身、明日迄夏休みというか明日は半分休みにした。
一昨日は映画を観に行ってきたわけで。

インサイド・ルーウィン・デービス 名も無き男の歌」#85
コーエン兄弟の最新作、と言っても公開は今年の5月だったか?ちょっと遅れて「下高井戸シネマ」で観てきたわけです。都内にも色々と驚く程小さかったり「こんな所に?」的に立地が変ってる映画館があるのだけど、此処が一番立地的に変ってるんじゃないだろうか?そんなに大きくもない(5階建て?)マンションの2階にある映画館。個人的には丁度良いサイズでゆったり観られる、好きな映画館。直近でも4本観たい映画があったので今回新たに入会してきた。で、映画の方、ストーリーは…まぁ、分かり易いと言えば分かり易い。が、コーエン兄弟らしく=「難解過ぎてワケがわからない」方に傾かずに所々に難解(意味が不明)な伏線があり、パッと観は勿論、基本的に予備知識?が無いと考えても分からないものもある。これを例えば…町山智宏さんの解説聞くとかネットでコツコツと詳しい人のブログにあたるとかして解き解していくのも楽しい。あれ?このジーン役の…なんかで観たなぁとぼんやり考えていたら「華麗なるギャッツビー」のデイジー役だったかぁと。キャリー・マリガン、日本で人気出そうだなぁ。いや、既に人気なんだろうか?そうそう、猫がしっかり出てるんだけど猫の名前や他のシーンでも気になるところがあったなぁ。
映画を観た帰りは時間も早いしってことで久々に「中井 くりから」へ。着いたのが…6時半頃だったかな。近所だし店の雰囲気も良いしで好きな店なんだけど…なにせ繁盛しまくっており、時間にも因るんだろうけどフラッと一杯って寄ってみてもなっかなか入れない。席が空いたら電話連絡くれるシステム?もありながら…満席なら仕方ないかーって流れが続いてた。この日は焼き場の近くのカウンターに座れて煙モクモクの中アレやコレやといただいてきた。串も酒も雰囲気も、やっぱ良い店だなーなぁんてしみじみしてると店内激混みに。カウンターにギュウギュウ12〜3人座ってて奥のテーブル席も満卓な様子だったので…店内に30人くらい客が入ってたんじゃなかろうか?大抵の人は串の「ひととおり」から頼むので焼き台の上にスゴい数の串が…煙もハンパなくなり「こりゃスゴいね」と。超絶大繁盛。そんな中でも徹底してたのが店の人の表情や仕草、満席になった店内からの瞬間最大風速的に殺到した注文をこなすだけでも相当大変だったろうけど落ち着いてて受け応えの言葉や店員同士のやりとりも穏やか。こういうの当たり前って人も居るかもしれないけど個人経営?の居酒屋さんでウマくて混雑するコアなとこって好き嫌いは別にして店の人がぶっきらぼうだったり注文の仕方やタイミングを知らないと何となしに気まずくなることが少なくないので、一応。

アレやコレやとすっかり食べ過ぎたにも関わらず〆丼迄いただいて店を後にした帰り道、やっぱ串を焼く音、匂い、煙etc.カウンターの方が雰囲気あるよなーなぁんて話しつつ帰宅。後日、なぁんとなく考えたのが、あの食材=鰻の肝、鰭、諸々…ってどうやって仕入れてるんだろうか…そもそも、あの数の串が成立するのに鰻って何匹必要なんだろう?とか。いわゆる鰻重や鰻丼に使われる鰻と流通の仕組が違うのかな?とか。う〜む…ちょっと気になる。
そして…我家の小さなお客さん。毎日いらしてます。なんと、昨日は目を離した隙に、こっそり座布団に座ってたというので…

専用の座布団を買ってきて定位置に設置。

設置して間もなくご来場され食後は自然に座布団の上で丸くなりスヤスヤ。これは…何処か他に立寄先があるんではないだろうか?

ぷはっ!

