8/14 魂、ワシ掴み。

2011年8月20日土曜日
東北新幹線で福島へ。
行ったことない土地だし事前情報もあまり集められなかった。
いやーどーなっかなー?楽しみに東京駅迄イソイソと。
えー。別にわざわざ新幹線の写真を撮りに行ったわけではなくて
ホームの端っこに喫煙所があるので煙草吸いに行った帰りに撮った。
しかし…少なくなった喫煙所はどんどん拷問的な状況になりつつある。
あんなに狭く煙い中、煙草吸ってもウマくないし落ち着かない。
我慢出来るもんならしたいんだけど…おそらく皆そんな気持ちだろう。
もうちょっとなんとかして欲しいよなー。別に法律違反してないし。
禁煙エリアで煙草吸って非難されるのは当然のことだろうけど
喫煙所で吸っててもなんだか非難されてるような気がしてならない。

(以下、文中敬略)

東京から福島へは90分程。アッと言う間でも無いけどあっさり到着。
駅から出る時がその街とのファーストコンタクト!思っていたら…
改札を間違えたのか駅ビルの中に入ってしまい、ちょっと戸惑う。
なんかちっさい出口から吐き出されたのは…バス停近くだった。
今迄、報道でしか見てこなかった地名が目の前に。
駅東口前に廻って1枚。
駅前の気温は37.5℃を表示していたけど写らず。
とにかく…暑い。思っていた以上に暑い。盆地だからとのこと。

で…昼飯と思いつつセンター的な通りをふらふら歩いて宿方面へ。
途中遠くから音が聞こえてきたのでプレイベントかなー?とか。
荷物を置きに宿に着くと…玄関が閉まっていた。
電話すると…買い出しに出ていて30分程で戻るとのことだった。
此処で偶然にも明日のフェスに行くという関西から来た人と出会う。
少しフェスの話などしてから荷物を持ったままプレイベントの会場へ。
パセオ通りという街中のアーケードというか商店街的な場所だった。
とにかく腹減ったー…歩き廻るも…お盆休みか時間が半端だったのか
店がなかなか見つからない…チェーン店舗はあったけど…
アタリを付けてたラーメン店は既に昼営業を終えていた。がーん。
なるべく地元の雰囲気を味わいたい…そんなことを考えながら。
結局あちこちで演奏を観つつパセオ通り周辺をぐるぐる二廻り程してから
会場の出店でジャークチキンと地ビールを。
地ビール屋さんとビールの種類について話す。帰宅して調べてみると…
有限会社 福島路ビール」と判明。とても美味しいビールでした。
そう言えばこの時、演奏してた人が「今の気温は40℃」
「やってる俺も観てるあんたらもスゴい!」と言っていた。
すっぽんの歌、歌ってる人居たなー。裸足で歌う女性も迫力あった。

そろそろ…と宿に行ってみたら玄関が開いていた。
駅近ビジネスホテルが手っ取り早いかとも思ったけど
手っ取り早く済ます必要も無いね。思い直して雰囲気を優先してみた。
こんな感じで雰囲気ナイス。部屋で一休みしてると…夕立。
雨が止む迄、部屋で地元紙に目を通してシャワーを浴びてから
再度、パセオ通りへ。

丁度、遠藤ミチロウwith坂本弘道のライヴが始まるところだった。
もー…始まった瞬間に魂をワシ掴みされる。終る迄息が抜けなかった。
不覚にも三度程涙が溢れそうになり、一回は溢れた。
音楽を聴いて涙するのはひさしぶりのこと。
歌詞や曲は勿論、演奏全体から投げつけられる
エネルギーの塊にひたすら打たれ続け感極まったのだろう。
これが観られただけでも福島迄来てよかった。そう思った。
会場は北日本銀行福島支店前の駐車場のようなスペース。
夕立後で演奏中は遠くでずっと稲妻が光っていた。
たぶん、これは、一生忘れられないライヴの一つに〪ると思う。
Knockin'OnHeaven'sDoorは今迄聴いた誰のものよりよかった。
終った後は…長い溜息をついて路に座り、ビールを呑んだ。
(余談ながら坂本弘道の演奏は福島滞在中4回観た。)

ビールをゆっくり呑み干してから立ち上がり夜の街をふらふらと。
途中、野良猫の喧嘩を仲裁してみたり。
かなり気合いが入っていてお互いなかなか諦めないので困った。
やがて…(後で調べたのだけど)県庁通りに出る。
行くあても無かったので頭の上の蛍光灯を追ってしばらく歩いた。
すると…ビルの屋上に提灯がぶら下げてあるのが見えた。
ビアガーデンかなー行ってみっかー階段を昇り屋上に出ると…
ここでもライヴ。女性シンガーがWhatAWonderfulWorldを歌ってた。
TreesOfGreen...そーだよなー。気持ちよく聴いた。
その後にはチンドン屋的バンドが出て、こちらも楽しく聴いた。
次もあるのかなー。出店してた地元の酒屋さんに尋ねてみると
「次は七尾旅人さんですよ」言われたので観ていくことに。
ゆったりとした時間の流れ。演奏もよかった。

これにてこの日のライヴは終了。音楽にまみれた幸せな一日。
このあとは…ふらふらと宿に戻って風呂に入り鮫のように眠った。