はしりがき 2/5

2010年2月5日金曜日

今朝起きて目覚まし時計を手に取り眺めると…温度表示が…5.1℃。寒い。
ベランダに出て水槽をチェック。薄氷が張っていた。ガラス蓋にも氷。
中に居る魚が気になるが…寒さのピークで刺激するのも良くないと…放置。

昨夜はドラマ「不毛地帯」の日(笑)初回からずっと観続けている。
だいたい…TVドラマは途中で観逃してしまい…その時点で観なくなる。
TV番組を録画する習慣が無いので仕方が無い。
まぁ…この流れなら何年かぶりに最後迄観られるかな。と。
瀬島龍三が主人公のモデルと聞いて、ある程度ネタバレする気もしている。

さておき。過去に戦時に組織されていた○○機関の生き残りという
じいさんと仕事で一緒になった事を思い出した。
誰にでも人生の中で「不思議」であったり「謎」な人物に出会う事はあると思う。
自分にとって、そんな人物の一人だったのだけど…
出社する時は仕込み杖を持って都バスに乗ってくる。
あれは仕込み杖だと社長が言うので…冗談だと思っていたら
ある日、じいさんが会社の机の上に杖をのせて手入れを始めた。
カチッと音がして杖が取手と柄の部分に別れる。中には真剣が入っていた。
退役軍人?がもらう菊の紋章が入ったタバコを吸いながら
戦争の話をしつつ…こう…掃除するでもなく手入れをしていた。
本当に真剣を仕込んだ杖を持って都バスに乗り、毎日出社していたようで。
この会社にはもう一人社員がいたのだけど、彼は拳銃の所有許可?を得ていて
アメリカ大使館に所謂、顔パスで入れたそうだ。(実際に見た訳ではないけど)
詳しい事を聞く前に入れ換わりのタイミングで出社しなくなったので定かでない。

じいさんの口癖は「こんな所に居たらダメになる」って事だった。
結局、使用期間の三ヶ月が経って社長と「どうする?続けるか?」という話になり
就業時、説明された業務内容と実際の仕事内容が異なっている事を理由に辞めた。

戦争の話にあまり興味が無かったので、じいさんや社長のしていた怪しい話も
その殆どがおぼろげにしか思い出されないのだけど…不思議な体験だった。

なんとなく、思い出してつらつらと。しかし…思い出しても…謎。