A Love Supreme.

2010年2月4日木曜日
雪や雨が降り、釣りに出られない。
昨夜は準備をして…ドアを開けてみると…雪。
多少の無理はOKだけど無謀は禁物。続かないので。

少し前からこれを聴き続けてる。
さすがに、過去、聴いていた時期はあるのだけど
先日アップしたオラトゥンジ・コンサートに受けた衝撃もあり、引っ張りだした。
聴き続けている中、図書館に行った際、この本を発見して借りてきた。
サンタナ、ボノ、ラヴィ・シャンカール。
スーパー・ミュージシャン(いわゆる)からの絶賛を超える賛辞から始まり…

「しわくちゃの衣服でクラブに現れ、ステージ上で心ここにあらずといった様子で鼻をほじくったり、意識がもうろうとなったりし、麻薬が手に入らないときはバーで大量に酒を飲んだ。」(抜粋)

そしてマイルス・デイビスに殴られ、その場を立ち去る。
この辺だけ読むと…終ってんじゃないの!ってなところですが…。
とにかく…このように、彼がトンネルに入り込んだ辺りの描写も生々しく。
全体的にインタビューを多く挿し込んでいて客観性がわりと強い読み物だと思う。
しばらくしてトンネルから抜け出し、啓示を受けたような状態になり…
後に一旦のピークとされる上述のアルバムを録音する。
録音迄、ツアーに出て取り憑かれたように演奏している頃の描写も生々しい。

本は、まだまだ途中なのだけど面白い。
これは原書を探して買ってみようかとすら思ってる。
アルバムに関しては…「これはジャズじゃない」って意見もあるみたいだけど
「ジャズとはこういうもの」って分からないし興味もないので
同時に「ジャズじゃない」ってのも、どんな意味か?分かりようがない。
サンタナのように「どこか宇宙の彼方からの襲来」とも思わなければ
ボノみたいに一睡もせずに聴き続ける勢いでも今のところないのだけど
以前(二十代の頃)聴いていた印象とは違って聴こえる感もある。
こうして魅力に気づかなかった音楽を再発見出来るのは嬉しいことであり
ささやかではあるものの、贅沢な時間の過ごし方だと思う。