2014年8月20日水曜日
東京地方、相変わらずド暑い日が続く。
この暑いのに…向かいの家が今年始めの大雪で積もった雪の重みでひん曲がったカーポートの工事を始めてしまい…昨日は終日サンダーやらコンクリの基礎を解体するドリルのノイズ響き渡り「やめてちょんまげ!こっちは追い込み中なのよ!」さすがに悲鳴を発しそうになるもムン♪と我慢で心頭滅却メーン!集中・集中メーン!と机に向かっておりました。「追い込み」というのも…試験の日付を丸一週間、先週半ば迄勘違いしてたわけで…もー泣きたい。しかし、ここは大人、ジタバタしても仕方ないので薄らとした諦観を身に纏いつつ現時点では終ってて当然の作業(過去問のまとめや白書の読込み)に取り組んでるわけです。哀しい。どう考えても来週やる筈だった所迄は行き着かないでしょう。なんで又日付勘違いしちゃったんだろう?うーむ。
と、まぁ、なワケなもんで…先週、先々週辺りは地元の仲間の誕生日飲み会に於いてヨユーで泥酔ブチカマしたり、更にその酒の席のアルコール脳で「ナイターゴルフ行こうぜ!ウヒャヒャ!」と盛り上がって約10ヶ月ぶりにゴルフ行ってきたり、そのナイターゴルフの翌日は悲劇的な筋肉痛で廃人状態に成り果て半日寝込んだりと…そう、正にその廃人状態の最中、家人と8月の予定について相談してた時「えぇと…試験が月末31日だから…」言い切る前に喰い気味に「え、24日じゃないの?」言われ…受験票を確認したところ…「8/24」明記されてて呆然。一寸凝固氷結。その後に、ふむ…と、にっこり笑って「orz」ってこんな時の気持ちだよね、ハハハ。明るく虚しく。ま、最後迄諦めないでやれることだけやっとこう。再度、うーむ。
さておき、我ながらショックだったのがゴルフ翌日の筋肉痛、実際のゴルフの内容の悪さ(=なんと9H中、意図した通りに出た玉が1球だけだった)にも精神の随を蝕まれるような辛さ厳しさを叩き付けられたんだけど…あそこ迄酷い筋肉痛って記憶に無い。ウォーキングをそれなりに続けてるので足は全く筋肉痛どころか疲れもしなかったのが、臀部から上半身になると様変わり、腰はフワフワ、肩甲骨はバキバキに固まり腕を回すのと声が漏れる程だった。普段、机に座るばかりの生活になり水泳などの運動を止めて久しい。「歳のせいだよ」と片付けるのは簡単だけど、一段落したら何か運動を考えないといかんな。これも、うーむ。
以下、塵も積もった映画メモ。今回はドキュメンタリー。

ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ/マイケル・ラパポート」
ATCQのドキュメンタリー、90年代初頭、「TheLowEndTheory」とか「MidnightMarauders」よく聴いてたし、今でも時々聴いてる。ライヴは一度だけ観たと記憶。映画の内容的には知らないことが多かったなぁ。たしかに政治や暴力とは一線を引いた音楽に特化した、ひたすら音楽が好きな人が創るヒップホップ。特にQティップの語り口は穏やかで言葉も選んだかのように綺麗。当時のヒップホップシーンではこれも珍しかったのだと思う。

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロ達/ミゲル・コアン」
後半の演奏シーンでグイッと耳を惹き付けられる素晴らしい曲があったのだけど、演奏シーンがブツ切れ且つ短かったのが非常に残念。ゆっくり、あの曲を探してみよう。演奏を紹介するというより音楽家個人個人を記録する目的の映画ということだろうか。セルだと演奏シーンが特典で入ってるとか?どうかなー?

