8/15 だからいつものばか騒ぎ。

2011年8月20日土曜日
「8.15 世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!」当日。
この日の総歩数は19,371歩。総歩行距離は16.18km.
宿からシャトルバス乗り場への往復以外は殆ど会場内で歩いた。

朝起きると…洗面所で関西方面から来た人と鉢合わせ。
お互い観てたようで昨日の遠藤ミチロウの演奏の話を少しした。
初めて観たけど彼女も激しく感動したということだった。
じつは…この日、早く起きて「福島大風呂敷」に参加するつもりが…
ちょい寝坊して間に合いそうもなくなってしまった。がーん。
こうなったらゆっくりして体力温存しておいてから行くかー!と。
予定よりだーいぶゆっくり目に宿を出た。

(以下、文中敬略)

この日観て廻った流れは…
福島音楽解放区→オーケストラFUKUSHIMA!→福島群読団→
遠藤賢司→詩の礫→ムーン♀ママ→木村真三報告会→
スターリン246→渋さ知らズ こちら当日の「タイムテーブル

宿を出て駅からシャトルバスに乗る。思ったより全然空いてた。
帰りのバスが混んでたら歩いて帰ってみようか10km.くらいならね。
なぁんて軽く考えてたけど…とーんでもなかった。
ぐんぐんとバスは走り…どんどん山の中、いや、山の裾野的エリアへ…
もし、帰り歩いたら…遭難しかねない。絶対ムリ。
道中、修理されていない民家の瓦屋根がチラホラと…印象的だった。

かなりスムースに11時過ぎか…現地着。
駐車場から四季の里迄歩く間に橋を渡る。
その橋の下を流れる川の名は「荒川」。スーパー親近感。
もしかしたら…今更急いでみたけど「大風呂敷」は完了してた。
これ全部縫ったんだ。敷いたんだ。すげー!

人はまだ疎らだった。会場内では福島音楽解放区が始まっていて
あちこちで思うままに色々な音楽が演奏されてた。
適当に腰かけ左右の耳に届く様々な音楽や眺めを楽しんだり。
会場をゆーっくり歩いて廻る。いいなー。音楽が溢れてた。
腹が減ったので会場地元の荒木という地域の蕎麦をいただく。
お客さんどこから?尋ねられ、待ってる間、ゆったりトーク。
なんでこんなに人が集まるんだろうね?とか。それは。とか。
着ていたTシャツには「まけないぞ福島」と書いてあった。
蛍光ブルーのTに蛍光ピンクのプリントというクールな色使い。
蕎麦打ちの写真撮らせて貰って良いですか?尋ねると…
「いいよー!撮ってー!」一枚撮らせていただく。
で、昼飯。十割手打ちそば。うまかったー♪

そうこうする内に1度目の雨。テントで雨宿り。かーなり降った。
雨の合間もテントの中で演奏する人が居たり
あちこちで合唱とか輪唱。カエルの歌が〜♪とか。
雨が止むのを待つという感覚が希薄な時間。楽しかった。
雨も止み…あっという間に晴れる。この日1回目の乾杯!
場内通路以外は殆ど大風呂敷の上を歩くわけなのだけど…
初めの内、布に書かれたメッセージを読んだりしていたので…
なんとも土足で踏むのを申し訳なく感じた。
が…布を敷いたそもそもの目的が肌への直接被曝を軽減する為なので
むしろ靴を履いたまま歩くのが適当なのかもと考え直す。
メッセージが書いてあるところは避けるようにして大風呂敷の上を歩く。
人もぼちぼちと入ってきたようで…
やがてオーケストラFUKUSHIMA!が始まる旨のアナウンス。
素晴らしかった。観衆も一緒になれるタイミングがあった。
コール・レスポンスとはちょっと違う…参加する瞬間。
なんというか…サラッと観衆が参加出来るタイミングを提供してくれた。
拍手&歓声でオーケストラFUKUSHIMA!に参加。よかったなー。
福島群読団2011を観るというか聴いてから又会場を彷徨う。
その後も出店を廻ったり放射能関連の表示を読んだり。
昨日市内で出店してた地ビール屋さんや屋上に居た酒屋さんと話す。
おやつはもろきゅうに地ビール♪
ステージの方から音が聞こえたのでゆーっくり移動。
遠藤賢司のセッティングを眺める。ゴロン。寝転がると、空。
演奏が始まる頃に…ポツポツと雨が落ちてきたので…
今度はバッグから合羽を出して羽織っておいた。演奏が始まる。
「不滅の男」から。やがて土砂降りに。合羽着て盛り上がる。
気迫のこもった演奏。強靭で説得力があった。
「ちゃんとやろう」という言葉が心に響いた。
演奏後は雨も上がり、やがて詩の礫が始まった。
これは…恐怖、怖さも感じたし…怒りや悲しみも。痛い程。
そのままムーン♀ママ。いやー素晴らしかった。
ギターの使い方が自分にとってモロにツボ。がっちり。轟音。最高。
その後はそのまま木村真三報告会を聴く。
以前、NHK「ETV ネットワークでつくる放射能汚染地図」に出演された方。
メディアの情報で信頼出来るものが少なかった時期に番組を観て真剣さを感じた。

静寂が観たかったものの…その後、あづま球場に移動。
タイムテーブルの図を見てちょっと不安だったのだけど…
やはりこれは…バンドにとっても観衆にとっても大変なステージだなぁ。
バックネット越しに観るというのも…これはなかなか難しい。
ただ…整備されたグラウンドに前のめりの客を入れたら後がもっと大変か。
到着してしばらく、爆竹があちこちで鳴りスターリン246。人生初スターリン。
アザラシって曲を昔ラジカセで聴かせてもらった以外曲を知らないので
アザラシやらないかなー。なぁんて思ってたら最後の方にやった。(と思う。)
ここでも全ての出演者に通ずる以上に遠藤ミチロウは気迫の塊だった。
最後は…渋さ。これは盛り上がらないわけなかろうと。
スタートに遠藤ミチロウとKnockin'OnHeaven'sDoorを。昨夜の記憶蘇る。
もーあとはネットとかステージとの距離とか関係無しに踊ったり叫んだり。
たしか…玄界灘がセーブザ福島とかだいそれたことじゃなくて
俺たちはここに音楽をやりに来た。だからいつものばか騒ぎって叫んでた。
考えるべきことは後にゆっくり考えよう。
音楽が鳴ってる間は音にひたすら身を委ねた。

このビデオいいね〜。ふんどし楽隊。カオス・トランス。たのしそ〜♪

終演後…シャトルバスに乗って市内へ。
宿に戻りゆっくり風呂に入った。疲れてはいたけど…
気持ちが昂ってたのか眠れないのでTV眺めながら軽く呑んだ。
NHKで「胡桃の部屋」ってドラマをやってた。
会場でサントラ売ってたなーとかぼんやり思い出しつつ。
なんともヘヴィな内容だったけど音楽はよかった。
井川遥が奥さんでどうしたら浮気する気になるんだよ。とか。
あるシーンを中野の飲屋街にあるホテルワールド前で撮影してた。
最近は少しだけ整備されたけど中野の飲屋街でも吹き溜りのような場所。
たしか…脇毛を生やしたAV女優が飛び降りて怪我をしたとか
オウム真理教が中華屋出しててメニューに「ハルマゲ丼」があったとか。
エンディングテーマを聴いて…あーいー曲だなー…思いながら…
気絶するようにクラッシュ。たぶん…夜中の2時頃だった…はず。