「GONZO/アレックス・ギブニー」
サブタイトルに「ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンの全て」とある。ヘルズ・エンジェルズの一件は知っていたけど他にもエピソード盛り沢山過ぎてゲップ。キース・リチャーズが自宅でのパーティシーンでチラッと映ってたり。それにしてもジョニ・デップは本当にこの人を敬愛してるんだなぁ…この映画でもナレーション&出演してたし「ラムダイアリー」(だっけ?)とか「FearAndLoathingInLasVegas(ラスベガス☆71)」の実写版「ラスベガスをやっつけろ」にも出ているようで。観たい気もするけど原作と挿絵で充分かな、とも。挿絵のラルフ・ステッドマンが大きく取り上げられてたのは良かった。おまけ、前述の「ラスベガス☆71」の装丁はLSDのシートを意識したようなミシン目が入った厚みのある紙で、裏表紙を開くと所々シートを切り取ったように段々になっている。喰ったら飛ぶかな(笑)?
他には…「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ/バンクシー」「NO NEWYORK1984-91/アンジェリーク・ボジオ」「ROCKERS/津島秀明」(DVD)#84
えーと、バンクシーの映画は…ちょっと微妙でそのまんまにも取れるし…全体がジョークのようにも。NO NEWYORKは…音楽の方のドキュメンタリーかと思いきや、こっちだったか…と。作品中にも出ていたリチャード・カーンのリディア・ランチが出てる、ドライブして…みたいな映画、だいぶ前に観た。尤もリチャード・カーンは知らなくて「これリディアが出てるよ」と友人が見せてくれたもの。正直、キツかった。なんでこんな映画撮るの?って。人によっては全く受け入れられないガサガサした狂気。サーストン・ムーアがインタビュー出演してた中で印象的だったのが「今度はGGアレンとヘロインで…」という映画を創るとかって話を聞いて「あ、そう。じゃあ数年後に。(つきあってられっかよ。って感じかな)」と言ったってくだり。監督のインタビューが収録されてたので観てみたら意外な事に(?)フランスの若い女性監督だった。ソニックユースが好きな所から入り込んだそうだ。よくこれだけ調べてまとめたと感嘆。フィータスが「出演を承諾しなかった」一人として挙げられてた、ある意味納得。しかし音楽的にはフィータスはこの頃が一番突き抜けてた気もする。etc..etc..なんだかんだ言っても好きなんだなぁ、この頃のニューヨークのヒリヒリした音楽が。映像の方は…ちょっとごめんなさい、大抵のものはムリですってとこで。

暑さ、ひといき。

2014年7月29日火曜日
東京地方、先週末からの暑さ&熱帯夜も一段落。
夏の間、こんな気候だったらラクなんだけどなー。
数日前から以前挿し木した紫陽花の新芽が出てきた。
いやいや…またか…といった感。
関電、歴代首相に年2千万献金 元副社長が証言 asahi」
↑原資は全て電気料金。
中部電力、政界に裏金2.5億円 元役員が証言 asahi」
↑電気料金で賄われた可能性がある。
ひとつ目の記事は当事者の片側からの告発ではあるけど、定期的に出てくるこういうの他のメディアも連携して掘り下げればいいのにね。と、思ったり。しかし、番記者と代議士間の不必要な距離の近さ(誕生日プレゼント渡したり、懇親会でカラオケ行ったり…etc.)や首相がメディア関係者と飯食いまくってんの見るとムリなのかなーとか。現職の総理閣僚や議員とメディアは一定の距離を置くのがスタンダードでないのかな?って。よく知らんけど。新聞購読したり淡々と電気料金や税金払ってる側の身にもなってくれよと。一時、結構話題になったけど、その性質からして電気料金の使途大筋って公にするべきなんじゃないかと。
さて…以下、いつものように溜まった鑑賞済映画を記録。
今回は同時期に観てたわけじゃないけど怖い映画が揃った。

「ノーカントリー/コーエン兄弟」
ハビエル・バルデムの微妙なヘアスタイルに初めの内は「クスッ」と…それが徐々におそろしくなってくる。映画の中の「殺し屋」としては相当突出した存在感だった。コーエン兄弟作品では「ファーゴ」と並ぶかもなぁ。

「羊たちの沈黙/ジョナサン・デミ」
観よう観ようと思っては観そびれてた映画。映画としても文句無しに面白かったけど、更に問答無用にジョディ・フォスターが素敵だったな〜(^-^)♪この映画も続編があるようだけど面白いのは本作だけなのかな?キャストもレクターさん以外は代っちゃうみたいだし、となると…あまり観る気しないかも。

「インランド・エンパイア/デイヴィッド・リンチ」
わけがわからないわけ。この映画は公開時に観に行こうとしている内に終ってた記憶。たしか恵比寿ガーデンシネマ単館上映だったかと。その後、なんとなく観忘れたままだった。理解不能な展開が占める割合が多い。おそらく監督本人も全体のストーリーとして「こうだ」というのが無いんじゃないだろうか。その破綻してる所が好きという人やきれぎれの映像や音楽こそを楽しむという人には大丈夫な映画かもなぁ。ただ、残念なのはカメラのせいか撮り方のせいか、ちょっと映像的に弱い部分が多い気がするところ。今の所、これが最後の作品になってる。色々な意味でもう映画を撮れない、もしくは撮らないのかもしれないなぁ。
他には…「カサンドラズ・ドリーム 夢と犯罪/ウディ・アレン」「リトルランボーズ/ガース・ジェニングス」「水の中のナイフ/ポランスキー」「バーン・アフター・リーディング/コーエン兄弟」「バッドサンタ/テリー・ツワイゴフ」「イエスマン/ペイトン・リード」(DVD)#78

カサヴェテスをレンタルで。

2014年7月16日水曜日
東京地方、暑い。夜はにわか雨とか。
週末は天気下り坂、来週には梅雨明けかな?
今朝、やっと普段通りの睡眠を経て普段の時間(7時頃)に起きられた。夜な夜なワールドカップ観てた影響か昼間眠気に耐えられなくなり昼寝して夜眠れなくなったり、そうでなくても夜中の3時頃にハと目が覚めてそのまま眠れなくなったり、朝起きてもボゥッとして食欲無かったり、開催期間終盤にはなんだか一日中体がダルかったり、挙げ句の果てには足が張ったりむくみだしたり肩がパンパンに凝ったり…と。丁度、梅雨時に重なったのもデカかったのか?ついつい夜中に呑んだり食べたりしたのがいけなかったのか?とか、まぁ、なにしろズタボロだったのだけど、それも今日回復したのでヨシ!と。思ったより回復早くて助かった。
しばらく前にジョン・カサヴェテスの作品群がDVDレンタル解禁?されたので一通り借りて観た。これまでは「グロリア」とか一部の作品を除きレンタルがあってもVHSのみだった。そもそもレンタルVHSを取り扱ってる店が少ないので目にする機会はかなり少なかった。で、まぁ、以下、そんなに差は無いのだけど良かった順に並べてみると…。

「こわれゆく女」

「アメリカの影」

「オープニングナイト」
順番と書いたけれど、僅差。特に「アメリカの影」は初めて観たけどなかなか渋かった。音楽はチャールス・ミンガス。それにしても、この人は街をクールに撮るよなぁ。余談ながら「ハズバンズ」ってまだ観てないんだけどDVD化されないのかな?
で、これは番外。

「フェイシズ」
「映画は映画館で観た方が良い」というのは一般的に正しいというか当たり前の話。家庭でそれなりの設備を揃えてもやっぱり映画館のクオリティには及ばないのが普通。まぁ世の中には例外もあるだろうけど一般的な住宅では色々な意味で難しいかと。幸運にも少し前に映画館で「フェイシズ」を観ていたので…やはり比べてしまった。あらためて自宅で観直してみると音や映像全てにおいて「特に」映画館で観るべき映画だった感。一般家庭で観る時は部屋を真っ暗にして大きな画面で音を出来る限り大きくしないと…なかなか良さが伝わらないかもなぁ。#69

C R A S S.

2014年6月26日木曜日
東京地方、晴れ。梅雨本番はこの後だとか。
サッカー日本代表「やめてくれぇ!」って試合だったなー。
色々、批判も出てるみたいだけど…日本って街中の公園でも「サッカー禁止」「球技禁止」とかフツーにあるしなぁ。南米なんかだと場所があっても無くても裸足でもボール作ってでもサッカーやってるみたいだし。そりゃ、敵わないのも分からないでもない。底辺から支えていくって考えも必要なんじゃないかなーと。週に数回の習い事じゃあ、いつ迄経っても南米レベルには追いつかないでしょー。それで「絶対に負けられない」って精神論ばっかりじゃあね。個人的には毎回出場できるようになっただけでも大したもんだと思ってるし、今大会の試合内容や結果にはガッカリしたけど、それでも毎試合楽しみに観戦したよ。それから、一言書いとけば、あのNHKのヘンなテーマソング、あーいうの嫌だな。歌詞もなんだか時代錯誤してるような感じがするし、スポーツや音楽を「国威発揚」とかってのに使ってるよう感じさせられるだけでも反吐が出ますので。
電力会社の株主総会があったそうで、まだ「原発再稼働」に拘ってるとか。なにかあったら非常に面倒なことになり多くの人に迷惑をかける大迷惑装置なのが分かったんだから安定供給もへったくれもないんじゃなかろうかと思ったり。そんなに安全だって言い張るんなら「充分な補償のある保険に入ってから再稼働してくれよ」といったところだろうか。事故後、今迄、いったいどれだけの税金が投入されたかも定かで無いし、今後、廃炉達成や廃棄物を処理するのに限ってもどれだけの時間と労力と費用を必要とするのか定かで無いし、なによりいまだに故郷に帰れない人々や、ただでさえ暮らしていくのって大変なのに余計な心配や軋轢を抱えなければならない人々がどれだけ居るのかって話。

さて…過日「CRASS:ThereIsNoAuthorityButYourself」を観に行ってきた。
短いドキュメンタリー映画だったけど、CRASSって噂が噂を呼んでとんでもなく危険なバンドみたいなイメージがこびり付いてたのが一部刮げ落とされた感。「CRASS呼んだら100人来るぞ」とか「批判したら襲撃された」とか…諸々。確かに「バンド」の枠に収まらない政治的な活動は実際にあったようだけど。ペニー・リンボーの語りを聞いていると「YesSir,IWill」の音楽的な懐の深さにも納得。観に行ってよかった。それから、このバンドはアートワークでも多くの影響を後に与えていることをワザワザ書くことも無いけど映画館にポスター等が展示されていたのが貴重だったな。で、「なんで今CDを再発したり、映画を創るんだ?」(実際には5〜6年前?)という、ちょっとした個人的疑問にも合点がいいった。これは映画を観る前から想像してたけど超攻撃的なイメージと実際の人物像の知的さのギャップが興味深いというか、ただ攻撃的なだけでは彼らの歌詞、音楽、アートワークは存在しなかっただろうな、と。

その後、これは本当に久しぶりだったのだけど…
「さらば青春の光(Quadrophenia)/フランク・ロッダム」を観た。
何年ぶりだろう?たぶん…25年ぶりくらいかな?たしか…これ初めて観た時、まだ二十歳にもなってなかったんだよな。説明の必要も無いかもだけどTheWhoのアルバムが下敷きになってる映画。今観てもモッズ、フレッド・ペリーやベスパ等、映像的に非常にクールなんですが…ストーリーってこんなに単純というかシンプルだったかなぁ…とか。なんとなく思い浮かべたのが…ジョン・レノンの映画(「イマジン」だったかなぁ)でファンがジョンの屋敷に忍び込んでしまうくだり、ファンが「あんたに憧れて…」みたいな事を言うのにジョンが「そんなもんじゃない」って諭して飯を食わせてやるシーン。不良に憧れて無軌道に振る舞う主人公にそんなシーンを朧げに投影しつつ思い出し、ひとしきり感慨。
#65